知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062566100

感想・レビュー・書評

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  • 大学当時のゼミで使いました。
    「主観ではなく客観、それもその他いろいろな視点からものを見れるようになる」ということは、これからの社会でとても大事ですし、実践的な内容だと思うのですが、
    最初の章(半分くらい)でもうお腹いっぱいでした。
    同じことの羅列が多いです。
    ただ噛み砕いて書いているのでより解りやすいのかもしれません。
    大学の導入書には扱いやすいのでしょう。
    ただ、オリジナルとか新しい発想・考え方とかではないので今更感もします。
    それを実践できる人が少ないからなのでしょうけど(苦笑)

  • 本を読む時など、批判的に読むことが大事

  • 知的〇〇と言う言葉が好きだ。
    知的好奇心、知的体力、知的素直さ、知的格闘などなど…知的な思考活動がとても好きで、私自身の価値観のベースに知的好奇心を入れている。
    なので「知的複眼思考法」と言うタイトルそのものに惹かれた。

    本書の内容を私の言葉で言うと以下ををやっていると感じた。
    ・構造化
    ・whyの質問から解くべき課題を特定する
    ・メタ視点で反証する
    ・具体と抽象を繰り返す
    それを称して知的複眼思考となるのではないか。
    そうすると知的複眼思考を常に私も意識してやっていたのだと感じる。

    さらにこの知的複眼思考を伸ばすためには読書が有効と言うのは朗報だ。
    読書をする上で著者の言うことや意見を盲信するのではなく対等の立場に立ち、反証しながら読み解いていくことが重要だ。

    そして1つの観点として、文章と文章が論理的につながっているかを確認することが大切である。
    だから、しかし、したがって等の接続詞が論理的につながっているのかはあまり意識をしたことがなかった。
    ただ自分がプレゼンをする際にその接続詞を誤って使ったがためにきちんと伝わらないと言う経験はあるのでそのスキルを身に付けていきたい。

    ====
    ジャンル:自己啓発・マインド リベラルアーツ
    出版社:講談社
    定価:968円(税込)
    出版日:2002年05月20日

    ====
    苅谷剛彦(かりや たけひこ)
    1955年、東京都に生まれる
    東京大学大学院教育学研究科修士課程を修了後、ノースウエスタン大学大学院博士課程を修了、社会学博士
    ノースウエスタン大学大学院客員講師、放送教育開発センター助教授、東京大学大学院教育学研究科教授を経て、オックスフォード大学教授
    著者には『学校って何だろう』(講談社)、『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)、『変わるニッポンの大学』(玉川大学出版部)などがある

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3055

  • なんか難しい

  • 読んでおいて損はない

  • つまらなかったよ。
    事例が長くて殆ど飛ばし読みでした。物事を多面的に考えられるようになるには、理論を知るだけではなく実例を用いて地道に訓練しなければならない、ということはわかったよ。しかし一冊まるごと実例文で埋められていると、余程興味深い例で無い限り飽きてしまう。案の定飽きちゃったよ。
    論理的に書く力や批判的に読む力は、大学生をちゃんと真面目にやれば論文書いたり指導を受けたりして自然と訓練されるのではないかと思う。あまり訓練出来ていないと自覚しているひとのための入門書としてなら役立つ人がいそう。
    私に役立ちそうなのは、1つだけ、「批判で終わりでなく代案を提示できるようになろう」ということ。自分ならこうする、と、そこまで考えれば確かに思考力がより鍛えられるという点に同意だよ。

  • 20155.28つまみ読み。複眼的な視点が欲しくて読んでみたが、ちょっと私の知りたいこととは違い、アカデミックな、社会や学問の捉え方などに関する思考法についてだった。もちろんこの本に書かれていることは大事で、それは言わば騙されないための能力、真実を見極める能力とも言える。ただ今の私にはこれらの能力への切実な要求がないので、参考程度に読ませてもらった。より学問に深く関わる機会が来た時、社会に関わり問題解決及び問題発見の壁に阻まれたとき、また読みたいと思う。ステレオタイプに騙されず、自分なりの答えを導き知的自由を持って生きていくための指南書。でもステレオタイプに乗っかるのも楽でいいんだよなー。知的複眼思考は、自ら答えを見つけるという積極的自由の重さに対する対抗法とも言えるのではないか。

  • この本を読み通すだけの能力がなければ、そもそもスタートに立つこともできない。某エリート大学の教職課程で模擬授業を課したとき、「幼稚園児も4割超す」(pp.100-101)をそのまま教材として持ってきた学生がいた、と今更気がついた。

    第一章 本の読みかたを通じて、自分で考えるための基礎力を養う方法を解説する。
    第二章 文章を書くことを通じて、どのようにすれば自分の考えを論理的に表現できるのか、論理を積み重ねていくための基本を紹介する。
    第三章 問いの立て方と展開のしかたを学ぶ。
    第四章 複眼思考の具体的な方法を解説する。

  • 実践できればいいんだけどなぁ( ´・ω・`)

著者プロフィール

オックスフォード大学教授

「2023年 『新・教育の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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