神の狩人 下 (講談社文庫 あ 72-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638524

感想・レビュー・書評

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  • 自らの経験を基に生み出した女性を武器として、殺人鬼と対決するシスオペのコール。彼が知る犯人の壮絶な過去と性への執着がおぞましく、90年代のサイコスリラーってこんな感じだったよなとふと思い出した。その際に起こった悲劇は辛い。コール本人の愛はどこにあったのだか、というのも考える。

  • 登場人物に魅力がない割りには(マイルズは憎めなかったけれど)、上下巻かなりのページ数なのに先が気になりどんどん読ませてくれた。   

  • 犯人とそれを追う主人公のやりとりが、ネット上という虚構の場で行われるというところに面白さを感じる。

    自ら姿を現わして、滔々と自説を披露する犯人より、その発言を一度も耳にすることがなかったカーリーと、最後の方では全く姿が消えてしまったマイルズのほうが、キャラクター的には興味深かったのだが。

    『羊たちの沈黙』に匹敵する云々という帯の惹句は、いくらなんでも誇大広告だなぁ。

      Mortal Fear by Greg Iles

  • 表紙に惹かれて手にした小説ですが、面白い!!
    ちょっと卑猥な表現や残虐な描写もありますがノンストップで読めます
    訳者の雨沢泰さんが上手ってのもあるんだろうなあ〜

    やっぱり海外作家さんは訳次第ってとこありますよ、うんうん

  • ハーパーの妻、ドールにとにかく魅せられる。最後の最後まで気を抜けない展開。クライマックスの細かい描写に、私は現場にいたような感覚になった。

  • 【ストーリー】
    シスオペの一人としてセックス総合サイト『EROS』を管理するハーパーが、会員の女性が犯罪に巻き込まれている疑惑を抱いて通報したことから、つながっていなかった殺人事件が連続していたものと明らかになる。被害者の特徴は殺害前に脳の松果体が外科的に優秀な技術で摘出されていたことだけである。彼女達に死の直前までオンラインで繰り返し接触していた謎の男の身元を探る。犯人に興味を持たせる女性に成りすましておびき寄せようとするターナー、だが、彼の妻とその妹にも、犯人の毒牙が迫る・・・。

    【感想】
    文章がとても読みやすくて主人公のキャラクターにも好感が持てました。犯人を罠にはめるためのチャットなど、結構ドキドキしました。初めて読んだ作者でしたが(映画『コール』の原作(『24時間』)の人だというくらいしか知りません)、かなり面白く読めたので、今は別の作品を読んでいます(そちらはちょっと読みづらくてなかなか進まない。)もともとハッカーの出てくる小説とか好きなので、これもツボにはまったようです。ハーパー可愛い。マイルズ×ハーパーだと思っていたのになぁ・・・・まあいいや(笑)謳い文句の『「羊たちの沈黙」にも匹敵する興奮のスリラー!』は言いすぎだろうとは思いますが・・・。印象的で、結構好きな作品です。

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