職場であなたを困らせる病的人格者たち (こころライブラリー)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062597043

感想・レビュー・書評

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  • あなたの職場にもいるのかもしれない『病的』な人たち。こういう人に対する具体例と対処法を事細かに紹介、解説した本です。彼らのような『困った』部分は自分にもありますので、こういう話は身につまされます。

    社会に出ると、本当にいやな人に出会うことが往々にしてあると思います。この本はそんな人の紹介と、彼ら彼女らに対していかに接していけばいいのか?ということが詳細に書かれてあって、『事実は小説よりも奇なり』という話を地で行くような内容です。

    例えばすぐにキレる上司、話を聞かず暴走する部下、悪質なウワサを流す同僚、不当な要求をする取引先、セクハラをする先輩、空気が読めない新入社員…。僕も『大迷惑』な人間の一人なのかもしれない、という自覚を持ちつつ、そういう人間の行動原理。彼らに対していかに身を処していくのか?この本には就職した当時に出会っていれば、いくつか実行に移せただろうなぁなどと考えております。

    具体的には『職場自体があなたの心を傷つけるとき』という箇所で、営業の仕事が連日深夜まで及ぶ人と、定時に終わって英会話やジムに通ってもどこか満たされないという総務の社員がお互いに厭味を言うことで満たされようとするこういうエピソードを読んでいると『病んでいるなぁ』という感想しかありません。そして、職場復帰がうまくいかないで何度も休職と復職を繰り返す。現代型の『鬱』というものの根の深さというものを強く感じました。

    ほかにも、悪いうわさを流されたときや、パワハラ・セクハラを受けたときにはどのような対処をすればいいのか?ということも書かれてあって、お困りの方はぜひ一度、手にとって読んでみることをお勧めします。

  • 職場であなたを困らせる病的人格者たち。山脇由貴子先生の著書。些細なことですぐにキレる、人の話を聞かずに非常識な態度で怒り狂う、平気で嘘をついたり悪口を言う、暴力的で威圧的な言動をする、周りの意見を全く聞かずに自分が全て正しいと勘違い。職場でも学校でもこういう非常識問題児、山脇由貴子先生が言うところの病的人格者は必ずいるものなんだろうと思う。そういう非常識問題児や病的人格者への対処法を知ることで心が少しは楽になる。

  • 図書館で借りた。いるしこんな人

  • 中々使える本

  • 著者は児相の児童心理司。
    職場の要注意人物から自分の身を守る方法が書いてある。
    大変なケースを読んでいて、こんな人が身近にいたらと思うとゾッとした。
    職場が守ってくれないときは弁護士に依頼というのは勉強になった。

  • 職場じゃなくても。人は変わるかもしれないけれど変えられるわけじゃないから

  • ケースと対策のみに絞りこんでいるけど、それだけじゃもったいないのかもしれず。

  • 仕事で嫌なことがあり、タイトルに惹かれて図書館で借りた。ケースバイケースではあるが、気持ちが軽くなった。対処法は一つじゃない。それに、こんな病的な人も本当にいるのか、という感心もあり興味深かった。みんななにかしら苦労して跳ね返してるんだね、と思うと少し浮上出来る。自分を追い詰めないって大事。

  • この手の本の中では、出色の出来。困った人を、タイプ別にわけ、彼らがなぜそんな行動にでるのかの原因を解説。たとえば、健全に発達してこなかった、不満がある、など。それをふまえた上で、現実的な対応方法を解説。上司に相談。聞き流す。など。さらには、弁護士に相談、など。事例としてあげられている物語もわかりやすい。なんとなく、精神論とか、困りますよね~とお茶を濁す本が多い中、きちんと構成されていて、納得できる。

  • ケーススタディ型の、困った人対処術。解説がわかりやすい。
    ケーススタディだから内容が浅いかな?と思ったら、そうでもなくて勉強になった。

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