宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)

  • 46人登録
  • 3.86評価
    • (3)
    • (6)
    • (5)
    • (0)
    • (0)
  • 7レビュー
著者 : 村上敏夫
  • 講談社 (2014年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062578578

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • たしかにダーク○○ほど一般にはあまり興味を持たれていない分野かもしれない。しかし、読んでいて知的な興奮はあった。特に相対論がでてきて、ずばっと解決するところ。まだまだ未解明な部分が多いのも宇宙物理学に共通して、興味が尽きませんね。是非とも多くの方に読んで欲しい良書だと思いました。

  • 宇宙の起源を解き明かす鍵は宇宙最大の爆発にあった!巨大な爆発はどこで、どのように発生するのか。長い論争の果てに下された意外な結論。

  • 専門的で難しいところが多いが、原典のグラフ、写真をたくさん載せてくれるのは有難い。超新星より一桁大きい極超新星、ハイパーノヴァの世界。

  • 輝く時間こそ短いが,宇宙のすべての星を合わせた明るさに匹敵する超高エネルギーの天体現象ガンマ線バースト。本書はその専門家による解説。ガンマ線バーストに特化した啓蒙書は稀有。
    地上核実験監視衛星により1967年に現象がとらえられてから,ガンマ線バーストの正体解明までには30年という長い月日がかかった。その過程では,1920年の銀河系大論争になぞらえたガンマ線バースト公開論争が行なわれ,それから程なくして少数説が実証されるというドラマチックな展開も。
    長いガンマ線バーストは,重い天体が極超新星爆発して,ブラックホールを形成するときに放出する相対論的ジェットという結論。余りにも明るいために,百何十億光年彼方でも観測できることを活かして,ファーストスターを検出することも有望視されている。中性子星の連星が合体してブラックホールを作るときには,短いガンマ線バーストとともに重力波も放出されるはずで,初の重力波の観測は,ガンマ線バースターからもたらされるかも知れない。

  • 面白い。発見から詳細な観測を経て解明に至るプロセスが丁寧に解説されており、楽しみながら一気に読める。ベテルギウスとイータ・カリーナが解説されているのもよい。続編でよいので、ジェットが上下に吹き出す仕組みについて詳細な解説を望む。

  • 配架場所 : 新書
    請求記号 : SHIN@440@M100@1
    Book ID : 80100466850

    http://keio-opac.lib.keio.ac.jp/F/?func=item-global&doc_library=KEI01&doc_number=002397159&CON_LNG=JPN&

全7件中 1 - 7件を表示

村上敏夫の作品

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)を本棚に「積読」で登録しているひと

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)の作品紹介

ガンマ線バーストは、電磁波の一種であるガンマ線が大量に放出される「宇宙最大の爆発」のこと。数千億の星を集めた銀河よりもずっと明るく輝く想像を超えた大規模な爆発です。最近では恐竜の大絶滅の原因ではないかという説もあります。
ガンマ線バーストの発見は、米ソ冷戦下におけるアメリカの核爆発探知衛星による偶然の産物でした。どこかの国が核実験をしたために起きたものだと考えられ、秘密裏に研究が進められました。地球ではなく宇宙で起きたことが分かり、情報が公開されてからも、たった数十秒しか続かない短い現象を詳細に観測することは難しく、長らく謎の現象とされてきました。
研究が進展したのは、発見から30年たってからのこと。ガンマ線バーストが起きてから数日間、X線や光を出すことがわかったのです。その光を観測したところ、その起源は、数十億光年もの遠方だとわかりました。これほど遠くで起きるにも関わらず地球でも観測できるほどの大爆発だったのです。
また、はるか遠方で起きることから、ガンマ線バーストによって宇宙の起源が解明できるのではと言われています。数十億光年の距離を光が旅するには数十億光年の時間がかかります。つまり、遠くから来るガンマ線バーストをみることは、数十億年前の宇宙をみることでもあります。様々な場所から届くガンマ線バーストを観測すれば、宇宙はどのように始まったのか、最初の星はどのように生まれたのか、謎に包まれた暗黒の時代を照らし出すことができると考えられているのです。
では、この爆発を起こしたのは誰だろうと、犯人捜しが始まりました。観測の進歩によってブラックホールとの関連や、巨大な星が死ぬときに発生することも明らかになりました。しかし、犯人が見つかっても、ガンマ線バーストがどのように起こるのかは分からなかったのです。
たった1個の星の起こす爆発が、どうして数千億の星を集めた銀河よりも明るく輝くのか? そのエネルギーはどこから来るのか? 観測結果が集まっても研究者たちはそれをうまく理解できなかかったのです。その謎をとく鍵は相対性理論にありました。
巨大な爆発はどこでどのように起こるのか? ブラックホールや相対性理論はどのようにかかわってくるのか? 宇宙の起源や生物の大絶滅との関係は? 宇宙物理学で、今もっとも注目される現象を、第一人者が繙いていきます。

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)はこんな本です

宇宙最大の爆発天体ガンマ線バースト (ブルーバックス)のKindle版

ツイートする