見学ノススメ (講談社文庫 は 36-4)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635707

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「見学ノススメ」4

    著者 原田宗典
    出版 講談社

    P48より引用
    “新劇にしろ純文学にしろ「自分は正しい、客が悪い」と言い始
    めたとたんに、その分野は凋落の一途を辿っているのである。”

     コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
    躍する著者による、主に東京都内の見どころを見て回った一冊。
     原宿の占い喫茶から京都や大阪まで、大人の社会見学が描かれ
    ています。

     上記の引用は、新宿末広亭という寄席を見に行った時の締めの
    一文。自分の精進が足りないことを人のせいにせずに、日々しっ
    かりと頑張りたいものです。しかしまぁ、なかなかに難しいこと
    だとは思いますが。
     面白そうな場所が紹介されていますが、初出が1993年頃なので、
    今同じ場所がそのままあるかが不安なところです。
    この本を読んで行きたくなっても、シッカリ調べてからにしたほ
    うがいいでしょう。巻末に見学先のリストがあるのですが、1997
    年9月2日の時点で既に営業終了しているものがいくつもあります。

    ーーーーー

  • タイトルから分かる通り、著者がさまざまな場所を見学して、その体験談を面白おかしく綴った見聞録。
    原宿の占い喫茶から始まり、風俗の世界から国会議事堂といったお堅いところまで、合計48ヶ所を網羅。それはもう軽快な語り口で臨場感たっぷりである。一生自分では行かないだろうと思われるところ(たとえば浅草ロック座)や、前々から興味津々だった陶芸教室など、瞬く間に行った気になることができた。

  • 原田宗典は好きなのだけど、
    見学レポートにしては各章の字数が少なすぎてものたりなかった。
    見学対象がかなりレトロなのは過去の雑誌のコラムならでは。
    が、それが逆にわたしの興味をひかない原因にもなってた。

    いってきたレポは鮮度もだいじなのだなぁとおもわせられた、という点では読んで良かった。

  • 色んなとこにいきたくなった。
    しかし時代を感じるなぁ。

  • この人のエッセイ好きなんですが・・・各話が短すぎです。

    お笑いの基本技に同じ言動を何度も繰り返すうちに面白くなってくる、と言うのがあるらしいですが、エッセイも似てますね。

    特にあまり詳細にこだわらず、どんどん先に読み進めるタイプの自分にとっては、小さな笑いが何回も重なってくれるほうが面白いのです。

    しかしながら、さすが、実体験を基にエッセイを書いているだけあって、3冊目を読み終えた時点で原田さんの人生ハイライトが見えた気がします。

    このレビュー集を誰かに読まれた日には、自分の思考回路の成長(はたまた退化)や価値観の主たる部分が丸見えになるかもしれませぬなぁ・・・ウム。

  • ちらちら出てくる話題が10年以上前のことでとても懐かしい。
    例えば江戸東京博物館ができて間もなかったりとか。
    でも原田さんのエッセイとしては、凄くおもしろい部類には入らなかったかなぁ。

  • 15年前連載していた体験ルポエッセイなので、残念ながら時代のズレ感は否めない。
    が、逆にその当時行けなくて既になくなってしまった施設を知れたのが嬉しいかも。


  • 百聞は一見にしかず・・・ってことです。
    興味を持ったことには何でもトライ!
    世の中知らないことばかりですよ。
    世の中知らなくてもいいことばかりですよ。
    ノーパンしゃぶしゃぶなんて未だにあるんだろうか?気になる。

  • 只今読書中

  • 見学大好き!!未知の世界大好き!!!な私には行ってみたいところが山盛りだった。やっぱり眼で見て感じんとわからんよねー

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著者プロフィール

作家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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