結婚疲労宴 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 139
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637558

感想・レビュー・書評

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  • 鷺沢さんのエッセイを読んでいたら酒井順子さんが登場したので、
    久しぶりに彼女のエッセイを手にしました。

    背表紙に「必読爆笑ブライダルコラム」と書いてある、
    まさにその通りのエッセイ。

    酒井さんって本当に観察眼が鋭くて
    とても面白くかつ「ふむふむ」と頷かされるような文章を書く天才。

    と改めて思いました。
    本当に頭のいい方なんだろうなぁと思う。

  • 結婚の「夢」を見事に打ち砕かれて…笑えます。

    感動のプロポーズに始まり、結婚準備、結婚式当日の朝、披露宴、新婚旅行、とにかく細かくいろぉんなことについて書かれてるんですよ。
    本音と建前とか、なんかちょっとショックな部分もあったりしますが…。

    ほんとすごく皮肉った書き方されてるんですけど、でも現実ってこんなものなのかなぁと思ったり…。

    結婚したくなくなるかもですね(苦笑)

  • 10年前のエッセイなので、今の流行りとは若干違う。「ベイク・ド・アラスカ」って見たことないし。著者は基本的に披露宴が好きらしく、たいして毒舌でもなく中途半端な印象。

  • それでも人は結婚するのだ。


    酒井さんの視点は意地悪なようでなかなか的を得ていると思う。面白いけど実際身近にいたら怖い人だなぁ。

  • 何となく皆感じながら言えない結婚のしがらみ。これを経て大人になるのかなー。久々のエッセイで楽しめた。

  • 読んでいるだけで面倒くさくて疲労してしまいました。もう少しサクッと読めるかと思っていたけど。

  • 大好き酒井さんの相変わらずの作品。

    神秘化されてる結婚を、独自の視点からつっこみ入れてて、それが絶妙に現実感を帯びており、良くも悪くも結婚てこんなもんって思えた。
    結婚ていうくそめんどくさい儀式を2人でこなすことに、人生の通過儀礼としての意義があるってとこにすごい共感した。

  • 結婚への幻想と、実際についてまわるわずらわしい手続きや儀式の現実をテーマごとにひとつずつ本当のことをミもフタもなく明らかにしてゆく解説本。自分は20代で結婚したのでテーマの半分以上は当時あんまり深く考えずにスルーしており、そうかそういうこともあるのだなと新鮮でした。引き出物を巡る章がすごくリアル。

  • 結婚“疲労”宴。まさしくその通り!! 20人近く出席させていただいているおひとりさまとしては、共感しまくりで、楽しめた。

  • 披露宴というよりまさに疲労宴。

    婚約指輪をいらないという女性は、頼らず働き続ける女性というところに
    なんとなく共感(笑)
    プロポーズをされたら何より先に頭に浮かぶのはゼクシィみたいな雑誌だとか、
    ブーケトスは若くないとさみしい結果になるとか。
    白いドレスは、いわゆる「制服」だから憧れるとか。

    結構さらっと読める本。

    2009.10購入¥105  /  2009.11.12読了

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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