パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 講談社 (1998年3月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637251

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パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに読み終えるのがもったいないと思った、引き込まれる話だった。最初はある社員に起こった日常が描かれているが、途中で、切り替わるシーンの内容と時系列が合わない!?と気付いたあと、交わらないはずの平行線が近づいていく感じにドキドキした。最後の「第九章 覚醒」では疑問点がきれいに発覚してスッキリするが、どうも麻由子だけはスッキリしない存在。人のことを考えている優しい人なのだろうが、中途半端な意見しか述べず、大事な時の態度が曖昧で、この結末に見合う程の魅力がこの人にあるとは私にはわからなかった。悲しいお話ですが、ハラハラ感と、きちんと謎解きされるサスペンスが好きな方にオススメの本。

  • 自分が原因で壊してしまった関係は、全て忘れ去る以外に取り戻せないのだ。でも実際には記憶の消去が出来るわけがないのだから、自分の今までの想いも出来事も全て無かったことにして忘れ去るよう努力する。そうして初めて前のような関係に戻れるのだと。ただ、それを相手に証明できない限り、元の関係に戻れないのも事実なのだ。恋愛においての苦悩をリアルに描ききった傑作。
    ただ、なぜ智彦があそこにいると思ったのかということや、記憶の改編システムなど、細かい点で若干ご都合主義的に話が流れていたところがあったので-1です。

  • 一つの記憶と、もう一つの世界が合流していき、真実に至る過程が素晴らしかった。

  • タイトルの「ラブストーリー」に納得。
    切ない内容ですね。

    嫉妬・ねたみ・理性で止められない想いなど、
    等身大の主人公の「リアルさ」に共感。。。

    記憶を消すことは、「イヤな過去を忘れたい」からではなく、
    「互いの過去がリセットされた状態で、出会った場合にどうなる?」
    みたいに前向きな気持ちとして捉えたので、個人的には少しだけハッピーエンドです。
    強引ですが、気にしない(笑)

  • いや〜面白かった。主人公の記憶が交錯しながら展開される物語は、疾走感とサスペンス感に溢れ、読み始めたら止まらなくなること必至。

    物語自体にミステリーを仕込む東野作品はすごく好み。そしてそこに重厚な人間ドラマが絡んでくれば間違いなく面白い。

    本作では主人公の恋愛と友情が描かれているが、エゴ剥き出しの心理描写が生々しくリアリティがあり心に刺さる。聖人君子でもない限り誰しもが抱える葛藤…、「考えてはいけないと思いながらも、考えてしまう…」。このあたりの描写がダークながらもある意味心地よい。

    そしてラストは…、言うまでもなく伏線がしっかり回収され気持ちよく着地。SF的なテーマを扱いながらもフワッとしたラストにならない物語の収束の仕方は、さすが東野さん。

  • 主人公の敦賀崇史は、毎朝山手線に乗り、並行して走る京浜東北線に乗る女性を見ていた…という出だしから、とてもパラレルワールド感満載。
    崇史と、彼の幼馴染で親友の智彦は理系の会社に勤め、研究員として働く。過去の記憶を改変できることを見つけるが・・・。
    そして智彦の恋人の麻由子に恋心を抱く崇史。友情と愛情の狭間で、みたいな生易しいストーリーではなく、過去と現在が入り乱れて、どうなるの、どうなるの!?とどんどん読んじゃう。
    しかし東野さんの描く男性って、朴訥でそっけないが女性をひたむきに愛しているのが多く、女性もちょっと大和なでしこっぽい人が必ず出てくるねー。そして湯川さんの名前も1回だけ出てきた。見つけてなんだか嬉しい。

  • どろどろの昼ドラを見てしまったような後味の悪さが印象的でした

  • 智彦の手紙に胸が熱くなる。「僕たちの友情に影響ない」と言い切れる智彦と、親友を出し抜いてまでも愛しい人を選ぼうとした崇史。嫉妬でずるくなっていく崇史の気持ちも分かるけれど、親友を失っても彼女が欲しくて奪おうとする彼が、寂しく見えた。結局どちらも失ってしまって、なお寂しくなった。最後まで麻由子がどっちつかずに見えてしまう。

  • ああ、東野さんって、こういうドロドロのラブストーリーも書くんだ!と感動した作品でした。本の帯に、「20代で構想し、30代で書いた。今はもう書けない。」というようなことが載っていたけど、なるほど、勢いのある作品でした。まさしく、人生を狂わせるような恋愛です。

  • 最初は???となりつつ読み進めていくと、だんだん謎が解けていって、引き込まれていく。このあたりはさすが東野圭吾さん。主人公の嫉妬深さと男としてどうなんだというのはさておき、謎に立ち向かう姿は応援したくなる。

    いやしかし、自分が事実と思ってたものが実は人為的なもので真実ではないってこわい。

  • 続きが気になって一気に読んだけど・・・
    設定的には面白い。でもあまりにも長々とひきずり過ぎる感が・・・

    1回読めばもういいかなって感じ。

    でもまぁ、近い将来
    本当に記憶改編なんてできちゃうことができたら
    こわいなーー。

  • 初めて東野さんの作品を読んでみたけど、読みやすくて面白かった。

    自分の記憶は客観的な事実とは必ずしもマッチしない。
    でも当人の記憶は、その人がそう思っていればその人にとってはそれが事実となる。自分の思考次第で、現実世界の見え方が全く変わってしまうんだなあと思った。

  • どっちが現実で、どっちが虚の世界なんだろう?そんな思いを持ち続けて、読み進めた。なるほど、どっちも・・・・。っと思うと、一気にこの物語が好きになる。
    消したい記憶、過去なんて誰にでもある、私にも。記憶が改編できて、「理想の自分」「理想の現実」で人生を生きれたら、どんなにいいだろう?その方が、人生おもしろいかもと思ってしまう事は、いけないんだろうな~。

  • ドンデン返しって感じではなく、普通に呼んでいくと、なんとなくそうだろうなぁという感じに進んでいく。
    だけど、残り1/3ぐらいから、この後どうなるんだというようにストーリーが気になってしまいます。
    終わった後の余韻が今までで一番かもしれません。
    すごく切ない。
    智彦に感情移入しました。

  • 初めて、東野圭吾読みました!
    面白かったですが、最後のオチが

  • 記憶を改編するお話。
    本当に出来てしまったら大変なことになるだろうな、、、

  • 読みやすい内容であったが、いまいち心に迫るものは無かった。

    親友の恋人が過去に自分が一目惚れしていた相手だったら。
    しかも、相手も少なからず、自分を意識していた事が分かったら。

    どうするんだろう。。。
    どうしたらいいんだろうか。。。

    正解は無い。
    けど、きっと親友を傷つけても、相手を自分のものにしたいと考えてしまう気がする。

  • まず、始まりが実にうまい。
    思わず、はっと声が出、苦笑
    引き込まれました。

    なかなかに、複雑。
    最後まで読んでもう一度読むとよりわかるかもしれないが、やろうとも思えない笑

  • あゆみブックスでおすすめしていたので購入。最初は進まなかったけど最後は5章くらい一気に読んだ。
    主人公がとにかく混乱している。自分の記憶が正しいのか、現実とはなんなのかをもがきながら解いて行く、読んでいる方も過去と現在?記憶?なにが本当?と混乱させる。面白かったけど、結局は三角関係の切なさ、若さ、人の弱さを感じ少し虚しさの残る小説だった。

  • 読みやすいし面白い!!
    二つの世界がシーンごとに区切られて交互に描かれていても、どちらの世界を読んでいるのか、主人公・敦賀崇史と共に混乱してしまいました。

    後半にかけて、過去の記憶が結びつく。「あー!あれはそういうことだったのか!」と驚きばかり。

    「私」という存在について考えさせられる本でもあります。
    おすすめの本がまた一冊増えてしまいました(笑)

  • 出だしに心惹かれた。集中力を使うため読み進めるごとに疲れてしまった。再読したらもっと良さがわかるかと思うが、重くてなかなかページをめくる気になれない。

  • 武者小路実篤の友情を思い出した。男の子同士の女をめぐる心の動きってなんだか不思議。動きの大枠は一緒なんだけど、細部が違う感じ。

  • 友情をとるか愛情をとるか…
    親友をとるか恋人をとるか…
    完全に恋愛小説だと思って読み進めて行くと、やはり東野圭吾と言ったところでしょうか。ミステリーと化してくる。しかも本格ミステリーと呼んでいいでしょう。
    最初は主人公も感じている違和感を感じながらの読書ですが、最後に謎が溶けて読後感はまあまあ。
    私が私を探す物語。
    面白かったです。

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