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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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つまり、正しい知識をいかに持っているかどうかで、アイディアを思いつくかどうかっていうのもまた決まってくるんだよね。発見や発明はなにも神様が与えてくれるもんじゃなくて、やっぱり日頃の勉強や努力のたまものってわけ。
― 299ページ -
すると、アルツハイマー何を研究しようかと考えたときにさ、可能性のある実験パターンってそんなに多くない。限られているわけよ。たとえばシナプスってステップが少ないでしょグルタミン酸が放出されて、そのあとグリア細胞に戻っていくだけなんだからさ。そうすると、じゃあどこかなって考えていくと、研究ターゲットにできることなんて、そんなに多くないよね。
― 298ページ -
アイディア? ……それは思いつくんだよね、あるときふと、科学者になるとね(笑)。
でも、その質問はいいポイントで、セレンディピティーって言うんだけど、うーん、語りはじめると長くなっちゃうから、ちょっと保留。
→思いつきでということですか?
いや、無責任な思いつきじゃないんだよ。まず、アルツハイマー病研究の現状ととその問題点をしっかりと把握していることが何よりも大切。そして、もちろん、脳や神経の仕組みをきちんと理解していることも重要だよね。シナプスはこういう仕掛けになっているとかね。
― 298ページ
みんなの感想・レビュー・書評
脳科学を解りやすく解説していて、脳の"意外"に出会える本。
「脳が動かしたいと思ってから体を動かす指令が出るのではなく、動かす指令が出た後に動かしたいと思っている」「目が色を認識できるのは正面の狭い部分のみ。色情報を脳が補完している」など、精巧だと思っていた脳が、意外なほど曖昧でゆっくりなことに驚かされる。
これぞポピュラーサイエンスという本。分かりやすい、興味も引き立てる。
なんで脳のしわが多いと知能が高いのかという説明
イルカをはじめとして動物は決して知能は高くないとか、戦争があると脳科学が発展するとか言い切るのは、なかなかに痛快。
中高生相手の説明なので実にわかりやすく説明している
前提知識を必要とせず、話を追っていくだけで脳に関する知識が深まっていく
あくまで脳の仕組みを説明する本なので、実生活で役に立つような記憶術とかを説明しているわけではない
脳生理学の研究者である著者が、これまで明らかにされている脳研究の最先端について語る。高校生対象として講義を原稿化しているので、口述筆記の形式がたまに冗長に感じることもあるが、全体としては素人にも分かりやすい解説。
知らない事を知るということ、このワクワク感が最後まで止まらない。中高生を相手に実際に講義を行った内容を書籍化したもので、池谷さんの語り口は終始穏やかで丁寧なんだけど、それでも科学に対する真摯な情熱は言葉の端々から溢れ出ていて、その姿勢だけで惚れ惚れしてしまいそう。もちろん、本書で語られる脳の仕組みに関する内容は驚くような話ばかり。最先端の論文の内容をわかり易く、具体的に語られていく。十代の多感な時期にこんな講義を受けられたら間違いなく人生の方向性を決定してしまうような、そんな興奮を味わえる1冊。
ネズミをラジコンにした話、7000年前の脳手術、念力で水が飲めるようになる仕組み、クオリア問題、ニューロンとシナプス。すべての話題がエキサイティングでかつ筆者の言うように生き生きとした対話から成る。分かりやすい例え、豊富な事例、最新の知識。こう言う知識をもっと一般の人にも知ってもらいたい。
もはや完全に忘却の彼方へ置かれていたブクログの存在。そういう脳の記憶の曖昧さに魅力を感じるようになる作品でした。
相当おもしろかった。
これまで脳科学の本はいろいろ読んできて、難しいところは飛ばしながらなんとなくわかるところだけを拾い読みしていたのだけれど、その飛ばしてきたところの一部をかなり理解できた。
それと同時に、脳を理解するためには、ちょっと化学の勉強しんとあかんなぁ・・・と再認識。この難しい内容をこれほどわかりやすく書いた本はほかになかなかないと思う。
意識とは何か、人間とAIとの違いは何か・・・彼の考えでしかなく、答えが出ているわけではないけれど、とても参考になった。
自分の生き方を考える上で、脳の仕組みを知ることはわたしにとってはとても役に立つので、もっともっと知りたい。
分かりやすく、面白い。
「人間は自然淘汰の原理に逆らい、もはや進化を止めている」というのに納得。
5章、特に興味深い例が多かった。
脳は環境に応じて自己組織的に自分をつくりあげる。
体は脳にとって環境そのもの。
心は脳が生み出すもので、脳は体にある。
それゆえ、心と体は、密接な関係にある。
意識とは、表現を選択できること。
言葉は、その代表である。
直感とは、ズバリ、「脳のゆらぎ」。
問題の正解、不正解は、問題の難易度によるのではなく、
脳のゆらぎがあったかどうか。
つまり、問題提示前にわかってしまうのだ。
大学生の頃かったけど、読まないままにしていた。もっと早いうちによんどきゃよかった。
脳の発達は体に支配されているとか、記憶力はあいまいだからこそ価値があるとか、脳は解釈から離れられないとか。 大学の時心理の授業もうちょっとちゃんときいときゃよかったなぁw
11/10/08
ネズミの脳に電極を差してラジコンにした話など、刺激が強いですが、脳科学について初心者の私でも分かり易く解説。
興味深かった点は以下2点。
<1>「意識」の最低条件。
1.表現の選択、2.ワーキングメモリ(短期記憶)、3.可塑性(過去の記憶)
<2>”コンピュータと人間”の違い。
脳はコンピュータと違い、体からの情報が脳の構造や機能を決めている。つまりハードウェアそのものが変わりうるのが脳。コンピュータはハードウェアはそのままで変わらない。

『自分がいつまでも自分であり続けるために。神経細胞は増殖をしない』『「意識」の典型が「言葉」』






