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みんなの感想・レビュー・書評
《ブックレビュー》 第一巻が、自然と人工との間に対称性を取り戻そうとする神話の試みを読み解くものならば、この第二巻は、国家の誕生によって、自然ー人間間の対称性が失われた世界、たとえば自然を支配したり、征服したりといった思想が出てきた後の世界について、分析の射程を広げていく。 自然とともに暮らし、神話を法として生きていた者達は、自然との関係において、どちらかが大きな力を持つとか、どちらがどちらを支... 続きを読む »
我々は"敢て"「国」を創らなかった優雅な民族の末裔なのか? なぜこうも人はティディベアが好きなのか?「権力」の対抗としての「文化」の意味とは?
第一巻では思考の滑走路を十分加速しながら走り抜け、第二巻では浮遊する・・・そんな錯覚を起こすような知の遊戯本。
「遊戯」とはいうものの、この遊戯は実に人間誰もが持っているsomethingを揺らす力がある。
大学生への講義だけれど、「有用」なことを追求して生きている社会人にぜひ読んでほしいシリーズ。
中沢新一のカイエ・ソバージュシリーズの第二巻。 ここで特に語られていることは、「熊」をカミとして万物の生物との「対象性の思考」、そこからの「野蛮」の介入によるクニ、国家の誕生についてである。 第一巻同様にたくさんの神話(今回は部族の言い伝えかな)がふんだんに盛り込まれていて大変に興味をそそられた。 様々なつながりの知識が入ってきて感動する。知らなきゃ、知らないまま。でも知らないではも... 続きを読む »
神話の生きていた「対称性社会」の崩壊から、クニの始まり、
そして産業革命後の宗教がもたらした「第一次形而上学革命」による国家成立の過程。
現代とは、文明という名を持つ、歴史上最も野蛮な世界だ—
太古より、先住民たちに共通して神としてあがめられてきた熊と、
人との関係の変遷に沿って歴史を読み解き、
現代が失って久しいもの、今意識しなければならないことが
わかりやすく解説された、人類学の入門書。
人類学に限らずだが、学問や思想は現代の闇をするどく看破する力を持っている。
自分で新しい目線を育てる指南書として一読の価値あり。
読了。2006年10月。東京大学総合図書館。 Cahier Sauvageの第2話。第2話では,神話の立場から社会学を読み解いている。神話から科学を見ようとする僕には若干退屈であったが,社会学として見れば非常に面白い。その道の人には堪らないことだろう。 ところで,中沢はこの本の中で(序章),先の911事件を,野蛮に対する報復,或いは非対称性への報復である,としている。(もちろん911事... 続きを読む »
中沢新一さんの<カイエ・ソバージュ>第2弾です。<熊>をキーワードにして、神話と人間の思考様式を考えていく。世界のどこか、じゃなくて、世界中普遍な物語。素敵です
「首長」と「王」の違い。それは野蛮を取り込んだ存在であるかどうかの違い。首長は理性的な存在であるが、王は自然から力を奪い取った(気になっている)不敬な存在なのである。人類は進化している、と言うのは思い上がった考えなのかもしれない。新石器時代の思考の方が、よっぽど平和的で文化的かも。
2006.01.28-02.20
クニ(国)ができる前は人々はどういう風に考えていたのか、という話。クニができる要素はあるのになかなかクニができなかった地域もあって、それは未開とか未熟とか野蛮とかではなく、別の価値観・知恵をもって暮らしていたのでは、というお話。おもしろい。
『チベットの・・・』で思考停止に陥った「トポロジー」という言葉の説明が出てきました。いわく、
”トポロジーという学問は、具体的な空間や図形の性質を調べるのではなく、それをひっぱったり伸ばしたりしても、変わらない性質を調べようとするものです。”
なんとなくですが、少しわかったような気がしました。
宮沢賢治の作品を、ちゃんと読みたくなりました。
すばらしい!読み終わった後、拍手です。すてきなショウのようなでした。
すべてのクリエイターに読んでもらいたい。
「人類の思考のすべての領域を踏破する」試みの全5シリーズの2冊目。(KOBA)

このカイエ・ソバージュの5冊セットは買ってしましました。
(抜き書き)
――神話と哲学
ハイデッガーは近代の技術の本質を明らかにするために、技術というものが、古代ギリシャ人たちのもと...






