謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)
- 講談社 (2015年7月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062579247
作品紹介・あらすじ
海底を感じるかどうか、それが問題だ!
広大な海をわたる波には、2つの種類がある。
「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。
時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。
南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。
波が海底を感じるとはどういうことか?
波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?
身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。
ご存じですか? 波の意外な素顔。
・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある!
・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある!
・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意!
・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る!
感想・レビュー・書評
-
コメント0件をすべて表示
-
関連講義@夢ナビ:
不規則な現象から規則性を見いだす
https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2022001070 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99775105 -
物理は少し苦手なので、読むには多少集中力が必要だったけれど、波のしくみがわかって大変タメになりました。どうして大きな津波になってしまったのか、わかりやすく科学で説明されています。
-
-
津波と普通の波の違いについて分かりやすく解説している好著だ.深水波と長波の違いを示したp102の図が良い.津波の波長は非常に長く1000㎞に及ぶものもある由.一方津波の速度は水深だけに関連するのは非常に面白い.計算式を敢えて省いて言葉だけの説明に徹しているが,多少は式が出てきても良いと感じた.
-
波が海底を感じるとは? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を数式なしでわかりやすく解説。
-
請求記号 452.5/H 91/1924