ラブシック (講談社X文庫 ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062559218

作品紹介・あらすじ

「俺はあんたのなに?」ボーイズバーで働く奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里だった。一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても、気持ちを止めることはできなかった。とてもとても好きで、夢中だった。そう、万里のてひどい裏切りを知るまでは…。ほろ苦く、そして甘い恋の物語、ついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • ボーイズバーで働く高校生の奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、夏に別れた恋人、赤穂万里だった。
    1年前に出会ってあっという間に恋に落ちた。
    しかし万里は本心の掴めない厄介な人物で朗がいるにも関わらずに。
    再会した万里は…。

    まず朗も万里もお金持ちのおぼっちゃま。
    そこはちょっと分からないと言うか何とも言えないけれど話はとても良かった。

    自由奔放な万里に朗がとにかく心を痛めてしまうのに万里はそこにも鈍感で。
    でも朗が離れてみてその大切さを知り追い求めて、と切なさが凄くよく伝わってきて。

    しっかりとお互いに「好き」と伝え合う事が出来て良かった。
    クリスマスに出会い、花火で別れクリスマスに再会。
    1年かけてやっと。

    ラストの「メリークリスマス」最高のプレゼントかな?

  • あらすじ
    ボーイズバーで働く奥菜朗(おきな ろう)の前に客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里(あこうばんり)だった。

    二人を引き合わせたのは朗の姉である奈帆。万里は奈帆が好きだったけど、奈帆は友人としか思えない。そこで奈帆は自分に似た朗をクリスマスに会わせて、万里は朗をあっさりモノにしてしまう。貞操観念の欠如している万里に振り回されても嫌いになれない朗。そんな風に始まった二人だけど夏の花火大会で朗は自分が姉の身代わりだったことを知り、ショックをうけて万里にしばらく会わないことを告げて別れる。
    そして4ヵ月後のクリスマス前に二人は再会してしまう。動揺した朗は酔いつぶれてしまいフェイドアウト。気がつけばベッドで万里に抱かれていた。
    再び始めるつもりの万里と終わらせたい朗。二人の恋のゆくえは・・・

    この話は最近読んだ中で一番のお気に入り。表紙とあらすじだけで購入したけど買ってよかった~と思わせてくれた一冊。

  • あ~これ、ホント『橘紅緒』っぽいな~というのが、第一の感想。相変わらず時間軸が行ったり来たりでわかりづらく、説明が足りない。でも好き(たぶん盲目)
    どいつもこいつも生活感のない、きれいな人たち。全然リアリティがない。
    人間チェスってなんですかね、それ。ハリー・ポッターですか??みたいな。
    壊滅的に貞操観念がなく、誰にでもいい顔をしてしまう、何を考えているかよくわからない美人な攻とそれをわかりつつも、離れられない。
    強がっているけど内面は脆くて、取り巻く環境を敏感に察知しながらも、自分に向けられている愛情には恐ろしく鈍感な無自覚魔性系の受。
    この作家さんってこういうカプ好きだよね~。『唇でこわされる』も全く同じ構図だと思う。私は好きだよ。
    この話、突き詰めると、ただの誤解っていうか、しょーもないんだけど、なんかいつもいつも読んでしまうなぁ~・・・そして攻の言葉足らずな、でも結構執着系な愛情に毎回萌えてしまいます。そして実は最初っから攻が愛情をいっぱい注いでいたことを、受がようやく理解して甘々になると、なんともいえないカタルシスを感じる。
    一言言わせてもらえば、姉の『奈帆』がどうにも解せなかった。
    男の子口調のしゃべり方もだけど、自分を好きだとわかっている節操なしの男に、自分と瓜二つの弟を差し出す・・・って何?なんの罠??
    しかも、『選んだのはあんたでしょ』って何?
    その心境は理解不可能・・・。

  • 橘紅緒すき。漂う空気感がなんともいえない。タバコの香り、香水の香り、人肌の香りでできているかんじ。高校生にしては大人っぽすぎる、そこもすき。もう全部すき。紅緒さんはお互いの勘違いのちすれ違いが大好きみたいですが、今回の本もたまらないすれ違い館。お互いすきなのにうまく言葉が伝わらなくて結局ぐずぐず。読める展開なのに何故かとても萌える。

  • お金持ちの子達のお話です

    何か、バブルっぽくって、ありえなぁ~い感じが良いのです
    周りを巻き込みくっついて、離れて、くっついて…
    という、迷惑なカップルのお話です

    ↑こういう風に書くとしょうもない感じですが、私は大好きなお話です

  • 学生さんのお話は大好物なので。あと挿絵が美麗


  • 魅力的なのに性格的に欠落している万里と、
    厄介なのを知りつつ、どうしようもなく相手を好きになってしまった朗。

    付き合っていた過去と別れた現在が交錯して進んでいくのですが、場面が変わる時にちょっと混乱しました。
    主人公が記憶を混濁させているので、それを狙った効果もあるかもしれません。

    万里が、読んでいてもすごく魅力的に描かれているのを感じた。
    猫みたいに気まぐれで、性生活はただれていて、善悪を当てはめれないのに、純粋で。
    そんな万里を「嫌いなところも全部好き」と言う朗の台詞が印象的でした。
    挿絵も雰囲気に合っていて良いです。

  • 学生系BLで1、2を争う位好きな本。
    中身もですがイラストがすっごい綺麗!!
    表紙、夕暮れシーンなのですが光の描き方が大好き!
    内容はクール大学生×ツンデレ高校生。
    別れた筈の相手がバイト先のボーイズバーに現れ、動揺する朗。
    「俺のことなんてどうでもよかったんじゃねえのかよ…!」
    ツンデレぶりが大変可愛いです。ラストが良い^^
    読み返しすぎだー(笑)

  • おもしろい!!挿絵もかっこいい!

  • うーん、これはあんまり好きになれない。
    主人公たちのちょっとわざとらしい現代語が橘先生の綺麗な日本語にはマッチしない感じがして。
    それに主人公のちょっと女々しく、流されやすい性格がどうも好きになれない。
    あと、ナホが嫌い。
    どうして万里はあんな女を好きになったのかと思うほど嫌い。
    ストーリーは面白いです。イラストもすごく綺麗!

  • 08/7/29
    大学生×高校生。
    攻の下関係が最悪です。金も容姿もいいヤツは心の一部が欠落しているという感じ。でもそれが魅力。
    これからも受が存分に振り回されるのが予想できる(笑)惚れた弱みですな。
    時系列の使い方が絶妙ですが、わかりにくいと嫌がる人もいそう。。。
    『俺はあんたの一番しかいらない』127P

  • すごいツボでした。それはもうものすごいツボでした。

  • なんかとても好きだと思った・・・万里が凄い好き・・・性格的に欠落してて、どこが悪いのか自覚してない、無邪気なんだけど決して無垢ではない子。あと朗がバイバイって二度と会わないと云う意味で皮肉も込めて云ったにも関わらず、万里がまたねって意味でそれにバイバイって答えたシーンが凄く良かった。矢っ張りこの作家さん好きみたい。当たり外れはあるけどね。てゆか挿絵が反則的に綺麗なんですが!?凄い好みです・・・ヒェーーーってくらい好きです^^

  • 最近読んだ橘さんの作品で1番好きな作品です。魅力的な相手だとわかってて深みにはまるのもわかってたけど止められない。そんな朗の気持ちが痛いほどわかりました。ひとつひとつの描写がとても綺麗で読んでいて気持ちが良かったです。一度は別離した2人がまた同じ道を歩むようになってとてもよかったと思います。

  • 「俺はあんたなのに?」
    ボーイズバーで働く奥菜朗の前に、客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人、赤穂万里だった。
    一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても、気持ちを止めることはできなかった。とてもとても好きで、夢中だった。そう、万里のてひどい裏切りを知るまでは…。
    ほろ苦く、そして甘い恋の物語。

  • 2006/12/09

  • あらすじ> ボーイズバーで働く奥菜朗の前に客と一緒に現れた男は、朗が夏に別れた恋人・赤穂万里だった。一年前に出逢い、あっという間に恋に落ちた。魅力的なぶん、厄介な相手だとわかっていても気持ちを止めることはできなかった。とても好きで夢中だった。万里のひどい裏切りを知るまでは…。  ほろ苦く、そして甘い恋の物語。

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