インフレーション宇宙論―ビッグバンの前に何が起こったのか (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576970

作品紹介・あらすじ

多くの人に知ってほしい「宇宙のはじまり」の話
提唱者が思いきりやさしく書いた1番わかりやすいインフレーション理論入門

宇宙の誕生から終焉まで そしてマルチバースを予言!
宇宙は火の玉から始まったとするビッグバン理論では、特異点すなわち「神の一撃」を認めざるをえない。物理学の言葉だけで宇宙創生を記述したい、という著者の願いがインフレーション理論を生み、現在では宇宙創生の標準理論として認知された。その内容を万人が理解できるよう書かれた、最も平明なインフレーション理論の入門書!

ビッグバン理論の原理的困難 そしてインフレーション理論へ
特異点=神が必要!
なぜ火の玉から?
なぜ平坦?
なぜ銀河や星が?
なぜ一様?

感想・レビュー・書評

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  • インフレーション理論の創始者が着想の理由、理論の詳細、さらなる予想、実直に語ってくれる好著。ダークエネルギーと真空のエネルギーが同じものを指しているとは知らなかった。

  • 雑学書や簡単な科学書にあるインフレーション理論についてその歴史とともに書かれています。

    相対する学説や現時点での問題点も隠さず書かれていることでより自分なりの考えが生まれました。

  • 読み進めているうちに生まれた疑問に対して、次の章で分かりやすい回答が示される。佐藤先生の手のひらで転がされてるかの様。
    疑問であった、インフレーション理論と、エネルギー保存則が何故両立するのかがよく分かった。(真空エネルギーは、重力のポテンシャルエネルギーでゴムの様なモノ)
    人間原理に対する佐藤先生の姿勢は、支持したい。

    次は、インフレーション前(虚時間)に興味が湧いた。

  • 自分は物理学科の4年で宇宙物理の理論研究を始めたばかりです。
    とても楽しい読み物でした。一気に読み切ってしまいました。
    この本は宇宙論の教科書を数式抜きでスッキリ表現した本に思えます。
    重力波、一般相対性理論の記述が少なかったように思います。

  • 非常にわかりやすい。私は多田将さんの「すごい宇宙講義」という本を読んでからこの本を読んだのだが、色んなところでリンクしているな、とわかってサクサク読めた。一緒に読んでほしいと思う。
    著者は「インフレーション」という宇宙は初期に急激に膨張したのではないか、という考えを提唱した人物で、それだけに他の本より非常に詳しく、また時々でてくる理論などにも章末のコラムで簡単に説明してくれているのでとても良かった。

  • すごくわかりやすい内容

  • インフレーション理論の提唱者による著書。この理論についてかなり詳しい解説が読めるのかと思ったが、期待していたほどではなかった。ただし最新の宇宙論で議論されていること(超ひも理論、人間原理など)について著者の見解(印象)が書かれているのは興味深い。

  • 佐藤勝彦先生の本であり、期待したがブルーバックスであることも手伝ってか、自分には少々難しい。最後はひも理論、超ひも理論、マルチバースの話。

  • インフレーション理論、ひも理論などを平易にまとめており、読みやすい。

  • ちょっとだけ読もう・・・と思ってたのに、知らず知らずのうちに全部読んでしまいました。
    難しいテーマなのだけど、平易な語り口で非常に読みやすい本でした。

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著者プロフィール

立命館大学・大学院客員教授、ブレーメン経済工科大学客員教授。大学でのキャリア教育、国内外での学生インターンシップに注力中

「2012年 『楽しいキャリアデザイン(第3版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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