天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)

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著者 : 桐野夏生
制作 : 松浦 理英子 
  • 講談社 (1997年6月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635233

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天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白かった。
    女探偵・村野ミロ、ワールド。

    描かれているのは、どうしようもなく歪んだ痛い現実ではあるのだけど
    事件を追っていくそのスピード感に、やられた。

    スーパーヒロインではない、間違いもしくじりもするミロがとても魅力的。

  • 『顔に降りかかる雨』の続編、村野ミロシリーズ。
    父親の後を継いで探偵業をしているミロの今回の依頼は、AVに出ていた女優を探すこと。
    依頼人は小さな出版社を経営しており「アダルトビデオの人権を考える会」の代表である渡辺という女性。
    意外と簡単な依頼だと思っていたが、ただの捜索では済まない事件へと発展していく。
    そんな中、ミロは探偵としての失敗もおかしてしまう。
    そして行き着いた真実は、悲しいものだった。

    2017.3.9

  • 5/15→5/22読了。村野ミロ第二弾。安定のおもしろさ。いつも思うのは、桐野さんの人間の観察力がすごい。キャラクターの描き分けもうまいからぐいぐい入り込めるのだろう。

  • 村野ミロシリーズ2作目。おもしろかった。レイプのアダルトビデオ。ほんと、暴力的な男なんてサイテー。ウルトラレイプもそうだけど、自殺のビデオのやつはもっと最低。ほんとにこういうのは出回っているんだろうと思う。お父さん、やっぱかっこいいなぁ。トモさんという素敵な隣人ができたのもミロにとっては良かった。結末にはびっくり。リナのトリッキーさは不幸な生い立ちにあるのか。それにしてはトリッキーがすぎるけど。しかし、そんなリナと男女の関係になる岩崎先生が信じられない。

  • 探偵村野ミロシリーズの続編。
    前作の『顔に降りかかる雨』よりは好きかも。
    ラスト付近で一気に終結へ向かう。

  • 3.5
    村野ミロ第二弾。
    結局、父の仕事・調査員を始めたミロ。
    アダルトビデオ絡みの被害女性を救う団体渡辺という女から一人の女性を探すよう依頼を受ける。ターゲットは、レイプもどきのビデオ販売後、自らを切り刻む映像を残し姿を消す。そしてそのビデオは販売直前に中止となっていた。
    制作会社のボス八代と関係を持った事で、信用を失い、父をも失望させ、追い込まれていくミロ。隣人・トモさんとの新たな関係。
    渡辺の新たな資金源となった富豪マダム、
    謎多い殺され方をした元アイドルの男、
    その元妻。様々な人物と絡み徐々に確信に迫る中、渡辺が不審な死を遂げる。
    今話でのミロは、残念な印象。
    「女はこういうもの」ということなのだろうが、設定がリアルでない以上、やはり・・

  • ベースは探偵物語てすが、女探偵・村野ミロ、隣に住む同性愛者のトモさん、敵対関係にある矢代の三角関係が面白いですし、前作『顔に降りかかる雨』より読み易くあっという間に読み終えてしまいました。
    ただ、真犯人が拍子抜けだったのと、全体的にゆったりとした展開だったのにラストは急展開で雑に感じたのが残念でした。

  • 女探偵・村野ミロシリーズです。失踪したAV女優の捜索をする物語で、男好きな主人公、同性愛者の隣人、AV監督と、これまた個性的な人物が登場する当作品。女性に対する人権問題を扱った作品っていうとちょっとかたいかな。。。

  • 村野ミロ2作目 一色リナ 多和田 矢代 トモさん

  • 探偵ミロシリーズ、2作目と知らずこちらを先に読んでしまった。ハードボイルドらしい。
    一気に読めたものの、イマイチ。ミロにあまり好感が持てず。
    とりあえず1作目と3作目も読んでみる。

  • 探偵村野ミロシリーズ続編。僕らが大学生だった頃、バブルが崩壊して世の中にネガティヴな雰囲気が充満し始めた頃の東京。だから情景はすっと入ってくる。ミステリーとしての完成度も高いし、確かに物理的なグロさも無く。
    でも、この桐野夏生と言う書き手は、多分に倒錯した部分を自分でも抱えてるんだろうな、って思う。まあ物書きなんて大体凡人では無いと思うけど、僕にはミロのふたつの恋愛は理解できないし。女性ならわかるのかなあ?
    僕は林芙美子を描いた後年の「ナニカアル」から入った書き手なんだけど、彼女がどうして林芙美子を取り上げたのかの片鱗は、この辺から読み取れた。
    ミステリーとしても面白いし、あっという間に読めちゃった。ただ、僕には理解不能な感情だな、と思っただけで、それが個人的な志向のせいなのか性差なのかは考えちゃった作品。それをわかんないから、女性の気持ちがわかんないってことか。(^^;

  • 一色リナという人物が亡霊のようにつきまとう様はとてもうまく演出されてましてそんじょそこらのホラーより怖くて楽しませてもらいました!

  • 登場人物の職業、その人間臭いそれぞれの人生模様はまさに桐野夏生節。どんどん引き込まれていく物語はもちろん、ひとりひとりの仕草や考え方にもグッと力を入れて読んでしまう。

  • オモシロかった!しかし、女探偵、男に弱すぎやしないか?w

  • 桐野夏生は主人公がヒールに惹かれて抱かれるってモチーフに拘りがあるのかな。OUTでもそんな展開があった。ただ男性読者としては颯爽とした女性主人公があっさりと男に抱かれてしまう展開が素直に受け入れられない。ただカッコ悪い以上に複雑な思いで読んだ。そしてその対比としての同性愛者との関係もなんだか胡散臭くて思わせぶり。まだ桐野夏生も力んでいるのか、いちいち小道具のブランド名を並べ立てる点が鼻についた。内容はまあまあ面白かった。

  • 面白かった。ストーリーはいまいちだが、感情移入してしまう。

  • 感情移入してラスト辺り謎の涙が

  • 失踪したAV女優を追う女探偵

    設定はおもしろいんだけど、なんか軽かった
    意外性があまりないかな
    桐野さんの作品だから、と期待しすぎた感が否めない

    しかしトモさんはとても素敵で、隣人愛を求めてしまう

  • 村野ミロ シリーズ第二弾。
    犯人が、予想しやすいのが難。ミステリー小説の王道かも。

    桐野 夏生さんが、今日の作風にどのように変わっていくのかこのシリーズを読みつつ楽しみたい。

  • ミロよりパパの方が好きになっちゃう

  • え…ミロって男やったら誰でもえぇの?

    2012.09/09 読了。

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天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)の作品紹介

失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。

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