スウェーデン館の謎 (講談社文庫)

  • 2434人登録
  • 3.42評価
    • (128)
    • (262)
    • (709)
    • (30)
    • (6)
  • 207レビュー
著者 : 有栖川有栖
制作 : 宮部 みゆき 
  • 講談社 (1998年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637930

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 再読。
    トリックだけよく覚えていました。
    でも死体移動のあとがあったかどうかは
    フェアに教えてもらいたいなと思います。
    ネタばれになりかねませんが、
    その重さは罪の重さ、うんぬんのあたりをよく覚えています。
    事情的な意味合いで長編のなかで一番好きです。

    火村センセイの「風のように」は正直笑いました。
    だって相手アリスだよ? センセはそれでいいの?
    それでもかっこいい火村助教授が好きです。

  • なぜかコレを読むと金田一少年の絵柄で脳内再生される。

  • 雪の密室。離れの家屋に他殺体があるのだけど、雪に残された足跡は被害者が家屋に向ったと思われるものだけ。犯人はどうやって来て、どうやって去ったのだろう?家屋自体には、鍵がかかっておらず、密室ではないのだけど、状況から考えるとあり得ない謎の物語です。

    足跡以外にも謎が提示されたり、伏線が色々なところに張られています。読んで行く中、自分でも考えているわけですけど、全部を繋ぎ合わせて一つに帰結させるのはやっぱり難しいですね。何点かは推理通りだったのだけども…いやはや。

    トリックについて。
    少し綱渡りの部分があるので自分だったら少し怖いですかね。だけど、無事に済めば確かに強固ではあるので、実行する価値はあるのかもしれない。まあ、伏線から察するに、本人にしてみれば勝算はあったのでしょう。

    探偵役の登場が少し遅いので、その点を気にされる方もいるようです。それでも推理作家である主人公があれこれ推理する様も論理的で面白いので、物語がダレてしまうこともないですし、文章のテンポもいいので、スイスイ読み進められるのではないでしょうか。

    物語の終わり方が少し切ないです。
    もし自分がこの立場だったらどういう選択をするだろう、と考えさせられます。大切な人を守るというのはどういうことなんだろう、と。

    考えた末に、結局は対価を支払うしかないのでしょう。
    興味があればご一読を。

  •  わりあいシンプルな謎ひとつ。雪の上の足跡というものだから、はっきり言って古典的である。首が飛んだり次々と人が吹っ飛んだりする派手な殺人事件を読みつけてしまうと、このシンプルさがかえって懐かしい。これできちんと一冊の長編を読ませてしまうのだから、たいしたものといわなければならないだろう。解決を読んでも、ほとんどドラマチックなものを感じなかった。最後の手がかり、もっと早く出すべきではないかなって思った。
     ただ、探偵コンビが軽妙で気持ちがいいので、読んでいて飽きることがない。楽しく、すっと世界にはいっていけたのはなかなかよかった。

  • 火村先生かっこいい

  • 国名シリーズ、本巻は長編。
    今回の有栖さんは、ポワロの相棒ヘイスティングスばりに、ロマンチック。

  • 「国名」シリーズでは初の長編です。
    舞台は福島県ですよ!!!
    磐梯なので、地元ではありませんが。

    アリスは取材旅行中で、裏磐梯のペンションに滞在している。
    ペンションの隣には「スウェーデン館」と呼ばれる邸があって、童話作家が家族と暮らしていた。
    童話作家には息子・ルネがいたが、湖に落ちて亡くなってしまう。

    悲しい過去を知る同志達が集まった晩、殺人事件が起きる。
    アリスの要請を受けて火村先生は風のようにやって来たが、あざ笑うかのように再び事件が起きる。

    アリスは三十代半ばとは思えないくらい可愛いですが、それでも当作では珍しく女性を意識しています。
    美しいスウェーデン人の妻・ヴェロニカと二人きりになった時、ちょっとヤバい空気になった気がします。
    アリスは紳士なので、襲いはしませんでしたが。

    とはいえ、やはり火村先生とは仲良しです。
    雪掛けなんかしてカップルかよ(笑)

    火村先生は子供の扱いが上手だったのね。
    案外、結婚すると子煩悩になるかもしれません。
    ただ、火村先生は女嫌いだもんなあ。
    しかも、アリスとラブラブだし(苦笑)

    当作では、雪によって閉ざされた密室が出てきます。
    「スウェーデン館」と別館の間にある足跡がトリックになっています。

    ネタバレをすれば、犯人はヴェロニカで、共犯は夫です。
    夫の体重=女性二人分という点を利用したり、被害者である姉妹をすり替えたりしています。
    パズルは苦手なので、トリックに気付きませんでした。

    殺人の動機は、息子の死でした。
    後味の悪いオチですね。

    誤って使ってしまった「僕にまかせて」。
    火村先生が即興で作った物語。
    「人を殺したいと思ったことがある」というセリフ。

    火村先生は初登場の時から「人を殺したいと思ったことがある」と言っています。
    いつ、どうして、そう思うようになったのかは、まだ明らかにされていません。

    火村先生は、今も何かと戦っている。
    火村先生の過去を知りたいですが、全てが分かったら完結しそうです。
    それはそれで複雑ですね。

  • 取材旅行で磐梯を訪ねたアリス。
    ペンションの隣に北欧風の風格あるログハウスがあった。
    家主は童話作家、その妻はスゥエーデン美人。
    おとぎ話のようなその館は人呼んでスゥェーデン館。
    しかしそこには過去の悲しい少年の話があり、さらに今回殺人事件がおこる。


    火村シリーズ。
    雪がつくりだす密室と折れた煙突の謎。
    古典的な謎でありながら解くことはできない。
    火村先生が現れるとたちどころに事件は解決してしまいます。読み物としてはアリスが孤軍奮闘するところまでか。
    アリスの人となりというのでしょうか、ペンションのオーナー夫妻はもちろん、のんびりした童話作家も、陰のある人妻も、気難しい老人もアリスには心を許し会話を楽しみます。やはりこのシリーズはアリスあってこそ。
    上品な知的会話が楽しめてとてもよかった。
    もともと短編をと依頼されたところ、トリックを思いついたらあっというまに長編になったとのこと。
    文才のネ申に感謝したいところ。
    解説は仲良しとして有名な宮部みゆき氏。氏曰く「有栖川有栖は優しい」と。
    被害者にも加害者にも理由があり、ちょっとしたきっかけで不幸な話になり、かばう者があり、トリックが生まれて、結局それを火村准教授(この時は助教授の肩書)が暴いてしまうが、それもまた一種の優しさであったりして。
    わかるなーーと思いながら読みました。満足。

  • 海豹の読みをど忘れして、
    思い出そうと本を一旦閉じて右斜め上を見る
    くじら・いるか・トド...
    乙川氏の描写を読みながら、
    それっぽいものはないかと脳内検索。
    海の豹っていうくらいだから
    やっぱスマートな動物なのか、
    でもそれだと乙川氏の描写には合わない。
    そもそも、母なる海というけど、
    海の動物の漢字は、陸の動物ありきのものが
    当てられているのはなぜだろう、
    海が先だったら、ヒョウが豹ではなく陸豹、と
    表記されても良い気がする…
    と思考が脱線。

  • 足跡トリック一発で300ページはきつい。
    雰囲気補正があったとしても、絶賛されるほどの作品ではない。

全207件中 1 - 10件を表示

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)のその他の作品

有栖川有栖の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有栖川 有栖
有効な右矢印 無効な右矢印

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)に関連する談話室の質問

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)に関連するまとめ

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする