風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
4.09
  • (1228)
  • (396)
  • (983)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 5307
感想 : 297
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551786

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同い年くらいの女の子3人。

    ストーリーの大筋は陽子が景麒に王に任命されてから、国を治めるために盧におりてからのあれこれ。
    信じていい良心を持つ官は誰で、私欲を肥やしてる悪官は誰なのか。

    海客で苦しんでる鈴のストーリーと、父の芳王を殺されて恨みを買ってる祥けいのストーリーが交差する下巻です。

    十二国記の世界観や独特の言葉、ルール、上下関係がなかなか頭に入らないので、描写でイメージするのが難しい。アニメになってるのを見たいような見たくないような。
    陽子には長く国を治める王になってほしいなと思う。

  • 上巻はやきもきしながら読み進めたが、下巻はすっきりした気持ちで読め、さらにこの先が楽しみになり陽子に好感が持てた。

  • 中学時代に読んだ時は、風の万里は特に難しいし長いし、中だるみしていてちょっとつまらないな、と思っていたのですが、十二国の物語で一番好きなシーンはと聞かれたら、このお話の最後、陽子の初勅のシーンです。

    「人はね、景麒ーーー」

    人生の教訓がたくさんあるこのシリーズですが、もっともこうありたいと思うのは、この陽子の初勅のような人間なのです。

  • 陽子、祥瓊、鈴、女性3人の成長物語。

  • 話した事がないもの同士が、察し合っている。
    陽子に対するショウケイがまさにそういう感じで、何も言わなくても理解してくれたんだと嬉しくなった。楽駿は出るだけでほっとする。
    3人共、「自分で動いた」巻だった。

    時代が、反乱軍と切り捨てた中にも、彼らなりの正義や言い分があったんだろうなと思ったりした。

  • 陽子が「王」になった。
    国がどうあるべきか、を自分の中で明確にできた。

    三人とも成長し、感謝と謝罪を自覚し心が外向きに広がってきた。
    立派に成長したなぁw

  • 国を立てなおすため決断する陽子。長い旅の道のりで友を失ない、混乱に巻きこまれながら、陽子に会うため慶国をめざした祥瓊と鈴。邂逅は人生の夜明けになるか。

    わりと鈴と祥瓊が似たような状況におかれていたので、どっちがどっちだっけとなりました。
    ただ、彼女たちが自分の身分を明かし、陽子を信じろと言ったり、陽子が王らしさを発揮して官を服従させるさまはおお!と興奮してしまいました。

  • 戦の場面が長く、頭がついていかなかった…。

  • 物語も後半へ進み、陽子が奮闘します。続きが気になって急いで読んだのですが、面白かったです。陽子が主体の上下巻が一番面白いと思います。

  • ★2.5だがおまけで。
    異様なまでの評価の高さだが、うーん、そこまでの★はやれんですな。
    まぁファンタジー好きには堪らんのでしょう、当方、それほどファンタジーに思い入れがありませんので。

著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野不由美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×