震源 (講談社文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (642ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633581

作品紹介・あらすじ

地震で津波が発生し、警報が遅れる事故が起こった。地震火山研究官の江坂は、ミスをした森本を鹿児島に訪ねるが、彼はすでに退職し姿を消していた。同じ頃、森本と同窓の大学教授も、地震の観測データを持ったまま、行方不明に。そこには国家的陰謀が渦巻いていた!新進気鋭の作家が放つ、長編サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • スケールの大きな作品。二十年前の物だが、尖閣を含む領土問題が主要な伏線になっていって、作者の慧眼におどろかさせる。

    茶木さんも、解説で触れているように、ディックフランシスを思わせるとこもある。主人公の造形にそれを強く感じる。ストーリーとしても、後半部はどんでん返しが続き、一気に読ませるが、エピローグは余計な気もする。門倉に感情移入できる人は少ないのでは。

  • 政府による陰謀に対して一般人が持つ嫌悪感はなんだろうか。これが普通の近所のおばさんとかの陰謀ならもうちょっと許せるのかな。おばさんは自力でやってるけど政府は税金でやってるからむかつくのか。まぁそれでも何かしら国のためになるならまだましという事なんかな。

  • 最後「その後どうなんの?」ってな感じなとこありましたが、
    なかなか楽しめました。

    登場人物の説明載ってるけどちょっと(自分には)多かったかな。。

    小役人シリーズってまだまだ読んでない作品たくさんあるわっ^^

  • 風呂敷を広げすぎた感が強い。
    長編のよくない面を強く感じた一冊だった。

  • 地震で津波が発生し、警報が遅れる事故が起こった。地震火山研究官の江坂は、ミスをした森本を鹿児島に訪ねるが、彼はすでに退職し姿を消していた。同じ頃、森本と同窓の大学教授も、地震の観測データを持ったまま、行方不明に。そこには国家的陰謀が渦巻いていた!新進気鋭の作家が放つ、長編サスペンス。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    地震で津波が発生し、警報が遅れる事故が起こった。地震火山研究官の江坂は、ミスをした森本を鹿児島に訪ねるが、彼はすでに退職し姿を消していた。同じ頃、森本と同窓の大学教授も、地震の観測データを持ったまま、行方不明に。そこには国家的陰謀が渦巻いていた!新進気鋭の作家が放つ、長編サスペンス。

  • 面白かった!
    いろんな人が出てきて、人間関係や立場が少し掴めたか、と思うと全く違う人が出てくる違う場面になるので最初は混乱したけれど、本当に面白かった!
    エピローグ、すっかり忘れていた最初の話に繋がっていたとは。また最初を読み直してしまった。

  • 終盤まではいうことなし。複雑に絡み合った糸がほどけていく感じ。相変わらずの取材力にも改めて脱帽。ラストからエピローグまでは、少しがっかり。

  • 気象庁で働く男があるミスをして、そこから国家の陰謀が発覚すると言うスパイものに近い小説。
    とにかく長い。
    200ページくらいまでは、どうも気持ちが乗ってこなくてダラダラと読んでました。

    ストーリーがあっちこっちに飛ぶので
    結局最後まで乗り切れませんでした。
    まとまりがない印象。

    映像で観たらハラハラして面白いかも知れないですね。

  • 2014/7/3
    たまにはと社会派っぽいのを読みましたが、すいませんでしたと誰にともなく謝りたい。
    難しい。
    1996年に出た本で、2014年の現在とはだいぶ状況が違うことでしょう。
    今の私は国益になるなら嘘ついて島作ってもいいやん。
    と心の底から思います。
    中国に遠慮はしてられへんわ。
    アメリカがいつでも日本を切ると思ってるだろうなというのも当たり前の考え。
    1996年はどうだったんだろうね。
    あとは身近なスパイが悲しかったな。
    でもやっぱりいろいろちょっとよくわからない。
    スカッとしたい。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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