生きるのが楽しくなる15の習慣 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062569453

作品紹介・あらすじ

幸福の達人が宝物のように大切にする習慣の数々。新しい自分になれる!幸せがやってくる!
いきいき人生バイブル

「90年かけて培い、続けてきた習慣は、今となっては私の財産です」今なお、現役医師として診察にあたる日野原先生。その元気のもとは、他人を思いやり、病気にめげず、多忙な仕事にもへこたれず、日々のできごとに楽しみを見いだすこと。生き方上手でいるための原点は、そんな心と体の習慣にあり!もっと幸せになりたいと思ったとき、楽しい気持ちになりたいとき、すぐ手にとって読みたくなる、日野原流癒し系生き方術。

感想・レビュー・書評

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  • 心のあり方こそ本当の健康を築くという大切な教えの詰まった本でした。食事、運動や睡眠なども健康に大切な要素であっても、心こそ一番大切という訴えと感じられました。多くの健康本の中で心に特化している本は案外少ないように感じるので有り難いです。

  • 「良い方向」を選択できる「良い習慣」を身に着けること。
    習慣は慣性の法則が働く。はじめの一歩を踏み出すちょっとした勇気と決断が必要なだけ。あとは慣性の法則が働く。

    粗食の習慣=食べ過ぎない。腹八分目ではなく腹六分目=空腹感が消えたところ。満腹を感じたら、それは120%満たされている。日本人は塩分を摂りすぎ。
    人の顔つきも習慣である。心も体も習慣が作る。
    集中力を鍛える=どんな短い時間も有効活用する。
    考える習慣をつける。好奇心が育つ。

    「習慣とは、繰り返される運動である」=アリストテレス
    学校の校則は、禁止事項を書くのではなく、こうするべき、を書くほうがいい。Dontではなく、Lets。
    人間はなにで死ぬか。遺伝性の素因が20%、公害など環境要因が20%、保健医療の不備が10%、残りの50%は、不健康な生活習慣や行動。

    スピリチュアルに満たされること=心の満足があると疲れを感じない。

  • 習慣
    1.愛することを心の習慣にする。
    2.良くなろうと思う心を持つ
    3.新しいことにチャレンジする
    4.集中力を鍛える
    5.目標となる人に学ぶ
    6.人の気持を感じる
    7.出会いを大切にする。
    8.腹八分目より少なく食べる
    9.食事に神経質になりすぎない
    10.なるべく歩く
    11.大勢でスポーツを楽しむ
    12.楽しみを見出す
    13.ストレスを調整する
    14.責任を自分のなかに求める
    15.やみくもに習慣にとらわれない
    健康になるには、良い習慣を持続することが大切
    体のために良かれと思って始めた習慣が、やがて心にも良い影響を及ぼす。これが利息、結果的には心身ともに元気に、楽しく生きられる。
    悪い習慣をあらため、良い習慣を身につけるために必要なのは、初めの一歩を踏み出すちょっとした勇気と決断
    幸せな人生は、自分を良くしたいという気持ちから始まるということを忘れない。
    自分を大切にする為に欠かせないもの、それこそが良い習慣
    病は気から、自分は健康であると信じていれば、病気には気づかないこともある。
    鳥は飛び方を変えることは出来ない
    動物は、這い方、走り方を変えることが出来ない
    しかし、人間は生き方を変えることが出来る。
    新しい習慣形成により、新しい習慣の選択を人間は決意できる。
    人間には選択の自由がある。
    そして、意志と努力により、新しい自己を形成することができる。
    習慣と上手につきあい、体と心の可能性を最大限に生かしながら大切に育てることが、与えられた人生を豊かに、楽しく生きる術

  • 本書は日野原先生が自分の経験談や心がけている事をエッセイ風に書いていて、その中でも重要なポイントを15にまとめています。この15の習慣自体も重要ではありますが、本書ではそれ以上に宝石のような言葉が多数散りばめられています。日野原先生ご自身の言葉もありますし、プラトンやルソーなど過去の偉人の言葉の引用もあります。一番心に残ったのは「心は歳をとらない」ということです。なるほど年齢とともに心が曇る、ということは人間ありがちなのですが、いかようにも磨ける。磨かれればそれは若返る事と同義で、巻末にありますようにプラトンが「(神様から)与えられた体と心を、どのようにして返すか、これが生涯の宿題」ということで、奇麗な心、別の言葉で言えば初心を忘れず好奇心旺盛な自分でい続けたいと思いました。意思の力で自分を変革できるところが人間と動物との違いであります。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/718516

  • ・愛することを心の習慣にする。愛し愛される気持ちを大切にする。だれかと一緒に楽しんだり、感動したり、泣いたりする時間を大切にする。人間には独立心も必要だが、それだけで幸せになれるだろうか。
    ・習慣が人をつくる。心も体も。
    ・人生は自分が選び取ったもの。
    ・習慣で培った能力は衰えない
    ・まず環境を変える
    ・考える習慣が好奇心を育てる。
    ・人は死と出会い命を知る。
    ・多少健康に問題があっても「健康感」を持って生きることの方が重要。
    ・腹八分目より少なく食べる(脳がお腹いっぱいと感じるまえに、すでに胃はいっぱいになっているから)
    ・小走りをする(人は速く動いている時には悩むことができない)
    ・人生もデザインしていかなければならない。そのために必要なのは明確な目標。
    ・出会いを大切にする
    (2005年発行)

  • 池袋 ブックオフ

  • 習慣とは生きかたであり、それを考え変えることができるのは人間だけ。「人間にのみ認められた特技」。

    日野原先生自身が大切にされている15の習慣についてと、自分で考え、習慣を自分でデザインしくことが、「心」と「からだ」を健やかにコントロールして楽しく生きていくために大切だと綴られています。

    かつての「成人病」を「生活習慣病」と名付けたのが日野原先生で、まさしく日々の習慣で健康にも不健康にもなりうる、恐るべき最大のパワーを持つ「習慣」。
    些細な積み重ねを大切にしていこうと感じます。

    本書は、日野原先生が影響を受けた人物の言葉や写真が多く挿入されています。師に学ぶことは大切なのだなと感じました。
    日野原先生の本は、分かりやすく説得力があります。他の本も読んで学び指針にしていきたい。

    人生の後半を迎え、生き方を見直してみたい人におすすめの一冊。

  • 御年106歳になられる、現役医師の日野原先生による、長生きの秘訣本。彼が日ごろから心がけていること、などが書かれている。
    目新しい内容ではないが、彼の衰えない意欲には感心されられる。やはり、人間は諦めが出てきたら衰退の一途なのだろう。旺盛な好奇心と、楽しく生きるための健康への意識は参考になる。
    本の中で、食べ過ぎないことが大切とあって、私も同感だが、104歳まで生きた祖母は、大食漢だった。ストレスフリーでお目出度い、楽天家だった。長生きの秘訣は人によって違うと思う。
    また、本の中で外国での経験と日本人の習性を比較する部分がいくつかあるが、海外数十年の私はまったく逆の印象を持っている。たとえば日本人は海外ではレストランで人目をはばからず大騒ぎするとか、ごみを散らかしたまま帰るなど本にあるが、他国の人に比べれはマナーはずっとましだと思う。
    著者はハイジャックされた飛行機に乗っていて、北朝鮮で4日間人質になったそうだ。すごい経験が読めて面白かった。

  • 023:一人で生きていて心が満たされるでしょうか?喜びや楽しみは、人と分かち合った分だけ大きくなっていくと信じています。より楽しく生きるには、より多くの愛が必要です。
    024:心健やかに人生を楽しむためには「憎む」という気持ちを持たないこと。
    030:選択は人生を選んでいるという覚悟が重要。日々自分が繰り返す選択や行動が、知らないうちに積み重なって、習慣的パターンとなっていくからです。選択や行動が、習慣として一旦身についてしまえば、それが良い習慣であろうと、悪い習慣であろうと、頭で考えるより早く、体のほうがいつも決まったパターンを示すようになります。
    037:繰り返す毎日の行動を変えることによって、新しい習慣を身につけることができる。
    039:人間が健やかに生きるために不可欠なものは健全な習慣の形成。
    040:習慣にも慣性の法則が当てはめられる。
    044:自分のことをあまり考えすぎるな。=他人も配慮。自分を大事にすることも、他人を大事にすることも、基本的には同じだと考えます。
    046:努力→自然にできる→能力
    101:両親は子供に思いやりを持って接しなければなりません。それはものを買い与えることではなく、人の心がわかり、人の気持ちになってものを考えられるような子供の感性を育てることです。
    110:良い習慣を与えることは、子供あらゆる可能性に対する下準備。
    202:「人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということを、なかなか悟らないものである」ーアンリ・ベルクソン
    215:「おれの思想を行動で完成させるには、思いついたらすぐ実行だ」ーシェークスピア(マクベス)
    228:外的な願望having→内なる希望being
    230:「幸福とは望んで得られるものではない。望むべきものでもない。それは結果として与えられるものだ。」ーブランクる
    230:何か自分にとって都合の悪いことが起きたときも、その責任や原因をまずは自分に求める。
    237:どんな種類の体験であれ自分の人生の糧になると考える習慣を身につける。
    238:幸せに楽しい人生を送りたいと思うなら、自分から率先して明るく元気に振る舞う。
    245:VisionにVentureのドライブがかかりVictory。
    256:日野原父「人の倍努力」「今できることを明日に先延ばししない。」
    248:自分がどういう人間であるか、特徴や性格、調書や欠点などを一度書き出してみるといいと思います。とことん自分を見つめるのです。認めたくない欠点も含め、自分という全存在に興味を持ち、自分を愛するのです。
    251:「与えられた体と心を、どのようにして返すかーこれが生涯の宿題」ープラトン
    252:鳥は飛び方を変えることはできない。動物は這い方、走り方を変えることはできない。しかし、人間は行き方を変えることができる。繰り返す毎日の行動を変えることにより、新しい習慣形成により、新しい習慣の選択を人間は決意できる。人間には選択の自由がある。そして、意識と努力により、新しい自己を形成することができる。人間と動物を根本的に区別するもの。

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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