迷路の街で聞いた話: IBLARD Traveler’s Guidebook (講談社+アルファ文庫 B 40-1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565950

作品紹介・あらすじ

「どの駅からでもいいのよ、ここからも行けるわ」少女の声には不思議な響きがあり、まるで歌のようで、聞きなれぬ音がいっぱいあるのに、懐かしい気がするのです。僕はなにか大事なものを見ているのに、そのものの意味がわからない人のように、胸が騒いで、足ががくがくしてくるような気がしました。-カエルやモグラのような男や人魚だった女性が私たちの街にいる。読み終えればそんな心持ちになる、物語と絵の邂逅。

感想・レビュー・書評

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  • イバラードの世界を楽しめる小ぶりな本。三鷹ジブリの森美術館で「星をかった日」を見たなら、知ってるやつが出てくる。私もラピュタを拾ってみたい。

  • "あら……あなた、コダツノの工房でお会いした人ね?
    どうぞ、入ってもらって結構よ。どうしても入りたいというのでなければね。
    そういう人なら、ドアを閉めるわ。そのわけを聴かないように。
    ーーいいえ、平気よ、あなたの言葉ならわかるから。すぐに返事ができない程度にはね。

    あなた、いろんな生き物の形を作るんですって?それは外側の形を作るの?
    ええ、そうね、わたしはずっと海にいたから。
    海では、外側はたいてい中身を見せないためのものなのよ。こことは違う、ものの知りかたをしていたの。話しかたもね。"[p.50_野の住まい 小さな庭で聞いた話]

    2ページ程度の短編が連鎖的に。市場を出るための手順の話と、モズメ野の家の話が結構好き。
    大学の食堂で聞いた話は絶妙に不安な台詞が混じっててとても良い。

  • イバラードを旅した人の話が聞けます。

  • あたしが持ってる本はこれじゃないんですが
    イメージ画像がなかったのでこちらに。
    これは多分画集じゃない気がしますが。
    ジブリの「耳をすませば」の
    背景なんかに
    使われている絵を描いた井上さんの本です。
    この方の絵は本当に澄んだまっさらな気持ちにしてくれます。
    小さな頃に夢に見たような不思議な世界が広がってます。

  • この人の絵、すっごい綺麗なのですよ。

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