「進撃の巨人」と解剖学 その筋肉はいかに描かれたか (ブルーバックス)
- 講談社 (2014年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062578929
作品紹介・あらすじ
「巨人」の異様かつ圧倒的迫力の造形が、多くの読者を惹きつけているコミック話題作『進撃の巨人』。社会現象となっている作品の魅力の根源とは何か? そしていまだ作中で謎につつまれている「巨人」とは何か?この二つの大きな「問い」に、「美術解剖学」という学問の知見をもって挑む。かつてない試みの新書が登場。
「超大型巨人の顔の白ひものようなものは筋肉なのか骨なのか。まるでエビやカニの殻のような外骨格が顔を作っている、はじめはそう考えられたのだが……」
マンガ・美術鑑賞にも、そして未来の漫画家・美術家・イラストレーター・デザイナーにも役立つ内容です。
感想・レビュー・書評
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美術解剖学なるものを教える著者による作品。
絵を描くときに人体の構造(骨格と筋肉)を知っているか知らないかではキャラクターの質感や存在感に大きな差が現れるため、芸術の分野でも解剖学を学ぶらしい。
皮膚がない筋肉だけの人体模型かっこよすぎん?いろんな筋肉が重なって出来上がる人体の造形美に改めて感動した。
個人的に進撃の巨人も愛読していたからこんなに細かいところまで考慮して描写していたのか、と驚いた。
次の本でもっと詳しい人体の構造を学びたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
請求記号 701.5/F 96/1892
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『進撃の巨人』に登場する巨人から学ぶ筋肉と骨格の本です。美術解剖学というとなんだか怖くて手が出にくい分野だったのですが、本書では『進撃の巨人』からのカットとモノクロの人体イラストがある程度でした。あのシーンではこんな風に筋肉が描かれている!といった感じです。
著者の巨人の謎に対する大変興味深い考察(しかもなんか当たっていそうな)が入るのでその点ご注意を。 -
ちくま文庫の美術解剖学の本に続き、本書を読む。前書と違い、連載マンガを題材にし、軽い(軽すぎ?)タッチで人体の仕組みを概括。特に筋肉と骨について説明する。類書を読んでたせいかさすがに、言葉とか概念は理解できてたようだが、マンガを題材というのが新鮮で、少しその理解が進んだ。他の書と大きく違う軽いノリには少々驚くも・・・・。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99712662 -
事務職会社員をやっていると人間の骨格や筋肉を考えることがないので、「進撃の巨人」という身近な話題から分かりやすく入り込めるこの本は良かったです。
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タイトルから連想した内容では無かった。普通に人間の筋肉と骨の説明が長過ぎる。進撃の巨人の造形美についてもっと書いてあるかと思った。ただ、女型の巨人の身体の丸みは人間のように脂肪では無く乳房まで筋肉って言うのは確かにそう見えるし面白いなぁと思った。
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