自閉症のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 133
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062594059

作品紹介・あらすじ

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【自閉症の正しい知識と治療・対処法のすべてを紹介する】
私たちの育て方が悪かったの?
いいえ。自閉症は心の病気ではなく脳の障害であり、
決してしつけが原因ではありません。
社会性をどう身につけるか。
その療育法を学ぶことで、家や学校での育て方・目標が見えてきます。

【まえがきより】
 本書には、TEACCHプログラムの原理や実際の内容を、イラストを工夫して具体的に紹介しています。自閉症についてはじめて学ぶ人にも理解しやすいように、入門書としての役割を強調したためです。自閉症について、正しい知識を広く紹介することも心がけました。正しい知識があって、はじめて育て方の大切さがわかります。最初からこちらのいうことを理解させようとしても、子どもを苦しめるだけです。よりそうようにして、理解しやすい適切な環境やコミュニケーションを工夫しなければ、けっしてよい結果はえられません。

【本書のおもなポイント】
●自閉症はしつけや性格のせいではない。脳の機能障害が原因
●自閉症の子どもは言葉や感情表現を身につけるのが苦手
●療育の中心はTEACCHプログラム
●TEACCHで生活習慣を体で覚え、社会的スキルを身につける
●家庭では視覚で理解しやすい環境づくりを
●音楽や絵で遊ぶことにも意義がある
●言葉よりコミュニケーションを身につける

【本書のおもな内容】
《1.おとなしいのは、病気だから?》
●子どもが呼びかけに答えない
【自閉症とは】【自閉症のサイン】
《2.原因はしつけじゃない》
●悪いのは、私たち夫婦?
【原因】【診断基準】【心理面の特徴】【身体面の特徴】【関連する障害】
《3.専門家と協力して療育をすすめる》
●自閉症だと思ったら
【相談先】【対応】
《4.TEACCHで社会性を身につける》
●育て方を理解したい
【TEACCHとは】【家庭では】【学校では】【地域では】
《5.社会生活に入っていくために》
●夢や目標をもってほしい
【経過】【学校へ】【職場へ】

感想・レビュー・書評

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  • 佐々木正美:自閉症のすべてがわかる本(健康ライブラリーイラスト版)

    「自閉症って何だろう」「どうやって接したらいいんだろう」と悩む人が初めに手に取るとよい導入本。
    イラスト図解してあるのでとても読みやすい。

    自閉症(だけではなく、その他発達障害)児にはそれぞれ課題はあるが、一括りにはできないなと改めて感じる。
    診断としては同じでも、一人一人個性があり、特性がある。そこをどれだけ細かく見取っていくかが大事。


    「療育という視点を大切にすることは、子どもの将来を大切にすること」という考えを肝に銘じていきたい。

    ぜひ読んでみてください。

  • 健康ライブラリー「わかる本」シリーズなので安心?して購入。初心者向けでイラストも多く分かりやすい。まずは広く浅くこの本を導入として、そこから知りたい分野を深く詳しく学んでいくのが良いと感じた。

  • 再読

    自閉症は心の病気ではなく、脳の障害で
    適切な療育等が受けられれば出来る事が増えるなど
    具体的な事は理解できた…ような感じなんだけど、

    私が一番知りたかった、
    自閉症というのはどういう事なの?どういう状態?
    というのが結局のところよくわかりませんでした…。

    これはでも、今まで身近に存在しなかったから、
    私がどうしてもピンとこない、ということなのかも。

  • すべてがわかるってのは言い過ぎだと思いますが、自閉症について最初に読む本としてはオススメです。
    自閉症とは何なのか、どういったプロセスで親が気づいていくのか等ひと通りのことが網羅されており、かつイラストを多用して非常に読みやすくまとまっています。
    自閉症のお子さんを持つ親だけでなく、祖父や祖母、周りの親戚や友人など、関わりのある人に読んでもらえる1冊としてオススメです。

    ちなみに著者の佐々木正美氏は日本におけるTEACCHの第一人者ですので、当然TEACCH的な立ち位置からの内容になることは頭の片隅に入れておいても良いと思います。

    あと、佐々木正美って女性かと勝手に思ってましたw

  • 身近に自閉症の人はいないのですが、(一応私はアスペですが)対応も含めてよくわかりました。

  • 2011.08.18. 同じく、借りました。監修は、暮らしの手帖にも執筆なさっている佐々木正美さん。この方は、わりと有名なようで、クラスの友だちも知っていました。これもわかりやすく、入門書にピッタリです。

  • この部分にコメントとか入れられる。

  • 入門にどうぞ!

  • ほんと分かるよ!
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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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