しのぶセンセにサヨナラ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1771
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634120

作品紹介・あらすじ

竹内しのぶ、25歳、独身。大阪大路小学校の教諭だが兵庫の大学へ内地留学中。あれから三年、浪花のヘプバーンこと、しのぶセンセがさらにパワーアップして帰ってきた。もう誰にも止められない!?抱腹絶倒、でもチョッピリ切ない物語。いま人気急上昇中の俊英が贈る超人気連作ミステリー、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • あかんで。こんな面白いシリーズ、終わらせたらあかんで。しょむないこと言うとらんと、とっとと続き書いて読ませてや、って言いたくなるほど面白い。

  •  続編も楽しく読了。昔のアニメ感が安心感を与えてくれる。教師に復帰してすぐにクラスのイジメ問題を解決しており、子どもたちはもちろん企業の会長からも働いてくれ、と言われるほどの人気者ぶり。
     結婚したら家庭に入るなど昔の結婚観や性差意識に、絶えず新しい問題は生まれていても少しずつ暮らしやすくなっているのだろうか、とぼんやり考えた。忘れた頃にこのシリーズ復活してほしいな。

  • 以前の教え子がしのぶセンセ宅を突き止め、入り浸る……
    有り得ないのですが、時代かはたまた舞台柄でしょうか(笑)
    そういうところが面白い。
    しのぶセンセの野次馬根性もつつがなく発揮されているし、恋愛模様も相変わらず。
    センセがかわすのがうまいのか、彼等がしぶといのか……
    何にしろ気楽に読めて面白い。これに尽きます。

  • サクサクッと事件を解決していく男前のしのぶセンセが、読んでいて気持ちよかった。
    がさつな言葉の裏に優しさが感じられるミステリーでした。

  • 気風のいいしのぶセンセシリーズ。キャラ立ちしている。でも東野氏がこれでおしまいといっている。いくらでも独り歩きさせてドラマ化できそうなものだけど、残念。

  • 浪速少年探偵団の続編。
    本作も前作同様、安心して楽しめるエンターテイメントミステリー。
    難しい心理描写も、人物描写も出てくることなく、謎解きと関西弁コメディを楽しめる物語となっています。
    やはり20年以上前に描かれた作品ということで、昭和のにおいプンプンの作品で、いまこんなことがあったら大変ではといった内容も含まれています。

    本作では、
    しのぶセンセは勉強中
    しのぶセンセは暴走族
    しのぶセンセの上京
    しのぶセンセは入院中
    しのぶセンセの引越し
    しのぶセンセの復活
    となっていて、しのぶセンセにサヨナラの章はありません。
    あとがきを読むと、しのぶセンセシリーズは本作で終了ということなので、このような表題になったのかもしれません。

    ということで、暇つぶしには最適!
    さらりと読める作品です。
    一番印象に残った章は?と聞かれると返答に困ります(笑)

  • 話の内容に記憶はないけど、めっちゃ笑った覚えはある。

  • 『浪花少年探偵団』の続編。主人公のしのぶセンセにまた会えて嬉しかった。図書館で借りたので、古い版でした。現在は、字が大きくなった新装版が手に入ります。

    東野圭吾は、子供をイキイキと書いてる!

    そして、しのぶセンセはすごくイイ先生!!

    いいセリフがたくさんあって、謎解き以外のところでも感動します。

    でも、私は前作のほうが好き。しのぶセンセに勢いと明るさがあるから。この本は面白かったが、何回も読み返したいとは思わなかったので星3つ。しのぶセンセもワルガキたちも、ちょっと大人になって作品が暗くなった。

    でも、ガリレオシリーズの暗い世界観が好きな人は、『しのぶセンセにサヨナラ』もお好きだと思います。ガリレオシリーズに繋がる感じがする作品でした。

  • 竹内しのぶ、25歳、独身。大阪大路小学校の教諭だが兵庫の大学へ内地留学中。あれから三年、浪花のヘプバーンこと、しのぶセンセがさらにパワーアップして帰ってきた。もう誰にも止められない!?抱腹絶倒、でもチョッピリ切ない物語。いま人気急上昇中の俊英が贈る超人気連作ミステリー、待望の文庫化。

  • 前作から数年たってからのしのぶセンセと悪ガキ、刑事と本間さんの恋仇の様子とか面白かった。
    中学生なっても恩師のとこの家に遊びに行ったり事件持ち込んだりしてなんやかんやで好きなんやなって思った。
    作者があとがきでいうてたように、楽しく執筆してたんやろなって読んでて思った。作者の地元やし余計にやったかもしれんし。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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