源氏物語<新装版> 巻三

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062614535

感想・レビュー・書評

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  • 都を去って少しは落ち着いたのかと思いきや、明石の君…。
    歳を重ねて以前よりは控え目になりましたがやはり恋に生きる男ですね。
    この巻は若い頃の恋仲だった女性の現在が色々と書かれていて興味深かったです。

  • 光源氏の恋沙汰もちょっとは控えめになってきたような感じの巻です。

    朧月夜との浮気を見つかって都落ちした源氏は、そこで明石の入道の娘と結ばれ、姫君は御懐妊。
    しかし、朱雀帝に許しをもらい京に戻った源氏は、懐かしき六条の御息所や花散里、末摘花と久しぶりに対面する。
    六条の御息所は一人娘・斎宮を残して逝ってしまい、源氏が面倒みるも、桐壺帝と藤壺の息子(実は源氏の隠し子)冷泉帝と結婚せられる。
    明石の親子を呼び寄せ、明石の君との間にできた姫君を紫の上に育てさせようとする。

    といったお話になってます。

    読んでみて、光源氏は女好きでもあるけど、ちょっとロリコン気もあるのかしら?
    でも、昔、浮気し放題の源氏でもこうやって久しぶりに関係をもった女たちを訪れ、ちゃんと経済的に助けてあげるところはやっぱり流石だわ~。
    結構、義理人情の厚い人なのね。
    とみんなから好かれるのも納得のいく人柄になってます。

    ちなみにこの巻の収録は
    『須磨』『明石』『澪標(みおつくし)』『蓬生(よもぎう)』『関屋』『絵合(えあわせ)』『松風』となってます。

  • 須磨に飛ばされて今までのバチが当たったのに、飛ばされた先でも恋人作るなんて・・・ひどい( ̄Д ̄;;

  • 2002年6月 図書館で借りた

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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