ソ連=党が所有した国家 1917ー1991 (講談社選書メチエ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062582483

作品紹介・あらすじ

二〇世紀最大の政治組織=ソ連共産党がつくった国家でなにが起こったのか?官僚制、大粛清、飢餓、強制収容所…。ナンバー2モロトフの回想を通して、党が国家であった時代の軌跡を辿る。

感想・レビュー・書評

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  • 2018/01/03 12:22:20

  • モロトフという男を通じてソ連邦
    の歴史を描いてゆく。なぜこいつは妻をスターリンに
    流されても平気なのだろうか。

  • 飢饉は教会と権力の関係をも緊張させた。国家と宗教の分離を標ぼうした革命権力だが、実際内戦期なら教会は抑圧され、聖職者も監視下にあった。
    国家が収容所のような状態になっていた。
    スターリンは人民委員部からユダヤ人を追い出せとその目的を単純に命じた。ヒトラーの機嫌を取ることが目的だった。

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著者プロフィール

法政大学法学部国際学科教授。
1948年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学法学博士。成蹊大学教授をへて1988年より現職。専門:ロシア政治、ソ連史、冷戦史。
主な著書:『ソビエト政治と労働組合─ネップ期政治史序説』(東京大学出版会、1982年)、『ソ連現代政治』(東京大学出版会、1987年/第2版、1990年)、『ゴルバチョフの時代』(岩波新書1988年)、『「ペレストロイカ」を越えて─ゴルバチョフの革命』(朝日新聞社、1991年)、Moscow under Stalinist Rule, 1931-34(Macmillan, 1991)、『スターリンと都市モスクワ─1931~34年』(岩波書店、1994年)、『独立国家共同体への道─ゴルバチョフ時代の終わり』(時事通信社、1992年)、『ロシア現代政治』(東京大学出版会、1997年)、『ロシア世界』(筑摩書房、1999年)、『北方領土Q&A80』(小学館文庫、2000年)、『ソ連=党が所有した国家─1917~1991』(講談社、2002年、2017年文庫版『ソヴィエト連邦史』予定)、『アジア冷戦史』(中公新書、2004年)、『モスクワと金日成─冷戦の中の北朝鮮1945~1961年』(岩波書店、2006年、露版、2010年)、『図説 ソ連の歴史』(河出書房新社、2011年)、『日本冷戦史─帝国の崩壊から55年体制へ』(岩波書店、2011年)、『ロシアとソ連 歴史に消された者たち─古儀式派が変えた超大国の歴史』(河出書房新社、2013年)、『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』(NHK出版新書、2014年)、『日ロ関係史─パラレル・ヒストリーの挑戦』(共編著、東京大学出版会、2015年)、『宗教と地政学から読むロシア─「第三のローマ」をめざすプーチン』(日本経済新聞出版社、2016年)。論文に「クバン事件覚え書」(『成蹊法学』No.16、1982年)、「労働組合論争・再論─古儀式派とソビエト体制の視点から」(『法政志林』No.1-3、2016年)など。

「2016年 『ロシアの歴史を知るための50章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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