運命を拓く (講談社文庫)

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著者 : 中村天風
  • 講談社 (1998年6月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637398

運命を拓く (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  以前の天風氏の本を一度、読んだことがあったので、
    又読んでみた。
     何も言えない! ただ ”真” ”善” ”美”・・・

  • 言葉と人生の章が感じるところが多かった。18/10/2013
    ー引用ー
    私は今後かりそめにも、我が舌に悪を語らせまい。否、一々我が言葉に注意しよう。同時に今後私は、もはや自分の境遇や仕事を、消極的な言語や、悲観的な言語で、批判するような言葉は使うまい。終始、楽観と歓喜と、輝く希望と溌剌たる勇気と、平和に満ちた言葉のみで活きよう。そして、宇宙霊の有する無限の力を我が生命に受け入れて、その無限の力で自分の人生を建設しよう。

  • 天風会の教祖様がその修練会において会員達に授ける講述(お説教)を弟子が本にまとめたものです。現代的にはいわゆる自己啓発本として読めるでしょう。同じことが繰り返し繰り返し語られていますが、いろいろと良い言葉、人生訓がちりばめられています。要は、病は気から、何ごとも気の持ちよう、勇気と信念を持って積極的に生きよ、プラス思考で生きよ、考えたことが実現するんだ、的なお話です。宇宙の気を自分の中に取り込め・・・と言われると、ある意味「元気玉」的ドラゴンボールの世界ですが。天風さんは色んな体験をされ医学の学位なども取得して科学的な知識も豊富だからか、既存の宗教を信じるのは頭が悪い人間のように批判していて、自分は真理を悟っているとしています。でも、神仏と言う代わりに、”宇宙真理”、”宇宙霊”という人間の命の源というものを持ち出します。説明が難しいことは何でも”なぜなら宇宙真理がそうなっているから”で終わり、というのは明らかに宗教です。

  • 天風さんはものすごく直球勝負の人である。きっぱり言い切る言葉の数々は清々しいばかりで読んでいて気持ちがよい。

    「常に心をして思考せしむることは、”人の強さ”と”真”と”善”と”美”のみであるよう心がけよう。
    たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。否、一切の苦しみをも、なお楽しみとなすの強さを心にもたせよう。
    宇宙霊と直接結ぶものは心である以上、その結び目は断然汚すまいことを、厳かに自分自身に約束しよう。(座右箴言)」

    そう、よい意味での強気でもって毎日を過ごしていかなければ!

  •  タイトルがアレなんだけれども、宗教書というよりは哲学書といった具合。

     講演録。この中村天風というおじさんは、やんちゃだった学生時代に頭山満に拾われて、日露戦争の時には諜報活動を行なっていたんだが結核を患ってしまう。で、スパイをやめた後はアメリカやらパリやらイギリスやらで医学を勉強するがとーんと治らない。で、ほとほと困り果てていたところ、船でたまたま出会ったヨガ行者のおじさんに連れられてカンチェンジュンガで修行をしていたら見事に病気を忘れることが出来たので治りましたとさ、という経歴を持っておる。で、昭和40年代、92まで生きたというから大した人物には違いない。

     教えとしては徹底した積極性を持って人生を生きる、という一言に集約されます。超アグレッシブ。
     なんでそんなに積極的になれるかというと、そも、道具や火を使い、文明を発展させてきた霊長類の人間がこうして存在していることに意味があるんだとしたら、人間としての役目をフルに活かすのが生きる意味ではないか、というところが基本ベースにある。ネガティブさや後ろ向きな気持ちを持つがゆえに不幸やネガティブな事態が起こるのだ、とさえ書いてある。

     非常に良い事ァ書いてあるとは思うのです。が、用語のチョイスがおっかない。真理、宇宙霊、オーラ、悪魔……80年代、そして95年オウム、などなどどなどな、社会的なオカルティズムの洗礼を受けた今の読者にとってはかなり読むのに抵抗があるかもしれない。なにしろ昭和40年代に92で亡くなった人の言葉のチョイスだ。まだそういう、心霊商法みたいなのが活発化する前の人の言葉のチョイスだ。
    ……かといって、「現代に受け入れやすい形に」と、用語を差し替えるわけにはいかないのでしょうなぁ。こういう人には熱狂的なシンパがつくだろうし、原点を改変するなどもってのほか、であろう。

     どうしても人間がネガティブになる人は、読んでみても面白いかもしれない。この本は決して新興宗教の本じゃないですよ、生きる哲学の本ですよ、と先に断っておかないと、どうしても手に取りにくいところはあるだろうけども。

  • 人生、壁に当たるのが普通のこと。
    それを逃げたり、不平不満を口に出したりしたくなることもある。
    生きていることだけで、有り難いと思う。周りに対する言葉が変わる。
    一冊の本で、これほどの仔細に亘り、人生の本質を学べるものは、類書がない。

  • 相当ためになる内容ですね。書評が良かったのと値段が安かったので購入しましたが、購入してみて良かったと思いました。

    心のおきどころで見方が変わる・・・仕事探しの現在だからこそ身にしみてきます。今までの経験や知識で物事を判断しないで積極的に取り組みたいと思える1冊でした。

  • 感想ー定期的に反復して読みたい本。人間の存在を根本から考える上
        で、参考となる哲学を提供する。
    メモー宇宙霊→人の霊(肉体+精神(潜在意識←実在意識)
        積極的・肯定的な実在意識が潜在意識に働きかけ、よい霊とな
        る。

  • もはやこの手の宗教的自己啓発本を、自分は受け付けなくなっている。曰く「積極的に生きよ」「言葉を大事にせよ」「夢を明確に描け」…凡百の自己啓発本と何が違うのか、最後まで判らなかった。加えて「宇宙霊」「宇宙真理」などの言葉。皆、胡散臭さを感じないのだろうか。

  • 明治生まれがアファメーションを唱えるとこんな感じ、というところか。人生かくあれかし。素晴らしい本ではあるが、考え方は少々古臭くなってしまっており、現代では読む人を選ぶ本なのかも。谷口雅春さんの本を読んだ時のような感覚になった。天風ファンは多いけれど、古典として論語のように残る本になるのかなぁ?

    私はあんまり好みじゃなかったです。

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