ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)

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著者 : 鈴森康一
  • 講談社 (2012年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577687

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ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)の感想・レビュー・書評

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  • ロボットに携わるエンジニアには非常に興味深い内容。似せることから始まったロボット研究。その構造は力学的と幾何学の制約に支配され、結局は生物と同じような機構をとらざるを得ない。しかし・・・。生物、つまり神がつくったものを真似るのではなく、それを超えることができることに気付く。例えばモータの存在。生物がもっていない(バクテリアの鞭毛モータがあるが)回転機構は、例えばジェットエンジンの様に生物の力を超えるものができる。生物は38億年の歴史の中で進化し現在の機構に変化してきたが、四肢系と六肢系に分かれた以降はマイナーチェンジである。材料も細胞分裂という現地生産が基本のため、不安定な材料を使わざるを得ない。馬の骨は速く走るために強度を高めた結果、再生ができない。生物がロボット化した場合のわかりやすい例であろう。一方でロボットは、フルモデルチェンジが可能な点で、生物と大きく異なるのである。我々は神の作った生物から謙虚に学ばせて頂く一方で、ロボットの独自の方向性を考えていく必要があるだろう。結果的に生物と同じ進化に行きつくのかもしれないが・・。部分的には神を超えたロボットがこの世にどのように存在していくのか。生物はカンブリア紀(5億4200万年~5億3000万年前)の間に突如多様化した。科学技術はひとつの発見や発明がきっかけで大きく展開するもの。ロボット工学も一挙にカンブリア紀に突入するかもしれない。将来どのようなロボットとの社会が待っているのか楽しみでなりません。

  • ロボットと生き物の意図せざる共通点。その事実と,背景にある力学的,幾何学的な理由が紹介されています。また「生き物を超える」ロボット作りについても,独自の発想や試みが語られています。ますますロボットが好きになりますよ。

  • 工学の視点から「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えようと試みるロボット機構学。エンジニアの発想vs.自然界の創造力。

  • 科学者が一生懸命知恵を絞って考えたロボットの構造が、実は既に生物に備わっていたという例が元文系の私にも分かりやすい言葉で書かれてて面白く読めました。

  • なんだか無性に手足を動かしてみたくなる本。

  • 非常に興味深い話。難しい内容もあるが、新たな気づきをさせられた本。

  • 読了。

  • 生体模倣についてロボット分野の視点からまとめた本.生物の例を挙げて比較しているが,「どうしても似てしまう」という帰結へは,そこまで説得力はない.

  • 神様が作ったロボットである生物と、人間の設計者が作ったロボットの
    類似点、相違点をまとめている。ドラえもんの手のような機械など、コンプライアンスの高い機械はワクワクする。ロボットについて学べると同時に人体の仕組みも学べ、そちらにも興味がわいてくる。

  •  ロボットが何故生物と似てしまうのかという内容の本です。ロボットが人間の魂を持てるかどうかというSFの話ではなく、本書はロボット工学の観点から、生物とロボットを考察しています。内容は主にロボットの移動法や関節の工学的問題が主題となっています。
     本書で面白かったのが車輪機構の話。なぜ生物には車輪のような仕組みが存在しないのかが、考察されています。
     ロボット工学に興味のある人、またロボット工学を学んでいる人にもオススメの一冊です。

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ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)の作品紹介

ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった!自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた!ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは?技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく-。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。

ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)はこんな本です

ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)のKindle版

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