研究発表のためのスライドデザイン (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 521
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062578134

作品紹介・あらすじ

「見た瞬間に伝わってしまうスライド」のルールを厳選収録!ルールを守るだけで、誰でも「わかりやすい」スライドを作れるようになる

感想・レビュー・書評

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  • 具体的な例が載っており、非常にわかりやすく参考になった。大学生の発表資料の教科書として利用しても良いと感じた。

  • 本書で重要なことは、第1部のスライド作成前の構想の練り方が具体的に書いてあることである。PCを立ち上げず、まずは「プレゼン全体の構造化」をはかることが先決とある。大学院で指導を受けていても、このような細かい研究上の常識は、いちいち教員からコメントを得ることができないし、そうしたことより専門分野の指導を受けたいと思う学生が大半だと思う。

    本書は、研究以前の基本的な研究発表に必要なことが詳細に紹介されている。未読の方は一度本書をチェックされることをお勧めする。学会で配られるスライドの配付資料を、なんとなく自己流に自分の研究成果を当てはめてもよいが、他方で本書のような型があることも頭の片隅に置いておきたい。

  • Before
    修論発表スライド作製の参考にするため

    Contents
    ●簡潔に分かりやすく,が重要
    ・①外的要因:伝えたいことが目立つ
    ②中身的要因:内容が理解できる
    情報認識に要する時間は短く.1スライド1メッセージ.情報詰め込みすぎない.文章は短く単純に.口頭説明なしでも伝わるように.
    ・プレゼンの目的は,結論を伝えること
    ・①原因結果は自然に受け入れられる?②みんな理解できる言葉?③複数の解釈が存在しない?

    ●テクニック一覧
    ①コントラスト:色付け,太字.強調はスライドの1割
    ②グルーピング:箇条書きの行間あける.コンテンツ間に隙間.同じ要素の方向揃える
    ③イラストレーション:文章を図に変換.キーワード抽出
    ・スライド作製は,必要な要素をノートに書き起こす作業から
    ・主張したい部分に視線を誘導.(矢印等は重要でなければ黒で)
    ・行間は文字サイズ×1.3が目安
    ・箇条書きは良くない.文章の図解化を試みる.箇条書きの場合も,マークは目立ちすぎないように.行頭記号はなくてOK.違和感のない位置で改行.
    ・単位付き数字は,数字を目立たせる
    ・写真は伝えたい箇所を中心に!
    ・余白があるからといって無駄に物を入れすぎない

    Awareness
    ・スライド作製において重要な内容を再認識することができた

    To do
    ・仕事でスライドを作製する機会があれば,Contentsの部分を見返す

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/15673

  • 背ラベル:407-ミ

  • 基礎的な内容であったが、ついつい忘れてしまうような意識をコンパクトにまとめてくれているという印象。プレゼンが上手く行かなかった時などに立ち返るのに最適だと思う。
    自分としては箇条書きに頼る頻度を減らして、イラストレーションの練習を重ねていけたらなと思いました。

  • 『問いの立て方』を読んで、気になった一冊。

    特に高校生や大学生の、まだパワポとかあんまり触ったことないです!って人は、ぜひ手元に置いておくと便利と思う。

    発表を聞いていても、スライドがキマっていると、丁寧な仕事をする人なんだな、と思う。(やたらと凝っているとは違って)

    それに、つい色をつけ過ぎたり、情報を盛り込みすぎたりはあるあるなので、パラパラと見て、視覚的なバランスを確かめると良いのでは。

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著者プロフィール

京都大学教授

「2021年 『問いの立て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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