- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062637473
感想・レビュー・書評
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帚木さんはこういう作品も書かれるんだなぁ。
私は純愛物語と言っても良いと思う。
叶わない恋、祝福されない恋も全力で落ちたいと思ったなぁ。
俊子も真紀も夫と子供がありながら、別の人を好きになってしまう。
俊子は欲望のままに達士との逢瀬を重ねる。真紀は想いを抑えながらも少しずつ慎一への気持ちを深めていく。
最終的に二人の運命は対照的な結末となる。俊子は達士を不慮の事故で失う。真紀は慎一に想いを打ち明け、結ばれる。
慎一への真紀の想いーー好きになってはいけない、けど寄りかかってしまいたい、もどかしさ。分かるなぁ。
大人の純愛物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛小説です。そういった分野を好む人には良いかも知れません。帚木さんの文章が好きなので読んでる最中は結構熱中できるのですが、終わってしまうと何も残ってないような気がします。どうもこの手の恋愛小説は私には似合わないのでしょう。
それと帚木作品に共通しているのですが、私にはどうも最後の一章が「くどい」感じがします。
ちょっと生臭いかな。もっと将来の予感で終わった方がすっきりしたか・・・と。恋愛小説としての出来も、むしろ「賞の柩」の方が良いかも知れませ
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2000.01.01
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帚木蓬生らしい、季節の香りを感じさせる叙情的な物語。
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レビュー
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不倫ものなんだろうけど、大人の純愛小説。