古代日本外交史 東部ユーラシアの視点から読み直す (講談社選書メチエ)

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著者 : 廣瀬憲雄
  • 講談社 (2014年2月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062585729

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古代日本外交史 東部ユーラシアの視点から読み直す (講談社選書メチエ)の感想・レビュー・書評

  • 4-12世紀の倭国・日本国家の外交を、従来の「東アジア」=中国・朝鮮・日本関係ではなく、パミール高原以東の「ユーラシア東部」における国際秩序の複数性の中で説明している。通説の「冊封体制」論や「中心-周縁」の否定が特徴。外交文書の様式や外交儀礼の国際比較に関する実証成果を下敷きにしているが、スケールの大きい斬新な視点や新説が目立つ。

  • 古代日本の外交を東部ユーラシアという広い視野で見つめなおした労作。これまでは、東アジアという視点から中国、朝鮮半島、日本の国際関係から古代史が語られることが多かったが、中国への影響力が大きい突厥や吐蕃の興亡を交えると新鮮な風景が見えてくる。

  • 古代日本における近隣諸国との関連を、中国/朝鮮のみならず東部ユーラシアにまで範囲を拡大して研究した本書は、従来の教科書的に固定化された概念を多くの点で覆すものです。
    そのため、古代中国は絶対的な存在であると説く従来の概念からすれば異端となりますが、本書は諸国との関連性を読み解き、「なぜそうなったか」を明確に指し示す良作です。

  • 冊封体制論を克服するため、時間と地域を設定し直した東部ユーラシアの古代外交史。冊封体制が貫徹された時期は、実際には唐代の一時期にしかなく例外的なものと考える。むしろ常態は突厥や吐蕃といった強大な勢力との共存関係にある。宋代以降の盟約関係の萌芽を古代に見出して改めて中華王朝と対諸国の関係を捉えなおす。日本もその勢力の一つとして倭の五王の将軍への除正や律令の導入の契機などを中華王朝の相対的強さや朝鮮半島の勢力の伸張と合わせて見直す。

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古代日本外交史 東部ユーラシアの視点から読み直す (講談社選書メチエ)の作品紹介

南に農耕王朝、北に遊牧王朝という大帝国があり、その周辺に
複数の小帝国が存在していた国際環境において、日本が採用した外交政策とは?
「倭の五王」期の朝鮮半島問題、「日出ヅル処ノ天子」時代の隋の絶域外交、
乙巳の変の背景にある国際緊張など、外交文書、外交儀礼を丹念に読み解き、
四世紀から一三世紀にいたる東部ユーラシアと古代日本の実像に迫る。

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