月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062550727

作品紹介・あらすじ

「私を、異界へ喚んだのは、誰?」海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友-楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、"なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?"その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる。

感想・レビュー・書評

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  • 「私を、異界へ喚んだのは、誰?」海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友―楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、“なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる。
    「BOOK」データベース

    設定はファンタジーだが、人の心の問題を扱うカウンセリング小説にも読める.
    自分の行動・心をコントロールするのは、自分.一つの物事をどう見るのかは自分の考え次第なのだ、ということを主人公の陽子が直面する出来事とそれに対する陽子の心の声を通して教えてくれる.
    親に、友だちに合わせるのは、本心からそれがいいと思っているということではなくて、その方が楽だから、結局は怠惰なのだ、という陽子が悟った心境に共感.

  • やっぱり何度読んでもいい…
    色々と感想はあるけれど言葉にならないのでひとことだけ。結びが一番好きです。

  • 楽俊との出会いがキーポイントで
    ターニングポイント。
    それからの陽子の踏ん張りと努力に涙。
    どんどんスケールが大きくなる、
    そんな世界観に脱帽。

  • 上巻に続いて【勝手に再読祭り】
    苦悩の上巻とは一変して救われる下巻です。

    上巻にて人を信じられなくなった陽子だが、楽俊に出会って"陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることは何の関係もない"ということに気づかされます。
    とことん追いつめられると人はこうも醜くなるのかと思いましたが、陽子にとってはそれが必要なことだったのでしょうね。苦悩を知っているのと知らないのとでは全然違います。上巻あってこその陽子なのでしょう。

    成長ってなんだろう、と考えさせられるとても良いお話でした。
    最後はすこし飛ばしすぎな気もしますが、アニメではもうすこし掘り下げられているようなので本書と合わせて観るとより深くわかるのではないでしょうか。
    結論から言いますと、楽俊素敵、ですね。異論は認めます。

  • 上巻を旅先で再読したので、下巻読みたい病が大変でした(笑)

    のけから楽俊登場。
    その彼を形容する言葉のひとつひとつや、動作の表現などにもう癒されまくりました!
    自分の頭の中で勝手に可愛くしているだけだろうなと思っていたのに、公式がそうでした…さすが主上は萌えを何だか分かってらっしゃる…とかいう不埒な感想を抱きました(笑)
    もう楽俊を見ているだけで、溶けそうなほど癒されます…。

    楽俊と陽子の関係がすごく好き。
    この二人はずっとこうしてこのまま、生涯の友であって欲しいなぁ(赤毛のアンか!?)

    にしても、下巻の陽子の自分との対峙で導き出した答えとか、決意とか、心の変遷とかが、すごく納得できる流れで、うまさにうーんと唸りました。
    最後の景麒奪還は、ちょっと急ぎ足っぽい印象を受けたのがちと残念。

  • (上巻のレビューからの続き)

    超良かったー面白かったー。
    〈上〉でイライラさせられ続けた分だけ、〈下〉でより深く納得できた感じ。

    異界に来たのに何でかわかんないけど言葉が解っちゃうっていう違和感を表すためのカタカナ表記だったってことに脱帽。
    特に「ジョウユウ」に字を訊く件。音だけでなく表記文字をも知ることで、やっと相手をちゃんと知ることが出来たと思えるっていう。漢字の国の人ならでは感覚だろうけど、言われて初めてそうだな~と思いました。

    主人公の弱さも然り。

    自分専用の宝剣もらって、勝手に上手に戦ってくれるシモベまで憑依させてもらって、そこまでお膳立てされてどうして「戦いたくない」になんの?
    他人の顔色ばかり窺っていた向こうでの暮らしは間違いで、あなた本当はこっちの国の女王様なんですよって願ったり適ったりの状況で、なんでスパッと「やります!」って言えないの?

    そもそも私がそんな風に思ってしまうのは、他の多くの物語がそのように展開してゆくものだから。
    平凡な女子高生の元に突然現れる金髪美青年。彼に誘われて異界へ。
    平凡なんてとんでもない。あなたはオンリーワンでプライスレスな女王陛下。
    まさに王道ファンタジーなのに、陽子は遠回りばかりをする。

    でも実際、人間が成長する過程っていうのは迂遠なものなのかもしらんね。
    ある時突然「チャラララッチャッチャッチャー」とファンファーレが鳴り響いてレベルが上がった!かしこさが2上がった!すばやさが1上がった!……とはいかないですもんね。
    悩みまくって迷いまくって泣き叫びながら3歩進んで2歩下がるのが成長。
    陽子も随分、悩みまくって迷いまくって泣き叫んでたなあ……。

    期せずしてそんなことまで考えさせられた『月の影 影の海』。
    世界観は大体わかった。この勢いで次も読みます。

  • 楽俊が登場
    獣っぽい人もいる世界なのね

    国の仕組みや生物のアレやこれや、現代日本との関係等の世界観の概要説明

    雁国の延王は500年の治世って事は戦国時代あたりの人?
    そもそも時間の流れはこっちとあっちで同じなのか?

    巧国の塙王も一見暗愚に思えるけど、ただそれだけじゃない事情とかあったりするんだろうか?
    胎果の王のアドバンテージはあるようなないような?
    近代の海客ならまだしも、延王とかどんな生活してたかまだわからないけど本人の資質のおかげなんじゃないか?

    一番よかったところは、楽俊との「信じる」とは何かの会話のところかな
    信じるか信じないかは自分の問題であって、その結果相手がどうしたとかは関係ないんだよな

    今後、楽俊はストーリー上でどんなポジションになるのかね?


    あと、魔性の子との関連があとがきで書かれてある
    作品名は明記されてはいないけど、あっちでも王ではないとか麒麟とか言ってるし、こっちでも高里って名前が出てるし、発売時期からして明らか

    魔性の子は十二国記と知らずに読んでしまったけど、あの作品をホラーとして読めたのは僥倖
    ま、内容は殆ど思い出せないんだがね

    泰麒の話を読むのが楽しみだ

  • 異界へ突如放り出され、生き続けるために甘さを捨てざるを得なかった陽子。救いの手に対しても不信の念を拭えない。
    追い詰められた時に人はどうなるのか、自分はどこまで正気を、そしてきれいごとを保てるだろうか、と考えさせられました。
    ストーリー自体は、上巻が、さらわれて戦ってボロボロに。下巻は助かって旅して決断する。
    上巻の、え、まだそう来る?はなくて、あ、そう、あら、そう、と成り行きを見守る感じの下巻でした。
    他の国の話も読んでみたくもあり、それなら「精霊の守り人」読み直した方がいい気にもなり、という感じ。陽子の気持ち、バルサなら「わかるよ」と言ってあげられるだろうな、と妄想。

  • 中学生から何度も読み返した大好きな十二国記。今さら感想なんてと思いつつ。

    異界に連れ去られて放り出され、極限の孤独と戦いの中で身も心も粉々に打ち砕かれていく陽子。命のともしびすら消えかけた陽子の中から、諦めたくない、という強烈な意志が殻を破って出てくる。やはり陽子は強い人だ。
    ついにたどり着いた、裏切られてもいいんだ!強くなりたい、という高潔な精神はこの過程を経て強く強く輝いて私の心の内までもあまねく照らす。でもその道は自分の醜さ、愚かさを見つめ、抱えて進む苦難の道。さらに重い一国の王座まで引き受けて、一歩を踏み出す陽子のなんと尊いこと。
    予王や塙王は自らの猿に惑い、堕ちていった。陽子は長い戦いの末になんとか御しているけれど、彼らの苦しみと罪も未だ同じ地平線上のものと知っている。
    私は冗祐が、わたしは知っている、と言うシーンが好きだ。冗祐はおそらく、予王の顛末も身近に見てきた上で、玉座を望みなさい、と言ってるのだろう。重い。
    疑心にまみれて最後に死を選んだ予王と、陽子がつかみとったもの。天命はそこまでを見通していたのだろうか。

    読み返せば、その時々の心に応じていつもいろんな箇所が響いてくる。今回は、ましになる気があれば、嫌でもなれる、と言った楽俊の言葉が胸に響いた。

  • 別世界の物語の後編。
    迷いながら、苦しみながら、陽子は一歩一歩の道を進んでいく。

    「陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることはなんの関係もないはずだ。陽子自身が優しいことと他者が陽子に優しいことは、なんの関係もないはずなのに。」
    「どっちを選んでいいかわからないときは、自分がやるべきほうを選んでおくんだ。そういうときはどっちを選んでも必ずあとで後悔する。同じ後悔するなら、少しでも軽いほうがいいだろ。」

  • 改めて読み返して、改めて大好きを感じます。
    夜遅いしさらっと読み返そうと思ったのにがっつり入り込んでしまいました。

    楽俊が大変いいやつで、ぜひともお知り合いになりたいです。
    陽子は自分の愚かさや情けなさ、そんなものと闘って少しずつ強く、王として目覚めていく。誰しも自分のマイナス部分なんて認めたくないけれど、それを受け入れる強さが陽子にあるのは確か。
    十二国記はただファンタジーなだけじゃなく、理不尽さも描かれているから余計に惹かれるのかなと思います。

  • 再読

  • 驚きの展開でした。
    まさに、シリーズ序章らしく
    一気に十二国記の世界観が広がります。

    個人的に好きな場面は
    陽子が蒼猿と向き合って、弱い自分に打ち勝つところ。
    陽子、かっこいい。

    ※十二国記はアニメもとても魅力的です。
    心理描写も丁寧で、上記のシーンはアニメを見て好きになりました。

  • ああ、今回は上巻で投げ出さなくてよかった……あの「これでもか」と積み上げられた重苦しさがあってこそ、下巻の陽子があるのだと、時々涙ぐみながら読み終えた。しかし後半の楽俊の挿絵……なんであのネズミがああなる(笑)。でもネズミの姿のほうが好みだ(笑)。
    クライマックスになると思われた救出がさくっと書かれて終わったことに不満たらたらなので、評価は星4つとしたが、これからまた1冊ずつじっくり読んでいきたい。

  • 上巻でこれでもかというくらいにひどい目にあっていたのが、一人の半獣と出会ったことで、陽子に変化が起こり始める。
    気を持ち直し、前向きになっていく様が、少々急な気もするけれど、上巻の鬱々とした部分と照らし合わせて、陽子が成長していくのに必要な経験だったのだと思う。
    それがなかったら陽子は景麒を奪還すらしなかっただろうし、当然王にもならない。仕方なく王位についたところで、きっと先の予王のようなどうしようもない数年にしかならなかったのではないかと思う。
    今後陽子がどんな王になるのかはわからないけれど、この経験はずっと彼女の根本として必要なものだったと思えるのだろう。

    延王に会ってからの陽子は男前になっていくのだけれど、景麒との再会のシーンが少しあっさりしすぎていると思う。アニメになったときは、そこをうまくカバーしてかっこいい陽子が見られた。

  • もうね、楽俊がいいヤツ過ぎてね、それだけで感動ですよ。

    あー、もう自分でもどうまとめていいのか分からないけど、とにかく前作悲惨すぎた陽子がすっかり人間不信になっちゃって、行き倒れていたところを助けてくれた楽俊も疑われちゃって、見捨てられちゃって、それでも陽子に手を差し伸べる楽俊。

    これはもう愛(爆)ですね。

    その愛で陽子の人間不信という心の鎧をへっぱがしちゃうは、なにげに博学でその知識があったからこそ、陽子は自分が何者かを悟るわ、と彼と出会っていなかったら確実にゲームオーバーでしたよね〜

    ちなみに陽子の正体判明の瞬間はちょっと鳥肌がたちました。こういう展開、大好きなんです…

    もう興奮気味でうまく感想まとめられないほど「十二国記」シリーズにドハマりするきっかけとなった作品。文句なく★5つ…といいたいのですが、陽子が景麒を救出し、偽王を討伐するエピソードがたった1ページでまとめられちゃっているのが唯一惜しいところですかねぇ〜 まぁそのエピソードだけで1冊は書けそうでしょうから、減点はしませんがね!

    ホント、読んでて面白い作品でした。

  • 再読。

    やっぱ楽俊はいいキャラしています。
    信じたいから信じる、それは自分の勝手で、相手が自分を信じるか信じないかは相手の勝手。なんだか当たり前のことのようだけれど、そう割り切れる人はなかなか居ないと思う。相手に良くしてもらいたいから、相手に良くする、という気持ちは人間必ずあると思う。そしてそのことに気がつかないから、相手が自分の期待したとおりにしてくれないと憤ってしまう、わかってくれないと嘆く。けれど、結局それは、その人の身勝手になのだろう。

    そのことに気づかせてくれた楽俊のことを陽子はすごいと思うし、楽俊はそんなことは当たり前だと思う。けれど、それを身をもって知り、身勝手になってしまう人間の、自分の弱さを知った陽子だからこそ、王の資格があるのだろう。

  • 上巻を読むといつも下巻まで読まずにはいられなくなります。そのまま一気に読みたくなる物語。
    十二国記にどっぷりハマって行った一冊です。

  • 久方ぶりに読んだけれど、やっぱり面白いし、読む手が止められない。
    一般人が王さまになると聞けば王道ストーリーっぽく思えるが、まったくの逆で。人の顔色を窺ってばかりな内気な主人公・陽子が突然見知らぬ場所に連れてこられるわ、命を狙われるわで、人を全く信じられなくなるところから、周囲には優しい人がそれでもいて、裏切られるかもしれなくても相手を信じない理由にはならないと、王さまへの道を歩もうと始めるお話。

    ネズミな楽俊の人型の姿のギャップが好きです。

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    月の影 影の海 (下) 

    十二国記 エピソード1(下)
    講談社X文庫 ホワイトハート


    著者:小野不由美(おの ふゆみ)
    発行所:株式会社講談社

    イラスト:山田章博

    1992年7月20日 初版発行
    2003年12月5日 第35刷発行

  • めちゃくちゃ面白い!辛かった上巻から一転。楽俊との出会いによって道が開けたことに心底安心した!

    きっとこの旅で楽俊と出会うことができなければ陽子はダメになっていただろう。希望も優しさも思いやりも全て取り戻し、これから良い王になっていくに違いない。

    景麒がもっと上手く説明出来ていれば…とも思うものの、そんな時間がないほどに大変な時だったんだな。序盤の陽子と終盤の陽子はまるで別人。景麒が驚くのも当たり前だ。

    陽子と景麒の物語をもっと読みたいけれど、私の十二国記はまだまだ始まったばかり。次はどの王と麒麟に会えるだろう。

  • 大学生の頃初めて読んだ時はしばらくの間頭の中がこのシリーズで一杯で何度も読み返していた
    山田章博の絵も元々好きだったのでほんともう素晴らしい本に出会えた!という感じだった

    中学生の娘に勧めたらまんまとハマってくれて大変嬉しい。

  •  蒼猿の正体が判明するシーンが大好きです。
    剣と魔法の物語では臆病な自分を律して強力な敵に剣を振るうことで英雄になるような話が多いと思っています。
    陽子の場合は己を律して無闇に人を傷つけないと誓うことで一歩前に進めたのだと思いました。
    外敵を殺めることではなく、傷つけないと誓うことで成長するところが新鮮であると同時にむしろこっちの方が現代社会に生きる私たちにとっては大事な感覚なのではと思いました。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 友達からおすすめされた読んだ。
    日本と中国のような中国でない十二国という国のファンタジー。上巻は日本にいた高校生の陽子が突然、十二国に連れられ妖魔に攻撃され、人に裏切られ生きるか死ぬかを繰り返す、とても暗くて少し辛い物語だった。
    下巻はなぜ陽子が十二国に連れられてきたのか、陽子が1歩幸せに近づいていく様子が面白くどんどん読み進められた。
    シリーズ物なのでどんどん読んでいきたい。

  • 事情も分からず異界に連れてこられ、孤独で厳しい旅を強いられることとなった陽子。 過酷な旅で身も心もボロボロになるが、ある考えに達し、陽子は強くなりたいと願う。 読んだ当時中学生だった私は、陽子のこの考えにとても影響を受けました。 十二国記は私のバイブルです。

  • 約20年振りに再読。
    楽俊の登場に心が踊ってしまった。

  • めっちゃテンション上がっちゃった。うるっとしたよ。続きが気になる。

  • *おすすめコメント
    少し前、数年越しに新刊が出たことで話題になり読み始めました。シリーズがたくさん出てて長いのでガッツリ読みたい人におすすめです。読む順番はインターネット等で調べてから刊行順に読むことをおすすめします。

    *OPACへのリンク(所在や貸し出し状況を確認できます)
    https://libopac3-c.nagaokaut.ac.jp/opac/opac_openurl?kscode=018&ncid=BB28996165
    (リンクは最新刊のものです。他にも何冊かありますので検索してみてください。)

    推薦者:学生(商船学科)

  • 領民を逃がすため自らは囮となって「あとは死ぬだけ」の土壇場に「国が欲しいか」、してみると尚隆は毛沢東か。延麒は周恩来か/「見事に何もないな」69〜71三年飢饉のあとのよう。王宮の御物も飾りも、兵庫の武器さえ売り払って二十年、民に課税せずしのいできた/地球並みの寿命しか持たない一般庶民の羨望・嫉妬、常民から成る軍を動かす(当然犠牲が出る)権力者の正当性、など考慮して尚隆は交戦せず土木工事の「水攻め」を選択した/王と麒麟は運命共同体、パートナーの新奇性に反発しつつも魅力を感じ離れない。腐女子に好まれるBL要素

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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