拷問遊園地 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 612
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635431

作品紹介・あらすじ

死んだ取引相手の男が渡したのは籠に入った赤ん坊だった!?依頼人も行方不明となり事件の謎を調べ始めたアルバイト探偵(アイ)隆クンは2人組の男にら致されてしまう。不良中年私立探偵冴木涼介の息子と知れた隆クンは死ぬより恐い拷問が待ち受ける遊園地行きを命じられた。秘密組織と戦う父子探偵に迫る危機。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズでこれが一番面白かった。

    さすがのリュウも可哀想だった。アルバイト探偵シリーズの今までの話から繋がって今のリュウになり、だからこその このストーリー。
    さすがの涼介パパもなかなかの追い詰められぶり。
    ずっとハラハラどきどきして読んだ。

    ラストほんとに全てが終わって…良かった。
    リュウ、涼介パパ、ママさん、康子、星野さん、ミラー。お疲れ様でした。

  • アルバイト探偵シリーズ第5弾。主人公がジェットコースターで拷問されるというユニーク設定。ポップなハードボイルドシリーズだが、今回は「殺した奴を殺し返して男の誇りを守る」という少々エキサイティングな内容です。

  • 新鮮な感想も繰り返すと麻痺するようで。引っかかっていた所も難なくクリア、どころかここで登場!とか期待してるしwそういう点では裏切らない展開www

  • このシリーズは冴木親子がでてきてくれれば内容はあまり気にならなくなっている自分がいます。

  • ついにリュウ君陥落。
    へし折られた「誇り」を取り戻すまでのお話。

    オカマにそこまで義理立てする必要あるのかと。

    黒幕のモデルが露骨すぎて大丈夫かと心配になる。

  • 本シリーズ初読。ネットではポップな書き口と称されていたが令和の今ではナウなヤングでもレトロポップと称するのではないか。。カタカナでのリュウクン呼びや、思ったよね。等の多用されるナレーションの末尾の「ね。」。更には現実味離れたハチャメチャな拷問と読み始めたのを何度も後悔する様な令和との時代錯誤感!!!こんな大沢作品なんて知りたくなかったと思いながら鳥肌を立てつつも読了してみると、毛利小五郎と工藤新一を足して2で割った感じの親子といった、何となく令和にも溶け込めそうな感想に着地できる所が凄かった。多分シリーズの他の作品も怖いもの見たさで読んでしまうのだろう。。。

  • 恐怖のジェットコースター。
    色んな組織が出てきて何でもありだけど、そこが弾けてて清々しい。

  • 純粋に小説として面白かった。
    シリーズものみたいなんで、他の作品も読んでみたいな。

  • アルバイト探偵シリーズ第5弾。1991年の作品。
    常にも増してアクションシーンが多い。
    シリーズ第一弾が発売された1986年から5年、冴木隆くんは変わらず高校生ではあるが、当初のおちゃらけた感じよりかなり大人になっている。
    経験を積むうちに人生を悟ってきたようで、今回は更にハードな経験をして成長した模様。
    当初の軽いノリのほうが好きかも。
    (図書館)

  • アルバイト探偵シリーズ。
    ひたすら「恐怖の~」のサブタイトルで,ヤクザと戦ったり,オカマがでてきたり,ネオナチが出てきたりと,清々しいまでの弾けっぷり。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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