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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062631334
作品紹介・あらすじ
美貌を誇り、かつては小野小町になぞらえられた女優がホテルで毒死した。部屋からは恋人だった歌舞伎役者の指紋が検出される。能の名作『卒都婆小町』に例えられた間柄の二人だったが、今はもう過去の恋愛となっている。キャサリンがあかす事件の真相とは。妖しく美しい能の世界に想を得た傑作推理短篇集。
感想・レビュー・書評
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1996年12月15日読了。
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短編集の繋がりは…多分、能かと。
最初から最後まで能に夢中のキャサリンと
それに付き合わされるのが嫌な一郎でした。
しかしここまでの話、わりと華を鉢ごと貢いでいますが
貰った分をきっちりと世話が出来る敷地がある、と思うべきか
季節毎に枯れているのか…それとも世話が下手なのか。
どうなのかと考えてしまいました。
話としては、全部女の執念、という感じです。
1番目の話もすごいなと思いましたが、それよりも怖いのが
3つ目の楊貴妃の話。
恋をしてしまうと、ここまでするんだぞ、という見本品のようなもので
短編だからいいものの、これを長編にされると…さらに怖いかも、でした。
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