星の感触 (講談社文庫 う 34-4)

著者 : 薄井ゆうじ

• 講談社 (1997年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ノカノカさんの感想 · 2022年2月4日]

声を文字に置き換える仕事をしている僕、「良治」と 2ｍ67㎝の大男「ケン」、その恋人の「タマコ」の話。
とにかくどんどん大きくなっていくケン。
読者のあたしはすごく不安に思うけど 彼らは違う。
不思議なお話だったけど、すごく良かったー。
読み終わった今日は雨が降ってて なんだか物語に引き込まれたような読後感。
癒されました。

[Rocketman3さんの感想 · 2018年10月15日]

この人は現実のなかにファンタジーを何気なく入り込ませるのがうまい。｢鯨の降る森」もそうだったが、｢創作する」ということに非常にこだわっている。ところどころ、ちょっとファンタスティックに過ぎるところもあったが、それもまた良し。

[masaboxさんの感想 · 2012年1月21日]

2012/01/20
復路

[タクさんの感想 · 2010年4月26日]

読んだことはないが、ラジオドラマで聞いて、薄井ゆうじさんのファンになった。
突拍子もない展開なのに、心に響く作品が多い。

[ゆぴさんの感想 · 2008年9月14日]

どんどん背が伸びて巨人になっていく男と
彼をとり囲む人間の心の交流、
そして彼を見せものにしようとする世間。

薄井さんは、心の美しさを何より大切にしているように感じる。

[ねじまき鳥さんの感想 · 2007年2月26日]

巨人の物悲しいストーリー。彼が生きる世界はこの世にないのか？

[とびきちさんの感想 · 2006年9月13日]

音声を文字におこすテープリライター＝良治の出会った、大きな男＝ケンとのお話。ちょっぴりファンタジーがかっていて、やさしくて切ない。とても読みやすくて、だれにでも安心して薦められる一冊です。<br>
「逸脱」することを、「レイン・メイカー」を捨てることを恐れないこと。読み終わって、自分も、そっと背中を押されたような気がした。

[四季さんの感想 · 2006年8月18日]

NHK-FM 青春アドベンチャーで聞いて読みました。原作もよかった。

[rock_bunさんの感想 · 2006年4月10日]

この著者の作品はどれも主人公のキャラはにてるところが多いんですけど、優しく、せつなく、どこか暖かく、青臭く、情けなく、無力で魅力的な作品なんです。

[ネコさんの感想 · 2006年3月25日]

青春アドベンチャー原作