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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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いってみれば国全体が、原発という飛行機に乗っているようなものだ。搭乗券を買った覚えなんか、誰もないのにさ。だけどじつは、この飛行機を飛ばさないことだって不可能じゃないんだ。その意思さえあればな。ところがその意思が見えない。乗客たちの考えが分からないんだ。一部の反対派を除いて殆どの人間は座席に座っているだけだ。腰を浮かせようともしない。だから飛行機はやっぱり飛び続ける。
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我々の周りに存在している原子炉が、ひとつの顔だけを持っているわけではないことの証であろう。彼等は様々な顔を持っている。人類に対して、微笑むこともあれば、牙を剥くこともある。微笑みだけを求めるのは傲慢である。
― 621ページ -
子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る
― 621ページ
みんなの感想・レビュー・書評
かなり厚い本でしたが、結構、短い時間で読みました。背景にはいろいろありますが、早朝から、10時間ほどの間の出来事だったと、あらためて思って驚きました。内容が濃かったように思います。
科学的な内容も面白いですが、解説にもあるように子供がキーワードの一つになっているのも引き込まれる理由だと思います。主犯の二人にも少し同情?してしまうような...全体的に自分にとっては好きな内容でした。良かったです。
原発の全停止を求めて、ヘリを乗っ取る。現在の状況に通じるものがあり、ぞっとした。最近の作品かと思って見たら1995年。以前の状況も同じだったのかも知れない。いろいろな本を読んでいると、原発の危険性が書かれているものに出会うが、それらは1980年代や1990年代だったりする。
過去からの警鐘が、事故が起きないと身近に感じられないことを強く思った。
この話が書かれたときは絵空事だったことが現実になりつつある今の状況。
何でこのタイミングでこの本を手に取ったのか考えたらちょっとぞっとした。
原発云々抜きでお話として読んだときに、
何故か犯人側に寄り添って読み進めていた。
それでも動機や細かい機微が理解しきれなかったのが残念。
すべての人に悲しみしか残らないラストは遣り切れなかった。
発表当初だったらおそらく手を出さなかったと思う。
読んだタイミングも鑑みて★4つ。
原発が脅迫されたっ!!著者初の冒険小説!
テロリストに奪われた無人大型ヘリが原子炉上空に!
テロリストの脅迫に日本政府、非情の決断――!!爆発物を積載した超大型ヘリコプターが、“天空の蜂”と名乗る男に強奪された。ヘリにはコンピューターによる遠隔操作で、福井県にある高速増殖炉の千数百メートル上空でホバリングを開始した。そしてヘリの中には、とり残された少年が1人!著者初の冒険小説!
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原発問題に揺れる今だからこそ読んでほしい、東野圭吾さんの中でもかなりおすすめの一冊です。
東野圭吾の作品の中では、少し物足りなかったほうです。ですが3.11以降問題視されている原発の問題を何年も前に書いていた東野圭吾はやっぱりすごいと感じました。この作品を読んでから原発のことをニュースなどで見るたびに、色々と考えさせられている自分がいます。
原発のお話。タイムリー。やっぱり、いつ読むかで感じ方が変わってくる。
立場が違えば思考も変わる。この本を読んで感じることでさえまさにそう。
自分の立場に縛られたくないし、利用もしたくないけど、自分の立ち位置をぼかすのは卑怯かもしれないとも思う。わからないから、は理由にならない。なぜなら、本当にわかることなんてありえないから。人に重きを置き、人が感情に重きを置くのなら、原発は反対。
う〜ん、東野作品としてはイマイチ。全編にわたって幼稚臭いというか素人臭い設定や展開が多く、ラストもブツ切りみたいな感じで、読後の満足感に乏しい。例えば『亡国のイージス』なんかと比べると、登場人物のバックボーンも含め、深みがないというか薄っぺらい。退屈はしないが、まぁ読まなくてもよい作品かな。
臨場感いっぱいで読みごたえもあって、長編にしては短い期間で読んでしまった。
特に前半、専門的な話が多くその辺はサラッと読んでしまったけど、恵太くん救出のシーンはドキドキしたり泣いたりしながら読んだし、ラストは一気に読んだ。
犯人ふたりがとにかく不気味。
沈黙する群衆。。
原発について、深く考えるようになった。
無意識のうちに沈黙する群衆になっていたかもしれない。
そして今この日本を東野さんは予想していたのかと思うほどだった。
ただ、最悪のケースとして。。
落ちないだろう、と思いながら読んでましたので、最後の結末は今一つ盛り上がりに欠けましたが、よくできていると関心ました。
今の原発事故を予期していたかのような内容で原発について改めて考えさせられました。
ただ、東野圭吾氏得意の人間模様については今一つ描写が薄かったような気がします。
今旬の原発が舞台の小説です。フィクションだけどやはり原発特にここでは高速増殖炉"もんじゅ"を破壊する事件に対して、政府や自治体、原発関連団体の考え方にリアリティーが感じられ納得したり考えさせられたり…
これはすごい作品だ。こんな本を12年も前に書けるなんて!今まさに日本で問題視されていることそのままだし。できるだけ多くの人に読んでほしいと思うし、常に考え続けないといけない問題です。
原子力発電所にヘリを落とす…というストーリーだが、東日本大震災の前に読み終えていたこともあって、実際に衝撃を受けた。
20年近く前に書かれた本。その当時に読んでいたら、おそらく「絵空事」としか感じられなかっただろう。絵空事ではなくなってしまった。登場人物が語るのと同じような内容の言葉をこの1年いくつも聞いた気がする。
去年の3.11以前に読んでいたら、多分これほど原発について考えることもなかったのではないかと思う。
読後感も、3.11以前ならば、「フーン」というくらいか。
原発の存在意義を問いかけた犯人の気持ちは、それこそ3.11を経験した今なら重く受け入れたいと思う。

原発を題材に起こりうる可能性を示しながら、警告を出す内容でした。最後は奇跡的な偶然で大事故を回避した感じが少し残念。






