周作塾 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 253
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637909

作品紹介・あらすじ

金持ちになれる、女にモテる、人生を豊かにする、ツキを呼ぶ――「読んでもタメにならない」とシャレながら、楽しい人生をおくるための機智溢れるヒントを満載して綴る長編エッセイ。諧謔とユーモアをたっぷり詰めこみ、時代の風俗、生きるとは何かについてユニークなメッセージを熱く語る。


楽しい人生のためのおもしろヒント。
ツキを呼ぶ、金持ちになる、モテる秘策をユーモアで綴る文庫オリジナルエッセイ。

金持ちになれる、女にモテる、人生を豊かにする、ツキを呼ぶ――「読んでもタメにならない」とシャレながら、楽しい人生をおくるための機智溢れるヒントを満載して綴る長編エッセイ。諧謔とユーモアをたっぷり詰めこみ、時代の風俗、生きるとは何かについてユニークなメッセージを熱く語る。文庫オリジナル。

感想・レビュー・書評

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  • 約20年以上も前に連載されていたもの。

    世の若者読者向けへのメッセージが多く含まれているだけにその頃リアルタイムで読んでいればガツンとこたえたのだろうが、今になって読むといくぶん自分も歳をとりすぎており、ターゲットの読者層から外れてしまっていることを再認識しては醒めて眺望するような気分にならざるを得なかったのが惜しまれる。

    それでも彼が努力して得た知識、思考、物事への取り組み方を分かりやすく分け与えてくれているところには好感が持てる。誰かのレビューで「小説作品とのギャップがよい。」と書かれていた。こちらも手を出さねばである。

  • 仏教で無意識の事を”アーラヤ識”という。「アーラヤ」とは「溜る所の意」。「ヒマーラヤ」とは「ヒマ(雪)」が「アーラヤ(溜る所)」の意/英単語を覚える時、意識して覚えるより、「腹式呼吸」を何度も繰り返し心を無意識状態にして暗記する方が効果がある/結核予防ワクチンのBCGをブラジルでは気管支炎や喘息の治療薬として使っており、成人では実に60%が著効、40%が有効という成績だった/痔の薬『紫雲膏』=花岡青洲作った薬。青山学院大の後ろの平田病院では、患部を縛って腐食液を塗る。2週間くらいで患部が腐って落ちる

  • タメになったりならなかったり、この人が語る講演会はきっとおもしろいだろうなと思います。
    色んなことに興味があるんだなと関心しました。だから「沈黙」のような純文学から「王妃マリーアントワネット」のような歴史もの、「砂の城」のような青春もの、「ぐうたらシリーズ」のような肩の力が抜けるエッセイまで色んなジャンルが書けるんですね。
    最初に書かれていた名前を2つ持つこと、友だちを作る方法として笑顔でいること。この2つが一番印象的でした。

  • タメにならないようで、教養や品格を養うことの重要性を著者は問いている。

  • ためになる話もあって面白かった。

  • ・好奇心を持て
    ・無意識への暗示をかけろ
    ってのがキモかなあ。
    人生を楽しむための指南書として若者以外でも読んで有意義なんじゃないかと思いました。
    一番グッときたのは、「よく拭くから痔になる(痔になならない奴はちゃんと拭いてない)」という説でした。まあ今だとウォシュレットがあるからね~(^_^;)

  • 読むと元気が出た。
    狐狸庵先生から若い世代へのプレゼントだなあと思った。
    70%共感、残る30%共感できないのは、やはり男女の違いかなあ。
    にしても浪人して悩んでる若い人がいたら絶対この本プレゼントしたい。

  • 「タメになる」本と書いてあるのはたいがいタメにならないが、「タメにならない」と書いてあるのは、案外タメになったりする。

    人生をちょいと豊かにする小知恵がたくさん。

  • ものすごくタメになった
    人生観がまるっきり変わったといっても過言ではない程。
    若い今のうちに読んでいて本当によかった

  • 非常に面白いです。

    若い人が読んだらいいんじゃないかな。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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