芸術脳の科学 脳の可塑性と創造性のダイナミズム (ブルーバックス)
- 講談社 (2015年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062579452
作品紹介・あらすじ
芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという。環境に適応するために脳内に形成される外界の世界(再現的世界)と脳内に情報を創発させる情報創成の世界が干渉し合うことで、それぞれの新しい世界=創造性が生み出される。芸術とは自分の存在を証明するために脳の外と内が相互作用した結果に他ならない!?
「科学と芸術は、同じ脳の営みであるとはいえ、違う。その両者を止揚し脳の創造の仕組みから芸術を解き明かそうとした。一人の人間としての葛藤も赤裸々に語られており、これが面白くないはずがない」(理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問・甘利俊一氏推薦文より)
感想・レビュー・書評
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ちょっとむずかしい。特に2~3章はむずかしい。いったん読み飛ばしてもよい。
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よくぞ出版してくださった、という感じ。画家で脳科学者(しかも工学部→医学部へ進まれた、学際的脳研究!)の先生による、脳科学とともに芸術の見方や創作活動に関する本。
ただ…先生の記述は理解が難しく、1〜3章までは字面を追うので精一杯。4章と5章の芸術パートは楽しく読んだ。
アトラクタという概念を初めて聞けたのは、個人的に収穫だった。あと、スパース。いずれも、単語では表現が難しく、それこそ右脳と左脳のコミュニケーションを活発にしなければ感得できない概念だ。 -
難しい.第1章は何とか理解できたが,2-3章は図を眺めただけ.第4章の「脳と絵画」でモナリザやセザンヌ,ゴッホ,シャガール,ダリの説明は面白かった.p155-168の筆者の絵についての解説は,やや独りよがりの感覚と思った.脳がいろんな活動をしていることは分かったが,自分自身が制御できる部分が少ないように感じたが,読み方が不十分なのかなと少し心配になった.
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784062579452 -
請求記号 491.371/Ts 52/1945
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舞台は1900年のパリ。史上もっとも重要と目された数学会議の最中、世界的に有名な天才数学者X教授が何者かによって殺された。容疑者は会議に出席していたこちらも天才数学者ばかり。アリバイがあるのだが、すべて数学で供述されているという。しかも容疑者全員、殺人の動機が……。ヨーロッパで絶賛の、数学ミステリー。