嘆きの肖像画 英国妖異譚(2) (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
3.67
  • (13)
  • (10)
  • (31)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555838

作品紹介・あらすじ

赤ちゃんの泣き声に呼応するかのように肖像画の周囲で起こるポルターガイスト現象。描かれた母親の睨むような視線に恐怖を感じるユウリ。だが、赤ちゃんの行方不明と同時に、その眼差しは慈愛に満ちた微笑みで、ゆりかごに向けられていることに気づく。赤ちゃんは、絵の中に-!?湖畔に建つ全寮制のパブリックスクールを舞台に、霊感少年のユウリが大活躍!!大好評『英国妖異譚』シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読了。

  • 赤ちゃんの泣き声に呼応するかのように肖像画の周囲で起こるポルターガイスト現象。描かれた母親の睨むような視線に恐怖を感じるユウリ。だが、赤ちゃんの行方不明と同時に、その眼差しは慈愛に満ちた微笑みで、ゆりかごに向けられていることに気づく。赤ちゃんは、絵の中に―!?湖畔に建つ全寮制のパブリックスクールを舞台に、霊感少年のユウリが大活躍!!大好評『英国妖異譚』シリーズ第2弾。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    以降、4~7巻・11~20巻・番外編読了。

  • 2巻、再読。
    ミスター・シンとアシュレイ、総長がエリオット、グレイとハワードの次期総長選、ロビン、リズ、カミーユとヘズフォードはこの後未登場?あ、金髪碧眼の少年。
    アシュレイから借りた本はちゃんと返したのかしら?まぁユウリなら心配ナイか(うっかり忘れることがあっても借りたものはちゃんと返却するだろう)。
    まだアシュレイはシモンやユウリのことを甘く見てる、シモンに逆転されちゃった(^m^)(部屋割り)

  • 2010年1月13日読了

    さて、前回に引き続いてのトラブルですが。
    アシュレイが予見してますが、やはりユウリは"そういうもの"を引き寄せる力が強いみたいですね。今回は絵画に潜む思念を呼び寄せてしまうことに。しかし、ユウリはいわくつきのものに対して消極的なくせに、人外にはそんなに恐れを抱かないのな。そりゃロビンは外敵ではないけれどもよー…。どうなんだ、ユウリ。というか、妖精に好かれ過ぎじゃないのか。今後、その関連で事件でもあるんだろうか。

    で、今回の見どころ。
    1. シモンの無自覚の嫉妬→徐々に自覚のあるものに
    2.アシュレイ、本気でユウリを口説き始める
    3. シモン、本格的にアシュレイをライバル視
    4. ロビンが可愛い

    そんな感じかなー(待て)
    シモンがユウリに対する感情を自覚し始めたんですが…これってBL、になんの?なんないよね?私、ならないつもりで読んでいるんですけど、どうかwww シモンの自覚した気持ちが恋なのか、ただの独占欲なのかイマイチ表現されていなかったので(;一_一) ま、どっちでもいいんだけどね。シモンの嫉妬丸出しだし、ユウリとシモンの仲の良さは周りからも公認状態なので。
    シモン、かっこいいんだがなぜかあまり私の琴線に触れないのはなぜか。ちょっと秘密主義というか、ユウリに対しても事件の真相などを察知しても多くを語らないので焦れるというか。
    逆にアシュレイはそういうのを丸出しで来るので、安心なんだよね。危ない人物ってすぐわかるからさww でも、アシュレイが本気でユウリを口説き始めたのはなんでだろう(若干、語弊があるがww)力が欲しいというにはちょっと、なんか違う気がするんだよね。目的があるのかなー?どちらにせよ、蔑にされたって怒るアシュレイはドマジで怖かったです。飄々とした感じがなくてさ。ま、あれはユウリが少し言葉が足りなかったと思うけど…。はっきりしろとは言わないが、もうちょっと人づきあいを上手くしようよ…とは思う。シモンが中心すぎて、アシュレイやロビンが蔑にされ過ぎてて可哀想だよ(ToT)

    内容的には「階段から落ちたヤツひでぇなー」とか、セシリアの態度にイライラしたりとか。シモンの行動にもイラっとしたので、イラっとする巻だったなー(;一_一) イラっとしなかったのはアシュレイくらい?シモンとユウリの痴話げんかもな、犬も食わない感じだしなwww 周りが心配しすぎだろ!?パスカルは絶対にシモンの無自覚の気持ちを察知してそうだよなー、あの感じからするとさww

    寮という狭い中での事件なので、次回はそこから飛び出す模様。
    まだまだ始まったばかりなので、どう物語が転がってくかさっぱりなんだよねー。どうなんのかなー、アシュレイとシモン(そ こ か www)

  • ユダヤとナチと親子。<br />ますますホラーではないような?<br />敵が相変わらず純粋です。<br />でも前作より主人公がやや素敵度が上がってます。

  • キャラクター紹介のイラストは、この巻が一番好きvv
    あと、内表紙の裏の口絵(?!)のイラストもこの巻の好きvv

  • 学園内での事件話。

  • 2006.06.09
    『活字倶楽部』で紹介記事を見て、GW前にオトナ買い。現在1巻が子狸に貸し出し中だったはず?

  • シリーズ2巻目。
    とてもネタバレなので一応伏せますが、とある史実を絡めての肖像画のお話。絵画にまつわる怪談はよくあるもの。でもそこに史実のエッセンスがあって、作中での現実があって、なんだか胸を締め付けられるようなエピソードだなと思いました。ユウリの夢に出てくる情景が、リアルな意味で現実の怖さを教えていると思います。人種差別や戦争はとても悲しくて恐ろしい。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠原美季の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×