AD/HDのすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 107
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062594042

作品紹介・あらすじ

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【保護者と教師のためのAD/HD入門書】
授業中に動き回る、キレやすい、忘れ物が多い。これらはAD/HDにみられる症状。
放っておくと子どもは孤立し症状は悪化する。治療法はあるのか?
障害を正しく理解でき、対処法がわかるAD/HDの入門書。

(まえがきより)
ただ、いたずらに不安を感じる必要はありません。落ち着かない子がみんなAD/HDと診断されるわけではありませんし、診断されたとしても、この障害の経過は、けっして悪くありません。適切な対応をとることで、症状は軽減していきます。
不安を抱えてひとりで悩まず、まずはこの本でAD/HDを理解してください。症状や治療法を正しく知ることで、保護者としてすべきことがみえてくるはずです。それはまた、子どもの生活態度に悩む、学校関係者にも読んでほしい情報です。保護者と先生方が協力しあって、子どもが安心して暮らせる環境をつくっていけば、症状はおさまっていくはずです。

【本書の主なポイント】
●AD/HDは、“心の病気”ではなく“発達障害”
●原因は、しつけが悪かったから?
●大人になっても治らない?
●1人で悩まない。困ったときどこに相談に行くべきか
●治療は、対応の変更と環境の調整が中心
●適切なほめ方、しかり方を知る
●きょうだいにも、注意をむける
●子どもに話しかけるときの注意点

【本書の構成】
第1章 あなたがいますぐできること
第2章 気づいてあげたい、悩みのサイン
第3章 AD/HDを正しく理解しよう
第4章 困ったときは専門家に相談
第5章 保護者の役割と教師の役割を知る

感想・レビュー・書評

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  • 不要

  • だいたいわかった。

  • ADHDで悩むお父さんお母さんの味方になりそうな一冊。
    2016/06/11

  • なんともない

  • 基礎知識固め。
    保護者、教員向けの情報やハウトゥもあり勉強になる。

  • ADHDを知る。
    複合タイプの見極め。
    誤解。
    子供用にお母さんようになので絵が多くて読みやすい。

  •  類書はいくらでもある。内容は可もなく不可もなくというところ。この本ならではの特徴は次の2点だとおもう。

    1 AD/HDというと保護者よりも指導者側の方が関心は高い。最悪の場合、学級経営が成り立たない、授業が成立しないという現実問題があるからだ。解決法を求めて必死に探し回っている。そのため、指導者側のニーズに応えた本は多く、保護者側のニーズに合わせた本は少ない。保護者は多くの場合現実を受け容れがたく、現実から目をそらしがちだからだ。
     この本は、その少数派の保護者のニーズに応えた本だ。
     現実を冷静に見つめ対応していこうとする親が増えてきたのか。

    2 要点が見開き2ページに簡潔にまとめてあり読みやすい。

    「もしかして我が子は!?」と心配な場合、この本を読んだ後、専門機関で相談されると良いだろう。

    ※1箇所だけ突っ込みを入れる。
    タイトルが「AD/HDの"すべて"がわかる本」とあるが、"すべて"が分かるはずもない。障碍は千差万別だ。性、年齢でも大きな違いがあるし、同じ症例なんて殆ど無い。大きな傾向らしきものがあるだけだ。「ああ、そうそう。」と同意、共感できる部分が少しでもあったらラッキーという気持ちで読むと良い。

  • イラスト、図でわかりやすい説明。
    主に保護者向け?
    そううまくいくのかな…という気がしたが、希望を持って治療や対応を考えていくために、とても良い本だと思った。

  • 平成24年2月4日図書館リサイクル(第1刷)

  • 前に読んだアスペルガーのと
    同じ部類かな?
    絵が多くてわかりやすかった
    自分の子、どうして落ち着きない?という
    ストーリーをちょびっと軸にして
    その家族にそって進んでいったりもするので
    同じような環境の親御さんは
    とてもわかりやすいかもしれません

    うちのおかんは
    あーマリはこうだったマリはこうだった

    爆笑しながら読んでました

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著者プロフィール

1945年,さいたま市生まれ。医学博士・薬学修士。北海道大学医学部卒。東京都東村山福祉園医務科長,東京都立梅ヶ丘病院院長,東京都立小児総合医療センター顧問等を経て,(一社)日本児童青年精神医学会監事,(一社)日本自閉症協会会長,(一社)日本発達障害ネットワーク理事長,(社福)正夢の会理事長,強度行動障害医療研究会世話人代表など。主な著書として,『発達障害の「本当の理解」とは』(金子書店,2014年),『発達障害 早めの気づきとその対応』(中外医学社,2012年),『専門医のための精神科リュミエール19 広汎性発達障害 責任編集(松下正明他総編集)』(中山書店,2010年),『図解 よくわかる大人のアスペルガー症候群 発達障害をつなぐ心を考える』(ナツメ社,2010年),『臨床家が知っておきたい「子どもの精神科」第2版』(医学書院,2010年),『発達障害の診断と治療』(診断と治療社,2009年),『日常臨床で出会う発達障害のみかた』(中外医学社,2009年),『子どもの表情・しぐさ・行動がちょっと変だなと思ったとき読む本』(主婦と生活社,2007年),『思春期のこころの病気――不登校,いじめ,キレる,ひきこもりなどに,どう対処すればよいか』(主婦の友社,2002年),『広汎性発達障害の子どもと医療』(かもがわ出版,2004年),『子どもの表情・しぐさ・行動がちょっと変だな?と思ったとき読む本』(主婦と生活社,2007年)。監修として,『これでわかる自閉スペクトラム症』(成美堂出版,2020年),子どもと家族のためのADHDサポートブック(成美堂出版,2022年),『発達障害のキーワードとキーポイント』(金子書店,2016年),『発達障害者支援の現状と未来図』(中央法規,2010年),『専門医に聞くアスペルガー症候群』(日本文芸社,2010年),『小・中学生の「心の病気」事典 気持ちがラクになる! 症状と原因がよくわかる』(PHP研究所,2009年),『AD/HD(注意欠陥/多動性障害)のすべてがわかる本』(講談社,2006年),『子どもの心の病気がわかる本』(講談社,2004年)。編集として,『ケースで学ぶ 子どものための精神看護』(医学書院,2005年),さらに共編として,『今日の精神疾患治療指針』(医学書院,2012年),『現代精神医学事典』(弘文堂,2011年),『自閉症治療スペクトラム――臨床家のためのガイドライン』(金剛出版,1997年),『知りたいことがなんでもわかる 子どものこころのケア――SOSを見逃さないために』(永井書店,2004年)。また,共監訳として,『児童青年精神医学大辞典』(西村書店,2012年),アリソン・マンデン他『ADHD注意欠陥・多動性障害――親と専門家のためのガイドブック』(紅葉誠一訳,東京書籍,2000年)。

「2023年 『児童期・青年期のADHD評価スケール ADHD-RS-5【DSM-5準拠】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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