仮想インタビュー 物質が語る自画像―クォークからブラックホールまで (ブルーバックス)

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制作 : 岡田 好惠 
  • 講談社 (2008年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576024

仮想インタビュー 物質が語る自画像―クォークからブラックホールまで (ブルーバックス)の感想・レビュー・書評

  • 素粒子から銀河に至るまでの物質の「物理的性質」を「その物質へのインタビュー」という形式で語る一冊。

    量子力学・素粒子という「非常に小難しい内容」が、ここまでフワッと理解できる切り口があったのか、と目からウロコの一冊。
    解説している内容自体は難解で、おそらくこの一冊で理解が大きく深まるわけではないと思う。しかし、うろ覚えの内容は整理されるし、新しく知ったこともすでに知っている知識との関係や、イメージしやすい現象への類似で理解しやすくなっている。
    なにより「難しそう」というアレルギー的なものが無くなることが大きい。

    原著が2001年発行で、翻訳された本著は2008年発行、ということでもしかすると最先端の内容はもっと先を進んでいるのかもしれない。しかし、それを含めても読んで損はない一冊と思う。良著。

  • 物質にインタビューするという、発想にまず感心する。そして、この内容が、ほぼ最先端の科学についてわかりやすく説明する内容になっていることに感心する。
    日本には、残念ながらこの手の本が少ないが、海外に優秀な本がありすぎるのだろうか?

  • 現在の科学・物理学では解明されていない物質・現象にインタビューを試みるという奇々怪々な一冊。解明されていなのだから作者の空想というか自説が述べられるのだがなかなか面白い。将来、それぞれが解き明かされる時が来て、本書のインタビューと違う結果であってもあしからず。

  • 鉄、炭素など身近な存在から木星、太陽などの聞き慣れた存在、クォークやブラックホールなどの専門的なものまで、色々な物質がインタビュアーの前に現れてインタビューを受けます。
    各物質には性格づけがされていて、それがなんとも愛嬌があっていいです。
    中身も、インタビュー方式の形をとっているので会話中心で読みやすいです。
    炭素が、鉄がどんな旅をしてきたかなど当人の口から語られるのは面白かったし、ネガティブな木星の愚痴はかわいらしいし、太陽の忠告は耳に痛いです。

    かわいらしい科学書です。

  • [ 内容 ]
    炭素、電子、木星、ブラックホール、ウラン、フェルミオンとボソン、恒星、Wimp、中性子、クォーク、反物質、ミューオン、ひも、真空など自然界に存在する(存在すると予想される)総勢22の物質たちに仮想インタビューしながら、物質の性質から宇宙の構造などを包み隠さず語り明かしてもらいます。

    [ 目次 ]
    炭素―波乱万丈の生涯
    電子―異なる原子の間を転々と
    木星―できそこないの恒星!?
    ブラックホール―包み隠さずお話しするわ
    ウラン―破壊癖をもった元素
    フェルミオンとボソン―レンガと漆喰の間柄
    恒星―質量を失い続ける星・太陽
    Wimp―弱虫と呼ぶのはやめて
    ヘール・ボップ彗星―汚い雪の球!?
    渦巻き銀河―宇宙誕生の謎に迫る
    ニュートリノ―宇宙の隠れた存在だった!?
    水素―量子力学をひもといていく
    中性子―原子核をのっとる野望を抱く
    クォーク―平等主義が理想
    タキオン―光速を超える!?
    クェーサー―速くて遠い星
    反物質―実在するしかないのか?
    鉄―楽しい旅人
    ミューオン―太りすぎの電子!?
    中性子星―稠密な活動家
    ひも―つまはじきの理想家
    真空―粒子を創造し抹消する

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • インタビューの相手は、炭素、鉄、ブラックホールからクェーサー、ひも、真空まで。
    手当たり次第という感がなきにしもあらずだけど、それぞれの擬人化がとても魅力的なので、気にならない。
    「僕はまあ、ぶっちゃけていえばこういう感じのものだよ」
    とフランクに教えてくれる。
    この名前の物は一体どういう物なのか、、ざーっと簡単に知りたいだけの人にはものすごくお勧め。

  • 素粒子から天体まで宇宙のあらゆる物質をある意味「擬人化」してインタビューしている、と言える。
    個性的な物質たちとの軽妙なやり取りを通じて宇宙の不思議がなんとなくわかる…、という工夫ですかな。
    電車の中で読むのにはちょうどいいかも。

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