Excelで学ぶ量子力学: 量子の世界を覗き見る確率力学入門 (ブルーバックス 1347)
- 講談社 (2001年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062573474
作品紹介・あらすじ
行列力学、波動力学、経路積分を超えた量子力学の第4の枠組=確率力学を駆使して、量子の動きをExcelで視覚化する。目に見えない量子の世界を確認しながら理解できる画期的入門書。
感想・レビュー・書評
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手順ありき。経路ね。
時を捨象するためにも重要。それにより、生命も誕生するか。デジタルネイチャーってのにも通じるか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Amazonへ中古を注文、新品は見つからず。
2014年7月10日に注文し、7月12日に手元に届いた。 -
購入したのは2001/11/06。だいぶ前です。
発行日直後に買っているようですが、情報を何から得たのかわかりません。書店店頭で出会ったとも思えませんが。
これに関しては以前、こんなことを書いてました。
| 二重スリットを量子(光子,電子等)が通過するときには、
| スリットのどちらを通過したかを原理的に決定できないことは
| 光子の裁判@朝永振一郎以来の原理原則だと思ってましたが、
| ネルソンが提唱する 確率力学 では、どちらかのスリットを
| 通ったことが表現できるのだそうです。
| つまり、個々の量子軌道が表現可能なためにエクセルを用いた
| 軌道表示が可能で、この点で「Excelで学ぶ量子力学」だと。
|
| いずれにせよ、何となくわかったような気になるところが凄いところです。
|(PATIO#26334 2003/01/05 16:02)
どんな内容だったかな、と読み返そうとしてみたら、あら不思議、3年しか経っていないのにもう難しくて読めなくなってます。
| ところで、この本を読んでいて考えたことが一つ。
|
| セルA1:A2000に =RAND()-0.5 、
| セルB1:B2000に =RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+
| RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()-6
|
| セルD1に 0.5
| セルD2:D21に =D1+0.05
| セルE1:E21に {=FREQUENCY($A$1:$A$2000,$D$1:$D$21)}(配列数式)
|
| と入力します。D列を使って棒グラフを作れば、ほぼ平らになります。
| つまり、RAND()-1/2 は、-1/2~1/2 の範囲で一様分布しています。
| 次に、次のように入力し、同じように、G列でグラフを書きます。
|
| セルF1に 6
| セルF2:F121に =D1+0.1
| セルG1:G21に {=FREQUENCY($B$1:$B$2000,$F$1:$F$121)}(配列数式)
|
| いかにも正規分布のようなグラフが得られます。中心極限定理です。
|http://www.kwansei.ac.jp/hs/z90010/sugakuc/toukei/tyuusin2/chuusin.htm
|
| セルI1に =AVERAGE(A1:A2000)
| セルI2に =STDEV(A1:A2000)
| セルI3に =(1/I2)^2
| セルJ1に =AVERAGE(B1:B2000)
| セルJ2に =STDEV(B1:B2000)
|
| と入力しますと、I1,J1はおよそゼロ値に、セルI2(とI3)から、RAND()-1/2
| の標準偏差が 1/SQRT(12) になることがわかります。セルJ2は約1、つまり、
|
| B1:B2000は平均0標準偏差1の標準正規分布に従う分布からの抽出標本
|
| となっています。
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| 現実社会で出会うのは、正規分布に従う標本が多いと思うのですが、今まで
| 乱数(標本抽出)と言えば RAND() による一様乱数しか必要としませんでした。
| 考えてみれば不思議だなぁ、と。
|(PATIO#26334 2003/01/05 16:02)
不思議に思ってから3年。
そもそも、RANDを使わないので、標本分布が問題になるレベルですらなくなってしまってます。
[2006/04/24-25 ExcelWorld]