謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579247

作品紹介・あらすじ

海底を感じるかどうか、それが問題だ!

広大な海をわたる波には、2つの種類がある。
「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。

時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。
南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。

波が海底を感じるとはどういうことか?

波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは?

身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。


ご存じですか? 波の意外な素顔。

・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある!
・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある!
・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意!
・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る!

感想・レビュー・書評

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  • 関連講義@夢ナビ:
    不規則な現象から規則性を見いだす
    https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2022001070

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99775105

  • 物理は少し苦手なので、読むには多少集中力が必要だったけれど、波のしくみがわかって大変タメになりました。どうして大きな津波になってしまったのか、わかりやすく科学で説明されています。

  • 津波と普通の波の違いについて分かりやすく解説している好著だ.深水波と長波の違いを示したp102の図が良い.津波の波長は非常に長く1000㎞に及ぶものもある由.一方津波の速度は水深だけに関連するのは非常に面白い.計算式を敢えて省いて言葉だけの説明に徹しているが,多少は式が出てきても良いと感じた.

  • 波が海底を感じるとは? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を数式なしでわかりやすく解説。

  • 請求記号 452.5/H 91/1924

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著者プロフィール

1959年、東京都生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科/大気海洋研究所特任教授。サイエンスライター。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大大学院で海洋物理学を専攻。博士課程を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学大学院で博士(学術)を取得。2013年に読売新聞社を早期退職し、東京大学海洋アライアンスなどを経て、2019年から現職。気象予報士。著書に『謎解き・海洋と大気の物理』『謎解き・津波と波浪の物理』(ともに講談社ブルーバックス)、『びっくり! 地球46億年史』(講談社)、『海洋プラスチック』(KADOKAWA)などがある。

「2023年 『こわいけど、おもしろい! おばけずかん かがくのふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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