クリスマス・イヴ (講談社文庫 お 35-20)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 269
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062636698

作品紹介・あらすじ

山深い別荘でのクリスマス・パーティに向かった敦子と喬二。夜になって到着したその別荘はまっ暗で、荒らされた室内には友人の血まみれの死体が…。雪に閉ざされ孤立した別荘地でイヴの夜に起こった恐ろしき惨劇。凶悪で強靱な殺人鬼から果たして逃れることはできるのか!?恐怖と緊迫の傑作長篇サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 和製ジェイソン。
    何か仕掛けがあるのかと思ったが、純粋なるサスペンス。
    始終手に汗握る展開で、犯人が一体何者なのかよく分からない所も怖い。

  • こういう惨劇モノ嫌いじゃないんだけど、
    短いせいか?もっと細かいストーリーとか
    設定を欲しかったかな。。。

  • 2019.12.22 読了。

    クラインの壺が面白かったので、期待して読んだ作品。
    まさかのどんでん返しがあるのかな、と思いきや、ミステリーじゃなかった!

    ただただ、『13日の金曜日』を読んでいただけ、って感じ。

    時代なのかな、男が女性に態度や言動が厳しい、というか普通に差別しているのをむしろギャグ要素みたいに取り扱っているのが気になった。

    最後はこういうドッキリでした!で終わるんだろうなー、と思っていたのに本当に何の救いもなく終わった。
    しかもありえない幸運?で生きてるってなにこれ。

    一言で言うと、
    B級スプラッターホラー作品。

    あと、クリスマス・イヴである必要性ある?

  • 岡嶋作品ですがミステリ要素はなく純粋なホラーサスペンスですね。山荘でのクリスマスパーティに呼ばれたカップルが到着するとそこは既に惨劇のあとだった…その後「13日の金曜日」を彷彿とさせる恐怖が襲ってきます。ジェイソンと比べても少し前に読んだ綾辻氏の「殺人鬼」(←これが強烈すぎるけど)と比べても相手が人間らしく感じるので襲われる恐怖や痛さは私には想像より少なめで、むしろ逃げている間の雪の中の寒さや川の水の冷たさを痛いほどに感じる読書となりました。リーダビリティは抜群です。読み始めたら最後まで一気でした。

  • 2017年15冊目。
    岡嶋二人作品じゃなければそれなりに楽しめたかもしれないけど、個人的にはなんからしくないかなーというような作風に感じたのでそうでもなかった。
    最後もちょっとあっけなかったかな。

  • 綾辻行人氏の「殺人鬼」程度のグロ耐性、恐怖耐性が無ければ、手を出さないのが賢明。
    私はもう読まない。

  • 面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    クリスマスに別荘地で、ドンドン人が死んで…ジェイソン?本当に面白かった。

  • 雪に閉ざされた別荘地で殺人鬼に追われるという、スプラッタ・ムービーの小説版。「13日の金曜日」のよう。
    ホラーの純粋理想形、正体不明の殺人鬼に追われる恐怖に焦点を絞った小説とのことだが、全編これだと読むのが辛かった。
    (図書館)

  • 激突のようなスリル感だが、・・・

  • ミステリではなくホラー。
    とにかく殺人鬼から逃げまくって罠をかいくぐる話。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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