丘のむこうの小さな町へ (新大草原の小さな家 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062522540

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  • 鉄道がもたらした西部開拓時代。電信も開通していてローラの少女の頃とは大違いだが農夫に冬の嵐の日以外は休みがないのは同じ(マンリーの親は日曜日は休む篤信者だった)。イジメがあるのも学校の先生に当たり外れがあるのも同じだが、自然と向き合う時間が長いから大きな悩みではない/子守は少し大きくなった子供の役割。竜巻で赤ん坊が降ってきたのには驚いた、実話だろう。今も変わらない気象条件下で農民は生きている。鉄道が原因の火事…/一番大きな悩みは現在と変わらぬ“カネの無いこと”、土地を自分のものにすることのできる税金は高い

  • ロッキーリッジへ越してきて2年後,エイブとエフィーの結婚式の夜から。
    線路の続く地平線の向こうへ思いを馳せるローズ,豚のしまつ,タモシャンター帽,クロウ先生。願いのかなう本。ブランチの誕生日パーティ。竜巻サリー。おじいちゃんとおばあちゃん。列車の転覆事故。雨の春と日照りの夏と火事。そして丘のむこうへ。
    少女時代を終えて少しずつ大人になってゆくローズ。

  • エイブとエフィーが結婚したり、子供が生まれたり
    いろんなことが緩やかに変わっていくのと同時に
    火事や竜巻やクーリーさんの死や
    辛いことがいろいろと襲い掛かってくる。
    竜巻で赤ちゃんが降ってきたのには吃驚したが
    その子の両親が見つかるまで面倒を見たり
    また、エフィーが生んだ双子の面倒を見たり
    ローズがまた大人に近づいた様子がよく判る。
    一人っ子であるローズの場合は近所の人たちとの交流の中で
    こうやって成長していくんだな、と思った。
    そして、人が死ぬことと生まれることは大概セットになっている、というか
    去って行く命があれば生まれてくる命があるんだ、ということを
    改めて心に刻んだ気がする。

    エフィーのお腹が大きい頃に
    ローズに『赤ちゃんは何処からお腹の中に入れるの?』と訊かれたローラが
    『生命の神秘』だの『結婚するときになったら判る』だの
    答えを有耶無耶にして煙に巻こうとしているくだりが面白かった(爆)。
    世のお母さんは大概覚えがある遣り取りではないだろうか(笑)。

    竜巻のエピソードについてはタイムリーすぎて怖かった。
    家からほんの5kmほどの場所が被害に遭ってるというこのタイミングで出くわすとは(´・ω・`)

  • やっぱり、旱魃や、竜巻などは恐ろしいと、感じました。

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