- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062563635
感想・レビュー・書評
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第2次大戦の敗戦によって、GHQの日本占領が始まる。多くの政治家が公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任、新たな国家体制がスタートする。それは、以後脈々と続く吉田学校の始まり。
戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた戦後日本史全10巻。
戦後首相の系譜に沿って(吉田茂 -片山哲-芦田均-吉田茂-鳩山一郎-石橋湛山-岸信介-池田勇人-佐藤栄作-田中角栄-三木武夫-福田赳夫-大平正芳-鈴木善幸-中曽根康弘まで)、その人間模様や政治手腕・駆け引きなどが、赤裸々に描かれている。
戦後史を概略的に掴む上で、中学生・高校生そして大学生にもお奨めのシリーズ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物が全て中高年政治家という通好みな戦後政治史マンガ。
結局押し通した岸はタイトルどおりの豪腕にして大物。 -
4062563630 535p 1999・8・20 1刷
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岸信介の強腕
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第三巻では内閣総理大臣となった鳩山一郎がソ連との講和に動き出します。鳩山を支える三木武吉と河野一郎の活躍。三木が死に河野の働きによりソ連との講和が妥結。仕事を終えた鳩山は身を退き、石橋湛山を経て岸信介へ。安保闘争を描きます。
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このシリーズ、面白いです。日本の戦後政治を概観できます。第10巻中曽根康弘で終わっているので、その後も気になるところ。