姿勢のふしぎ―しなやかな体と心が健康をつくる (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.21
  • (4)
  • (5)
  • (13)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 138
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062572231

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 脳性まひのリハビリの内容で、タイトルから期待した内容ではなかった。
    同じことを繰り返し述べているだけで、中身としても浅い。
    自分の行っているリハビリ団体の宣伝という位置づけの本なのかな、と思ってしまった。
    そして、古い。
    1998年の本だからだろうか、著者が年配の方だからだろうか、今やそんなことわかってるよ、ということがほとんどだったように思う。
    当時、リハビリという概念が薄かった時代に、この方法を開拓した、ということに意義があるのだろう。

    ひとつ、参考になったのは、P100 の、筋の弛緩を、あんまや指圧などの物理的・薬物的・外科的手術に依存すると、その場限りの筋弛緩には役立つが、刺激がなくなれば元に戻る、かえって刺激に対する体の体制も高まってしまう。
    だから、自分で弛める自己弛緩が大切だ、というところ。
    これは、脳性まひの人に限ったことではないかもしれない、と思った。

    【memo】
    脳性まひの人の体は、訓練によって動くようになってゆく。
    動かさないと、どんどん動かなくなる。

著者プロフィール

成瀬 悟策(なるせ ごさく)
1924年岐阜県生まれ。医学博士、臨床心理士第1号。九州大学名誉教授。日本リハビリテイション心理学会名誉理事長。日本臨床動作学会名誉会長。
1950年に東京文理科大学心理学科を卒業後、東京教育大学助手・講師、1962年から九州大学教育学部助教授をへて同教授。1989年から九州女子大学・九州女子短期大学の学長を経て、2004年から2009年まで、吉備国際大学教授、吉備国際大学大学院教授を務める。日本催眠医学心理学会理事長・日本心理臨床学会理事長・日本リハビリテイション心理学会理事長などを歴任。2019年8月3日、95歳で逝去。
著書に『催眠面接の技術』『催眠面接法』『動作訓練の理論』『動作療法』『動作のこころ』(いずれも誠信書房)、『臨床動作学基礎』(学苑社)、『姿勢のふしぎ』(講談社)ほか多数。

「2022年 『どこへ行こうか、心理療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

成瀬悟策の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×