- Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062638517
感想・レビュー・書評
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コンピューターネットワーク”EROS”の会員が次々と殺される。ゆがんだ性・絶対なる神。ネットを自由に扱う犯人と、システムエンジニアの頭脳の闘い。
主人公ハーパー・コールの私生活も気になる。早く下巻が読みた〜い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【ストーリー】
シスオペの一人としてセックス総合サイト『EROS』を管理するハーパーが、会員の女性が犯罪に巻き込まれている疑惑を抱いて通報したことから、つながっていなかった殺人事件が連続していたものと明らかになる。被害者の特徴は殺害前に脳の松果体が外科的に優秀な技術で摘出されていたことだけである。彼女達に死の直前までオンラインで繰り返し接触していた謎の男の身元を探る。犯人に興味を持たせる女性に成りすましておびき寄せようとするターナー、だが、彼の妻とその妹にも、犯人の毒牙が迫る・・・。
【感想】
文章がとても読みやすくて主人公のキャラクターにも好感が持てました。犯人を罠にはめるためのチャットなど、結構ドキドキしました。初めて読んだ作者でしたが(映画『コール』の原作(『24時間』)の人だというくらいしか知りません)、かなり面白く読めたので、今は別の作品を読んでいます(そちらはちょっと読みづらくてなかなか進まない。)もともとハッカーの出てくる小説とか好きなので、これもツボにはまったようです。ハーパー可愛い。マイルズ×ハーパーだと思っていたのになぁ・・・・まあいいや(笑)謳い文句の『「羊たちの沈黙」にも匹敵する興奮のスリラー!』は言いすぎだろうとは思いますが・・・。印象的で、結構好きな作品です。