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宗教で読む戦国時代 についての感想・レビュー・書評


宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ)
53人が登録 ★4.00

著者: 神田千里 
本 / 講談社 / 250ページ / 2010年02月11日発売
ISBN/EAN: 9784062584593
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評価平均: 4.00
登録数: 53
レビュー数: 10
価格: ¥ 1,680 (参考価格:¥ 1,680)

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みんなの感想・レビュー・書評

Kさんのレビュー 読み終わった

当時の人々は、色々な仏教宗派の説法を数多く聞いており
教義に通じていたため、
宣教師たちが彼らをキリスト教に改宗させるために説法することは、
苦労の多いことだったようです。

そしてこの時代は、
「天道」思想というものが一般にひろく受け入れられていました。
「天道」に背くものは神仏の罰があたり、
「天道」を守るものはその加護がある。
日本の神仏をまるごと信仰し、崇拝することが「天道」に適い、
「天道」の加護を受けるためには、世俗道徳の遵守も必要である、というもの。

秀吉の伴天連追放令や、禁教令の要因は、
キリスト教の日本在来の宗教との共存を拒否し、
その撲滅をめざすという行動様式のため、ということです。

ryo31103110さんのレビュー 3 読み終わった

戦国時代、キリスト教が入ってきたことで、神仏とキリスト教との間で軋轢が起った。
従来の宗教を尊ぶ者と、新しい宗教に心を傾ける者。
この宗教における、戦国時代の人々の心理を解説している。

戦国時代を生きる人々の宗教観を現代を例にとりながら解説しているのだが、あーなるほどといった感じで、感動はない。
「結局、戦国時代も現代も一緒だよね」に落ち着いてしまう。

いやいや、そうなのか?

共通点はあるだろうが、しかし違うからこそ歴史は面白いのでは?と突っ込みを入れたくなる。
感想としては、むしろ違いこそを強調してほしかった。
戦国時代の宗教に関する入門書としては、いいのかもしれないが、ちょっと内容が期待はずれだった。

だって、「宗教で読む戦国時代」だから!
自然と読む方もハードル上がるっしょ!

さんのレビュー 3 読み終わった

ネタバレ 真宗の記述が興味深かった。天道思想の説得力がもう一押し欲しい。神社仏閣とキリスト教勢力の抗争状態が基本的に一方通行なのも少し気になった。

TKDさんのレビュー 5 読み終わった

戦国時代の宗教についての本である。特に、キリスト教史や、島原の乱(島原・天草一揆)に興味あったので読んでみた。以前から、キリスト教が何故弾圧されたのか。弾圧された要因について興味があった。この本によれば、当時のキリスト教の排他性に一要因があったようだ。確かに、ルイス・フロイスの『日本史』を読んでいても分かるように、日本宗に対する強い敵対心が見てとれる。ついつい、日本史に於ける、キリスト教の悲劇性にばかり目が行きがちだが、このような視点も面白い。

内藤ジュリアさんのレビュー 5 読み終わった

専門的な内容だけど、読みやすくわかりやすかった。

当時の日本人は「天道」概念(おてんとさまが見てるよ、みたいな感じ)を持っていた。
信長や秀吉も然り。
彼らは宗教弾圧をしたわけではない。
むしろ戦国時代は宗教の並存が当たり前で、他を暴力的に排斥しようとする行為がだめだった。
為政者はどうしようもなく排他的なグループがいた場合に、武力で持って制圧したのであり、教義に反対したり、そのグループの存在を否定しようとしたのではなかった。

さすらいの千鳥さんのレビュー 4 読み終わった

最初は図書館で借りて読んだのですが、結局買ってしまいました。
このものの見方、好きです。

司馬漬けさんのレビュー 5 読み終わった

全編を通して強く印象に残るのは、戦国大名にしろ、天下人にしろ、仏教徒にしろキリスト教徒にしろ、いったい何を望んだか、解明しようとする作者の姿勢だろう。一面的に片付けられかねない諸書の事象について提議すると共に、この戦国という時代に、何が、どのように立ち現われていたかを、わかりやすく読ませている。これが宗教一般の歴史に言及するようなことになれば、敷居は格段に高くなってしまっていただろう。殊に目を引くのは、他宗派や世俗での争いや、島原の乱などにおいて、いったい、それぞれの立場において、民衆は誰を頼らざるをえなかったのか、どうすれば助かったのか、助からなかったのか、それぞれの資料における民衆や当事者の証言を詳細に拾っている点。一つの宗派における農民救済などの史料は数多いが、こうした貴重な本が手元に一冊おけることを喜びたい。

toyobookshelfさんのレビュー

【著 者】神田 千里 (かんだ ちさと) 文学部史学科 教授〔日本中世史〕 宗教というテーマは、一般的に敬遠しがちなものだ。しかし、グローバル化する国際社会においてそれぞれの国や地域が共生していくためには、「宗教的要素を極小化して他に“科学的”な要因を求める従来型の思考よりも、むしろさまざまな社会現象の背景にある宗教の影を捉える思考」のほうが、今後より重要になるのではないか、と本書は結ぶ。 ... 続きを読む »

rceさんのレビュー

【著 者】 神田 千里(かんだ ちさと) 東洋大学文学部教授 講談社 宗教というテーマは、一般的に敬遠しがちなものだ。しかし、グローバル化する国際社会においてそれぞれの国や地域が共生していくためには「宗教的要素を極小化して他に“科学的”な要因を求める従来型の思考よりも、むしろさまざまな社会現象の背景にある宗教の影を捉える思考」のほうが、今後より重要になるのではないか、と本書は結ぶ。 ... 続きを読む »

ayukiさんのレビュー 3 読み終わった

(2010/3/15読了)一向一揆は宗教紛争などではなく、あくまで政治的争い。天道思想のもと、各宗派はゆるやかに共存。キリスト教が異端とされたのは、教義内容ではなく「他宗派を一切認めない排他性」が「日本国の和を乱す」と。キリスト教の攻撃性もなんだかなーと思ったが、「和を乱す」ことを何より嫌うっていうのも実に日本らしいなあ~と。

全10レビュー中 1 - 10件を表示
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