天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (63)
  • (176)
  • (368)
  • (42)
  • (5)
本棚登録 : 1566
感想 : 157
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635233

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった。
    女探偵・村野ミロ、ワールド。

    描かれているのは、どうしようもなく歪んだ痛い現実ではあるのだけど
    事件を追っていくそのスピード感に、やられた。

    スーパーヒロインではない、間違いもしくじりもするミロがとても魅力的。

  • 5/15→5/22読了。村野ミロ第二弾。安定のおもしろさ。いつも思うのは、桐野さんの人間の観察力がすごい。キャラクターの描き分けもうまいからぐいぐい入り込めるのだろう。

  • 村野ミロシリーズ2作目。おもしろかった。レイプのアダルトビデオ。ほんと、暴力的な男なんてサイテー。ウルトラレイプもそうだけど、自殺のビデオのやつはもっと最低。ほんとにこういうのは出回っているんだろうと思う。お父さん、やっぱかっこいいなぁ。トモさんという素敵な隣人ができたのもミロにとっては良かった。結末にはびっくり。リナのトリッキーさは不幸な生い立ちにあるのか。それにしてはトリッキーがすぎるけど。しかし、そんなリナと男女の関係になる岩崎先生が信じられない。

  • 生々しさ

  • AV女優を探せ…!

    私立探偵として、
    プロとして、
    ひょっとしたら女としての大失敗?!
    しかし、
    もがきながら、
    助けられながら、
    難事件に挑む姿はカッコ良すぎ!
    だが、実ることの無い恋は
    解決できそうにない…。

  • あらすじ
    失踪したAV女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。

  • 夏に京都の下鴨神社で開催された古本市でゲットした本。
    桐野夏生さんの本もお初でした。

    しかも、これはシリーズ物で2作目とのこと(^^;)

    ちょっと無茶すぎる女探偵ですが、
    隣人や探偵リタイアしたお父さん達の協力もあり。

    1作目の『顔に降りかかる雨』は図書館予約入れました。

  • 探偵村野ミロシリーズの続編。
    前作の『顔に降りかかる雨』よりは好きかも。
    ラスト付近で一気に終結へ向かう。

  • 20170320読破
    昭和のハードボイルド

  • 一色リナという人物が亡霊のようにつきまとう様はとてもうまく演出されてましてそんじょそこらのホラーより怖くて楽しませてもらいました!

著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

桐野夏生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×