図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)

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著者 : 小野不由美
制作 : 山田 章博 
  • 講談社 (1996年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062552295

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図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)の感想・レビュー・書評

  • 恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。首都連檣に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに蓬山をめざす。珠晶、12歳の決断。「恭国を統べるのは、あたししかいない」。
    「BOOK」データベース より

    主人公、珠晶の「有言実行」は見習わなければならない、と思った.

  • 新潮文庫発売記念で再読。あ〜やっぱり新しいシリーズで揃えて買いたくなるなぁ。それはさておき、十二国記において景王陽子を巡る一連の物語が一つの本流であるとするならば、それに勝るとも劣らないもう一人の主役は間違いなく本書において僅か十二歳にして登極すべく蓬山を目指して旅立った珠晶であることに間違いない。年齢なりの幼さもあり、ばかなこともするけれども、自らの過ちと愚かさを認めることができる。目の前に現れた麒麟を叱り飛ばすのもいかにも珠晶らしくて清々しい。更夜の登場も嬉しい限り。最高の一冊です。

  • 【勝手に再読祭り】「恭国を統べるのは、あたししかいない!!」と12歳の若さで昇山する少女の物語。シリーズの中で一番好きです。
    12歳とは思えないほど頭もよく利発的であるが、やはりまだまだ幼く子供っぽい考え方をしてしまう珠晶。
    しかし昇山を通してたくさんのことを学ぶことで、彼女は成長していきます。

    黄海のことをよく知っている剛氏らが他の者たちに助言をして助け合えば良いのにと思う珠晶に、ではこちらが持っているものを相手が持っていなければどうする?悪戯に答えだけ言っても意味がないと主張する剛氏。
    子どもだから思う純粋な助け合いと大人だから分かる現実の厳しさ。
    大人だから、子供だからと枠にはめていては理解することもできないと同時に理解を拒絶している。知ったふりをしていることは知らないことに等しく、知ろうとすることが大切なのだということを学ばされました。

    「やるべきことをやってから嘆けば」という珠晶の言葉にグサッときましたね。
    結局私も「どうして誰も王になろうとしないんだ、王は現れないんだ、って怒っておいて、自分は王になれるはずがない、そもそも蓬山に行けるはずがない。」といっている大人たちと同じだな~と思うと虚しくなりますね。珠晶に怒られて当然だわ。
    子どものときに読むと珠晶の子ども目線で読めるけど、大人になって読むと大人目線の理屈で読めて二度お得です。そしてどちらにも「私も頑張らなきゃ」と心に響くものがあると思います。

  • 十二国記シリーズ8

  • 非常にカッコいい「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」

  • 所変わって、恭国の十二歳のお嬢さんのお話。

    ひたすら蓬山を目指す話だが、小さいのにこの子は凄い。
    賢さも凄いが、行動力がある。
    この作者さんは様々な人格の登場人物を自在に操っている。
    生き生きとした若い行動力が最初から最後まで実に清々しい。

    自分には持っていないものをたくさん持った子で、
    またまた読書に没頭してしまった。

  • いつまで経っても王が現れないことに業を煮やし、昇山する12歳の少女の物語。
    最初のうちはワガママに見える珠晶だけれど、彼女の言動は筋が通っていてかっこいい。年相応の幼さはあるものの、常に考え続け、自分の間違いは認めて反省し、正しさを学んでゆくその姿には感服する。大人に対する珠晶の言葉は耳に痛い。
    頑丘と珠晶のやり取りも楽しいし、利広のキャラがツボだった。そして、なんと言っても更夜。黄海で崇められる存在になっていることに驚きつつ、彼の居場所があることに安堵し、穏やかに微笑むその姿にとても嬉しくなった。

  • この後の作品で、いきなり高飛車な王として出てくる珠晶(しゅしょう)が主人公。
    シリーズの中でもかなり好きな感じ。
    わかりやすい話だけど、珠晶の覚悟に感動しちゃいました。
    麒麟との出会いシーンの決め台詞、かっこいい!
    詳しい紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

  • シリーズの中で一番のお気に入り(^^)
    珠晶のファンです こういう気合の入った子大好き(´◡`๑)

  • 再読。
    読み返しても、珠晶が珠晶でなんか嬉しかった(^_^)
    強気の姿勢の中でも、子供らしい戸惑いと、賢さの達観と自分の考えに偏りがちな甘さと。
    そんなさまざまが角度によって違う光を放つ宝石のような印象。
    最後の最後に吐いた本音は、本当に珠晶らしい(^_^)

    対する頑丘のキャラもすごくらしくて好ましかった。
    こうした王の治世を見る度に、いつかは滅びる王朝だということが何か信じられないけど、飽いてしまう、倦んでしまうということは、そういうことなんだろうな
    だからこそ、生きているものなのだろうし。
    そう考えるとそうなることが出来ない麒麟という生き物は、かなり辛いのではなかろうか。

    昇山の最初から最後を見て、それでもまだいい方だと知れば、王になるために昇山するものがあれほどいることの方が驚きです。
    それだけ国が荒れるということなのだろうけど…。
    その事実だけですごいと思える。
    珠晶の言うように一概には責められないなぁ。

  • 今まで読んだシリーズの中で一番好き。今後の展開も気になる。どっかでまたでてくるかな。

  • 12歳の女の子。
    珠晶が昇山し供王になるまでのお話。

    冒険メインで昇山にはどんな危険がつきまとうのか黄朱とは、黄海の秘密など今までとは違う面を知ることができる。
    わくわく面白かった。

    人は嘆くばかりで自分から行動を起こそうとしない。
    貧しい、恵まれない人に遠慮しながらの生活は嫌。と
    みんなが満足いく生活ができれば珠晶は気がねなく贅沢三昧できると、小さな珠晶が率先して動くのに心を動かされた。

    わがままな子供に見えるが、筋がしっかり通った人を思いやれる優しい子だ。
    なにより人を理解しようと努力をする。これが一番重要なことじゃないかと思う。
    供王になった珠晶がどう国を立て直していくか見てみたい。

    犬狼真君(天仙)は更夜と名乗った。六太の友達の更夜なのか?と嬉しくなった。

  • 荒れ始めた国で、王になるべく、12歳の少女が厳しい道を進もうとするんだけど……この少女の理屈がなかなかに筋が通っていて(最後の本音も含めて)、でもやっぱり幼い部分は幼くて…そのへんの描き方がとてもうまいと思った。
    十二国記シリーズで一番楽しく読めたかも。

  • こんなに魅力的な主人公は初めて見た。

    小野不由美先生の十二国記シリーズの番外編


    最初は単に無鉄砲なだけのお嬢様に見えますが、彼女の信念の軸を恐ろしく強い。旅の中で少しずつ見せる彼女の考えには大人の我々ですら関心してしまいます。そして、自分が12のちっぽけな少女で有ることも忘れない。身の程はわきまえる。

    多くの人と運、何もかもを巻き込んで動くその強さは正しく王の器。彼女が王でなくて誰が王といえよう。そのカリスマ性は本当に尊い。

    本当に、空前絶後のキャラクターです。どうすればこれほどまでに魅力的なキャラクターが生まれるのでしょう。奇跡

  • 12国のシリーズ、恭の珠晶という女の子お話。
    聡明で気の強い珠晶がとても好き!そして珠晶の啖呵や言い分がまたかっこいいのです。まっすぐ、正しく、思うままに生きて行こうとしている気がします。
    12国シリーズの中で一番好きかもしれない。

  • 十二国記の中で何度も読み返したくなるのはこの本

    聡明な少女のサクセスストーリー
    彼女が悔いたり悩んだりしているシーンでさえ示唆的で共感できる
    周りの人もいい人ばかり

  • お金持ちでわがまま、でも筋が通ってる子どもな珠晶が豪胆で健気でカッコイイ!爽快。

    十二国記は陽子が好きだけど、読み返すのはこのお話。元気になれる。

  • 更夜って見覚えがあるんだけど…と思ったものの思い出せず(後でチェックして判明したが)。

  • 復習再開。この話は読み出したらやめられない。今回も、通勤電車の中で一気に読んでしまった。「図南の翼」が広辞苑に載っている故事成語だとは、先日調べてみるまで知らなかった。

  •  勤め先の引越しがあり、乗換えが楽+ほどよく時間がかかので、行き帰りでかなり読書ができるようになりました。
     本の世界の入り込みすぎて、自分が出勤途中だということが一瞬思い出せないことがあります。帰りは乗換えなしなので、あっという間に最寄駅に到着して驚きます。
     さて、供王のお話です。どの国の王様も全然違うタイプですが、ああ、これぞ王様だなと思います。珠晶は王の器を持っていて、そして人に頼る(これも人間力の1つだよと会社の先輩が言っていました)ことができる人間。
     蓬山へ向かう途中、いわばライバルと言える人達を助けに戻るシーンがあります。私がもし同じ状況だったら、戻って、しかも、最近出会ったばかりのよく知らない人達を助けに行くという選択ができるだろうか。

     <以下引用>
     「国民の全員が蓬山に行けば、必ず王がいるはずよ。なのにそれはしないで、他人事の顔をして、窓に格子をはめて格子の中から世を嘆いているのよ。―ばかみたい!」(p.381)

     余談なのですが、さすがホラー作家の小野さん。人妖とのやりとりが怖かった・・・。

  • 考える、ということ。
    いつも答えばかりに目がいってしまい、黒と白しかなかった気がする。黒と白の過程も考える、が大切。

  • 十二国記シリーズを読むきっかけになった本

    珠晶のキャラや黄海を渡って昇山する過程にわくわくしました。
    今でもシリーズ中かなり好きな話。

    初期のホワイトハート版が挿し絵もあって好きです。
    新潮社版は挿し絵もあるけど、本によっては少し文章改定されてるようですがこれはどうなんでしょうね。

  • シリーズの5作目。これまでの話とはほとんど関係のない新しい話。主人公の珠晶が小賢しい女の子で、中盤までは結構苛付かせる。で、まあ最後はなるようになるんだが、最後はもう一捻り欲しかったなあ・・・ そうスムーズだと・・・

  • 珠晶のはっきりとした性格や賢さが、とても気持ち良かった。また、置いて行かれた従者達を一人で助けに戻るシーンは何度も読んでしまうほど大好きです。

  • アニメ化して欲しかった

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図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)の作品紹介

恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。首都連檣に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに蓬山をめざす。珠晶、12歳の決断。「恭国を統べるのは、あたししかいない」。

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