魔界転生(上) 山田風太郎忍法帖(6) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645423

感想・レビュー・書評

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  • 一刀両断という言葉が似合う作品。一撃で決まるところが好き。

  • さすが山田風太郎というべきエンターテイメント作品。
    有名剣豪たちが色欲と力に染まって歪み、黄泉の世界から復活。
    それに対峙する柳生十兵衛との死闘。
    時代劇版スーパーヒーロー大結集であり、夢の対決を叶えてくれるというツボを心得たストーリー!
    闇堕ち設定はいつの世代でも読者の心をくすぐるという好例かと思います。

  • 下巻に記載

  • 感想は下巻。

  • 高校のときはまった。
    すごい面白い。傑作

  • 再読。言わずと知れた忍法帖、伝奇小説の金字塔。奇抜な着想、妖しくも美しい世界、そのどれもが素晴らしい。
    なによりも魅力的なのは、宮本武蔵、荒木又右衛門、天草四郎……忍法「魔界転生」により死から甦ってきた転生衆。序盤の大半を彼らの転生に費やす構成がサスペンスを盛り上げる。
    戦いの激化を予感させつつ〈下巻〉へ。

  • 6月19日に、吉祥寺の前進座に。お芝居観に行く前に図書館で借りて、上下巻とも読了!読み進むうちに、そこに引き込まれ、自分も巡礼姿で一緒に旅をしていたような。様々な大切な事、思い返すような、不思議な時間で魅了され。頭の中で描いていた世界を、次の日舞台で具現化して頂き、それぞれをより深く味わう事が出来た。
    やはり、もう一度じっくり読みたい。

  • 古風な文で読みづらいとこもある。だがそれがイイ!

  • 流石の一言に尽きる<●><●>

  • (上下2巻、読み終えての感想です)

     かつて読んだことがあるはずなのだが、映画(昔の方)の印象も強く、何かおどろおどろしいもののような印象が強かった。もっとも同じ作者の「忍法帖」シリーズはおどろおどろしいのが魅力で、それが読みたくて読みふけっていたこともあるのだから、それはそれで良いのである。
     ところが今回改めて読んでみて、びっくりするほどさわやかな印象を受けて驚いた。もちろんエロチックなシーンや凄惨なシーンはたくさん出てくるのだが、主人公である柳生十兵衛のいたずらっぽい魅力がいいし、なんだかんだ言いながらも、剣による戦いをメインに押し出している感じが、気持ちがいいのだと思う。忍術じゃこうはいかないはずだ。
     それにしても、かつて見たジュリー天草のあの映画はなんだったんだろう。まったく別物としか思えない。まあ、あの映画も楽しかったんだけど。今度の映画はどうなのだろうか。天草四郎をメインに出しているあたり、やっぱり別物かなって気がするけど。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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