李歐 (講談社文庫)

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著者 : 高村薫
  • 講談社 (1999年2月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630115

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李歐 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 桜を見るたびに思い出す。
    是非!

  • My love knows no bounds for this book. So deal with it. (笑うところです)

  • なにかとビックリしながら読んだ思い出が。
    面白かったです。

  • 李歐のかっこよさにただひたすらにしびれるというか、そんな印象が残った話でした。
    BANANA FISHのアッシュだったり、No.6のネズミだったり…。
    そんな雰囲気を感じさせたというか。
    時代背景をもっと知っていればもっと違う感動があったのかもしれないなぁとも思う。
    ベトナム戦争の頃や香港返還とかの時期あまりにも自分は子供過ぎたので、その頃の空気みたいなものを肌で感じてるのとはまた違うのだと思う。
    でも「降りてこいよ!」の部分を読み返すとその後の事がわかっているだけにちょっと涙ぐんでしまった。
    わが手に拳銃をも読む。

  • 路地裏で舞踊を踊ったり、ジャングルで突然全裸になって白い肌をさらしてスコールに打たれたりする李歐の意味の分からないかっこよさにオレの心臓が妊娠しちゃいます。

  • 「わが手に拳銃を」を下敷きに92年に書き下ろされたモノ
    「平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は・・」と本の紹介にあるが
    大阪にある偏差値の高い某国立大学工学部に通い、夜はボーイのアルバイト
    そして、文学部の女性助教授と不倫関係
    これのどこが平凡なんだぁ?
    ともに22歳で出会った”李歐”の人生に比べたら、平凡なのかな?

    綺麗な北京語を話すことから、知識階層で育ったと一彰に思わせる李歐は
    一瞬で何人もの人間を拳銃で亡きものにしてしまう男でもある

    たぶん、1954年生まれのふたり
    60年代、中国では文化大革命があり、
    知識層に属していた家庭の李歐の子供時代は、想像もつかないような悲惨なモノだった・・

    出会って、多くを話した訳ではない
    それでも「いつか大陸に来い!」の言葉を残し
    お互い直接話すことも、手紙もやり取りもなく15年の月日が流れる

    ただ漫然と流れた月日ではない

    15年後、李歐は誰も手をつけていない土地に
    農業を中心とした一大コミュニティを作っていた

    桜の木をたくさん植えて・・
    出会った頃、町工場で見た桜・・一彰が好きだった桜を何千本も植えて・・

    中国は日本ほど、桜に馴染みはないはず・・中国と言えば牡丹だよね?

    珍しくハッピーエンド・・かな?

    15年前、洪湖水呀,浪呀麽浪打浪啊 ♪と歌いながら舞った李歐は
    時を経て、5000本の桜を一彰と見ながら、昔と同じ様に、舞い、歌った^^



    この歌、調べてみると、元は湖北民謡だったらしいが・・
    歌詞の途中に「共產黨的・・」って言葉が出てくる
    戦前、戦中の日本みたいだね

    調べなきゃ良かったと・・ウンザリ(^^ゞ

    今、中国に対する感情はイロイロあると思うが
    日本にはない、広大な大陸、文化は尊重するべきだと思ってる


    極めて、BL的ですねぇ(^^ゞ
    同人誌とかこの本が出た頃あったんじゃないか?と想像出来る^^;

    相手が男であれ女であれ、15年の歳月を経ても心から出ていかない人
    そんな人に出会ったことは幸せなんじゃ?

  • 初・高村さん。
    しっかりとした文章を書く人なんですね。
    背景設定や物語の筋もどっしりとしていて安定感がありました。
    体力がある時向きな本です。

    内容は、李歐と一彰の、友情とも同性愛とも取れそうな感じです。
    ただ、そこに密輸拳銃や裏社会のことがたくさん絡んでくるので、単純にそれだけの話、とは言えない魅力があります。
    ミステリー・・・なんですかね?
    結構夢中になって読めました。

    個人的な感想ですが、李歐さんがカッコ良すぎます!
    もうそれだけでもこの本を読んでよかったと思いました。
    イケメンさんが出てくる本を読みたいという方も是非(笑)

  • 何度目の再読かな。

    何度読んでも息苦しい。

  • 案の定李歐に惚れました。難しい内容で十分理解できなかったところがあるので再読したいです。

  • 李歐がNo.6のネズミにかぶってしか見えなくて、頭の中のビジュアルは完璧にネズミでした。

  • 「惚れたって言えよ」!!!

  • 桜が咲いているのを見ると読みたくなる作品。
    高村作品の中では李歐が一番好きだ。

  • 町工場の桜を見たくなった。
    桜の美しさ、それが妖しく、私を不安にさせた。

    最後は哀しかったけれど、よかったねと思える。
    特に親と子の関係が印象に残った。

  • 作者が女性と知って納得の同性愛系の話

  • 初の高村作品。『わが手〜』といっしょに購入。先にわが手を読了し李歐へ。わが手の文庫が李歐になりますが、タイトルが違うように内容がほとんど違います。読み比べてみたらおもしろいと思います。
    「惚れたって言えよ」というセリフに惹かれて買いました(笑)
    登場人物がかっこいい!まさに男が惚れる漢というひとでしょうか李歐は。読むにつれて一彰と同じように李歐に惹かれていきました。
    他の方が言っていたように同性愛っぽいです。40代の女性に貸したことがありましたが感想が「同性愛っぽいよね(笑)」でした(⌒-⌒; )女性から見ればそう感じる方が多いと思います。
    メインである李歐と一彰の間には愛があります。その愛がどういったものなのかは読んだ方が決めればいいと思います。恋情、友情、家族愛、兄弟愛……一言でこのふたりの関係を語るのはむずかしいかと……
    個人的には男同士の一言で表せない関係というのがツボだったりします。

    ラストの再会、5000本の桜には胸が熱くなりました。桜は圧巻。15年越しにやっと……
    今では現実の桜を見ただけで胸が締め付けられるくらい桜が好きになりましたよ(笑)

  • ジャンルはBLでないにしろ、BLの範囲内の内容だったと思います。
    こういう作品がBL界でも読めるようになるといいな~と思っています。

  • 今まで読んだ高村薫作品の中で最高に好き。李歐という存在が本当に魅力的で、敵や味方を超越して人を惹きつける人間として描かれている彼に私も心底惚れ込んでしまった。読了後もふとした瞬間に李歐のことを考えている。

  • 初・高村薫。もともと、書店で見かけたときに何となく気になってた。何となくといっても、それなりに理由は分かってて、“きっと中国史に関連した歴史小説なんだろうな”と思ってたから。水滸伝にも、字違いのリオウって出てくるし。で、最終的に読むきっかけになったのは、先だって目を通した、“悪の読書術”の新書。その中でも取り上げられてて、“これはいよいよ読まないと”となった次第。結果的に、内容は全く歴史と関係なくて、完全に現代小説・フィクションでした。ハードボイルド系の話で、これ以上暴力に振幅が振れると、きっと好きになれなかったと思うけど、そういった描写はそんなに多くなかったからよかった。それにしても、どこを開いても一面字で埋め尽くされてて、会話文さえ普通の文章中に組み込まれてることもしばしばだから、ボリューム感がすごかった。一気に読み通すには、だいぶ根気が要る作品でした。

  • 高村薫作品では、今のところ(2012)マイベスト。
    希望のもてる終わり方で(女性視点では不満も出そうな気がするが)
    言葉では言い表せない主人公二人の関係性は
    たぶん自分には手の届かない、憧れです。

  • 李歐の立ち振る舞い、容貌、歌うような語り口、
    想像するとうっとりしてしまうんだけどなんて悪魔。

  • 銃と桜 銃と桜!

  • 惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。(「BOOK」データベースより)主人公が余りにも抵抗なく同性からの性行為など受け入れていることに少し違和感があった。長い割に母が失踪したあとの生活などについてはほぼ触れていないのが残念。

  • 「我が手の拳銃を」とDNAを同じにする本。 登場人物、吉田一彰は「合田雄一郎」や「ジャック・モーガン」タイプだけど リ・オウは 伸びやかで 艶めいて あでやかで おおらかで 繊細で 大胆で・・・。 

    主人公、男ふたりが魅力的。 ふたりの、熱愛としか言えない心情の描写がドキドキを煽りたてる。  それぞれケッコンして家族を作っても 生涯、「心臓に」相手を棲まわせる・・・。。。  ぞくぞくするような熱情・・。ヨカッタ!

  • 「わが手に拳銃を」のリメイク版(?)になるのかな。
    私は性別を超えた友情・・愛情の観点で読んでました。

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