ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 363
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635486

感想・レビュー・書評

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  • 第1弾
    「動物園の暗号」夜の動物園とか、魅力的な単語が出てくるが、暗号は難しい。
    「屋根裏の散歩者」これはブラッキー。この暗号も難しい。解けるとくだらないのだけども。
    「赤い稲妻」ある意味連続殺人。事故に見せかけるだなんて、同情の余地なし。
    「ルーンの導き」謎の石と思ったらまさかの数。ISBNとは、わかってみれば明らかな名指し。
    「ロシア紅茶の謎」犯人の執念を感じる。毒と氷と…想像しただけで怖い。
    「八角形の罠」謎を解かれた時の犯人の様子が恐ろしい。怖がってないところが怖い。

  • 気になってて鶴ちゃんおすすめにもなってたので。謎解きが好きな人にはいいかも。私は推理小説でも、謎を解こうって気はなくて面白ければいい(笑)

  • 連作短篇集。国名シリーズ第一弾。

    火村助教授と作家の有栖川有栖が主人公となり、警察の手助けをして事件解決をする話。

    一つ一つどれも考えられていて面白かったが、物語として単純すぎてこの評価にした。
    本格推理小説は短編と相性が悪いのではないかと考えさせられた。

  • 2022.06.26
    予期せぬ入院生活の相棒になってくれた本
    ドラマのイメージがあって手に取ったけど、由緒正しきザ・ミステリ(たぶん)

  • 読みやすくてまとまった短編ミステリ。
    暗号、ダイイングメッセージ、毒殺など、テーマも豊富。

  • 前作と違って短編だから1話1話が短くてさくさく読めた。
    動物園の暗号、鉄道全く乗らないし興味もないからさっぱりわからずただただ「へぇ〜」ってなった^^;
    どの話も最後の数行が特に好き。

  • 再読。「動物園の暗号」「屋根裏の散歩者」「赤い稲妻」「ルーンの導き」「ロシア紅茶の謎」「八角形の罠」の6話。ほとんど話を忘れていて新鮮でした。

  • 本格推理短編集。京都大学社会学部助教授・火村英生が探偵役を務めるシリーズの第1作目にあたる。補佐役は作家自身。それぞれ推理する楽しみに満ちた、ウィットの効いた作品が並んでいる。続刊の各巻タイトルは、エラリー・クイーンの顰に倣って国名が続く。

    収録作品は、動物園の暗号/屋根裏の散歩者/赤い稲妻/ルーンの導き/ロシア紅茶の謎/八角形の罠。

    表題作だけあって「ロシア紅茶の謎」は特に面白かった。他の作品も、オーソドックスな推理小説の様式に則っている。「八角形の罠」は尼崎市アルカイックホール・オクトのオープニングイベントの一環として上演された劇のノベライズらしい。読者への挑戦もあって楽しい構成。

  • 短編方式で読みやすかったです。

    やっぱりこのお二人のこと大好き。短編集なので一つ一つの推理までの時間は短いのですが、逆に短いのによく練られていて感動しました。

    特に表題作のトリックは本当に度胸があるとしか言いようがないです。本当にできるのか気になります。有栖川先生の国名シリーズは初めてだったので、次も読みたいと思います。

    個人的に『ルーンの導き』が1番好きです。

    余談ですが、発売年が私が生まれた年と同じでとても嬉しくなりました。 そんなに前から愛されている作品に出会えて感謝です。

  • ひとつのエピソードに既視感あり。ドラマ化されたんだね。火村助教授解決だったかどうかは覚えが無いけど。短編なので読みやすい!

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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